健康になりたい人が知っておきたい「健康の7大条件」とは?


3 世界中の人に支持される(そして不思議と日本ではあまり報道されない)日本の食養生の大家・桜沢如一氏

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桜沢如一と聞いてピンとくる方は、食養生やマクロビオティックなどに触れたことのある方くらいでしょうか。

彼は食養生学(自然に則した簡素な食事によって、健康で長生きをするための方法)という学問を体系化したマクロビオティックの創始者です。ご本人も生来、肺・腸結核など、数々の病気で苦しみながら、食養生の方法を学び、健康を取り戻し、世界中にその理論を広めた方です。

日本ではあまり知られていませんが、欧米では有名な日本人の一人として「ジョージ・オーサワ」の名で知られています。ハリウッドのセレブに人気の「クシ・マクロビオティック」の久司道夫氏も、桜沢如一の弟子の一人です。

桜沢如一は「誰にでも分かりやすい健康の概念」を7つの項目で定義しています。
この条件にどの程度当てはまっているかによって、自分の健康状態が簡単に判断できるというものです。
(この条件に当てはまっていない項目が多い方ほど、食習慣が自然界の法則から外れ、肉体や精神状態が安定せず、それらが病気や性格となって表れると食養生では考えます)

4 桜沢如一氏が説く<健康の7大条件>

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1.疲れない
「朝起きた時に疲れが抜けていない」「慢性疲労が取れない」など少しでも疲れを感じているようなら、それは健康から離れている証拠です。
休息を取ったのに疲れているという状態は「内臓」の疲労があることを意味します。
内臓を疲労させるのはすべからく毎日の食習慣の積み重ねです。

2.ご飯がおいしい
これは御馳走を食べたら美味しいと感じるというものではありません。
一杯のお粥や、塩おむすびなど質素な食事でさえ、旺盛な食欲で食べることが出来るという状態を指します。簡素な料理に大いに食欲をそそられてこそ、丈夫な胃腸を保っていると言えます。

3.よく眠る
身体に負担を掛けないような食習慣をしていると、3~6時間程度の睡眠で充分足ります。
合わせて入眠時は3分以内に寝付けること、起床時はすぐに目が覚めて行動できること、という状態が健康的な睡眠です。

4.物忘れをしない
食習慣によって細胞が一番治癒力を発揮しやすい状態を維持していると、脳細胞も変化します。
記憶力は年とともに劣化すると思っている人も多いようですが、本来食養生をしていると、年とともに記憶力は上がります。物忘れが多い方は食習慣の誤りを改善してみましょう。

5.愉快でたまらない
本当に健康な人は、負の感情(妬み、怒り、怯え、苦しみ等)から解放され、どんな時も何をやっても「ウキウキ」「わくわく」していられます。
ポジティブな心境の持ち主はまさにここです。逆境を受け入れる器や、バネに変える勇気が自然と湧いてくることが、健全な心身を持っていることの何よりの証拠です。

6.思考も行動も万事スマート
健康な身体・心・脳を保っている人は、思考も行動も実に明快で敏速です。
身体が弱っていると、くよくよ悩んだり、悪いほうに捉えたりしがちです。
本当に健康な人の言動や行動は機敏で正確で、無駄がありません。

7.嘘をつかない
食を正すということは、自然界の理とともに生きるということ。
動物は食べるために他の命を頂きますが、無益な殺生はしません。
他人を騙したり、脅したり、傷つけたり、自分の罪を正当化する言い訳をするような心根があるうちは、心身ともに健全とは言えません。
万事万物に誠実で、周りに対する感謝の気持ちを忘れず、平和を愛する心が健康な身体には宿ります。
「自分さえ良ければ」という思考は、健全な魂には存在しないものです。

如何でしたでしょうか。
皆さんはどのくらい当てはまっていましたか?

この7項目すべてに当てはまっている状態を食養生では健康と言い、逆にこのような精神的肉体的状態を普段の食事で作ることを食養生と言います。

そのための理論は、流行り廃れのある健康情報とは大きな一線を画した「人間が人間らしく生きるための智慧」です。

昨今様々な健康情報で安易に「食養生」という言葉を使っているところをお見受けしますが、この条件について触れていない(目標としていない)方法はフェイクです。
ただの信憑性に欠ける健康情報の一つですので、本氣で不調や病気を改善したいと考えている賢明な方は区別してご覧下さい。

<参考文献>
「Macrobiotique Life Ⅰ(入門編)」西川勝也著

<参考リンク>
公益財団法人日本WHO協会
http://www.japan-who.or.jp/commodity/kenko.html

郷美由貴さんの治療院の案内

【使用不可】2016.10.19 12時ロゴバナー

【養生医療サロンあくあ美療鍼灸院】 院長 郷美由貴
はり師きゅう師(国家資格)
自然医食フォーラム認定食養指導士
天津中医薬大学検体解剖研修修了
正食協会マクロビオティック料理教室上級修了

記事についてのご質問はお気軽に下記メールまでお送り下さい。
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あくあ美療鍼灸院 郷美由貴
直近2週間分の食事内容を見れば不調の原因と治し方が分かる、鍼灸師兼食養指導士です。

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