皆さんこんにちは。Woo!編集長の高野です。今日は、女性部下を持つ上司の方に向けた研修をさせて頂く機会があるという仕事柄、最近感じる変化について書いてみたいと思います。
上司の意識の変化
女性部下を持つ上司の方に研修をさせていただく際に、最近私が感じる変化。それは、
1年前、2年前、3年前に比べて、上司の方の意識は確実に変わってきている
ということです。
数年前に研修をしていた時は、冒頭のディスカッションで「分かるけど、現実は難しい、無理だなぁ」「僕たちの時代はこうだったのに、今の若手社員は…」という発言が多かったように思います。ただ今年に入ってからは、
「時代は着実に変わっている。社員の意識も常識も変わってる。それにあわせて自分たちも変わらないといけない」
という意見が、冒頭からたくさん飛び出してくることに驚いています。
先日も「15年前は、若手のくせに有給を取るなんて生意気だ!という雰囲気があったけれど、今は若手であっても年間の有給はしっかり消化したいという傾向にある。だったら、想定の8割の勤務時間で問題なく業務がまわるように変えていかなければいけない」という研修参加者の方の意見に、皆さん強く共感されていました。
もちろん、同じ方に研修しているわけではなく、毎回参加者の方は変わりますし、研修している場所も違うので、正確に「意識が変わった」とは言い切れないかもしれませんが、ただ確実に変わってきているのはたしかです。
勇気を持って、歩み続けよう
毎日その会社で働いていると、会社の環境、仕組み、意識は以前とたいして変わっていないように感じてしまいます。そして、「うちの会社は体質が変わらないなぁ」とか「もっとこうだったらいいのになぁ」と思ってしまうことも多々あると思います。
ただ、数年前のその会社の状況を知る外部の人間が今、その会社を改めて見ると「以前に比べて大きく変わりましたね!」と驚く場面もよくあります。
現在は、女性向けサービスやセミナーも10年前に比べると随分増えました。家事代行サービス、ベビーシッターサービス、メンターマッチングサービス、女性リーダー研修など、以前は受け入れられなかったサービスが、少しずつインフラ化してきている感じもあります。
また、今年10月からは、政府による幼稚園・保育園料の無償化も始まります。
渦中にいると気づかないけれど、確実に時代は変わっている。価値観も変化してきている。それと共に、少しずつ、上司の方の意識も、働く人の意識も変わってきている。
だからこそ、私たち女性も、諦めず、勇気を出して、自信を持って、自分らしく働く人生を歩み続けていきたいものです。