Woo!(ウー)

「好きなこと」を仕事にできる働く女性に共通することは実は…?

働く女性であり、Woo!ネタリストの本山裕子さん。「人生って本当に面白いですよね〜。何が起こるかわからないし、こうしたいと思ったら本当にそうなっていくんですよー。」30代前半とは思えない落ち着きと包容力があり、ぶれない芯を持つ素敵な働く女性。心理カウンセラー、筆跡診断士、書道教室を開催される、美文字運気アップマイスターです。

1.好きなことをして生きる道もあるんだ!という発見。

ー本山:学生の頃は、なりたいものなんて全くなかったんです。目標もなかった。大学に入ってみなが就活をはじめても、自分には企業で働くイメージが全く湧きませんでした。「でもみんな就活してるしな〜自分もせないかんよな〜」という感じで就活をはじめて、企業の採用活動も終わり頃だったのですが、拾って頂いたのが新卒・中途作用、研修を行う人材系の会社でした。

なぜ人材系の会社に入社したかというと、「自分にはやりたいことはないしわからないから、会社に入ってから見つけよう。それには、いろんな業種や職種の人達と出逢える仕事がいいんじゃないか。人材系だったらきっとそれができる。」と思ったから。

入社後は営業に配属になり、様々な業種の方とお会いすることができました。結構私って不器用でして、メール1つ送るのにも「あーでもない、こーでもない」と1時間くらいかかってたんですよね。人前で話すのもすごく苦手だし。

ー高野:えー嘘でしょ!!メールなんて3秒で送りそうですし、人前でもガンガン自然体で話されているイメージですけど…

ー本山:いえいえ、こう見えてびびりなもんで(笑)だから仕事も「同期の何倍も頑張らないといけない!」と思って必死でやりました。そしたら1年目の終わり頃に、大きな受注を頂くことができたんです。ただ、その業務の処理が全然追いつかなくて、容量オーバーでいっぱいいっぱいになってしまって…

ある日電車に乗っていたら、「つーっ」と涙が頬をつたって、そしたらもう止まらなくなって、会社に行ってからも丸1日ずっと泣いていました。「こりゃいかん、自分が潰れてしまう」と思って上司に退職の話をすると、「1ヶ月だけ休みをあげるからゆっくり考えなさい」と温かい言葉を頂いたので、すぐにチケットをとってアイルランドに3週間行きました。

ー高野:えー!いきなりアイルランドに!びびりっておっしゃってるわりには度胸ありますよね(笑)

ー本山:そういうところはね、直感に従って動くんですよ、私(笑)そして色々考えながら、ある時気づいたんです。「趣味や好きなことを仕事になんてできないよ」って周りから言われたり、何となく世の中もそういう風潮だったので「自分も好きなことじゃなくて、何かやるべき仕事を見つけないと」と思っていたけど、

好きなことで仕事してる人いるやん!しかもめっちゃキラキラしてるやん!って。私もそんな風に生きたい!と思いました。

その時に頭に浮かんだのが書道でした。小学校低学年から中学まで書道を習っていて、そういえば字を書くことが好きだったやん私…ってピンときて、これも直感ですけどね。だから帰国後「せっかくお休みいただいたのにすみません!よく考えた結果書道家になるから会社辞めます!」って、本当に会社を退職してしまったんです。

よく、働く女性の皆さんから「好きを仕事にしたい」という悩みをお聞きしますが、ポイントはまずは「好きを仕事にする」と決めることですよね。そう決めれば、脳が好きなことを探すようになり、本当にその状態に近づいていきます。
「好きを仕事になんて無理…」ではなくて「好きを仕事にすると決めること」とても大事なことだと思います。私の周りで好きを仕事にしている女性は、共通してまずこの考え方を持っておられますね。

 

2.筆跡診断の仕事にたどり着いたきっかけとは。

ー本山:その後しばらくは、実家が営んでいる工場で、事務を手伝っていました。すると母親が「不動産屋をはじめる!」と言い出しまして、めちゃくちゃパワフルな母なんですけどね(笑)。ある時母から「お母さん宅建とるから!一緒に勉強しよう!」と言われたんです。そこで一緒に勉強して、私、宅建をとりまして、その後不動産会社に入社しました。

ただ、新卒で入社した人材会社を退職した時からずっと、「書道で仕事をするにはどうしたらいいんだろう」とずっと考えていました。「書道」っておばあちゃんが自宅の一室で、近所の子供を教えてるとか、そういう細々やっていくイメージしかなかったんですね。だからそれで本当に食べていけるのかなと思いながらも、でも一生書道とは関わっていきたかったので、じゃあ師範の資格をとろう!と決めました。

そこからは、派遣で働きながら、あいた時間で師範の資格をとるために書道学校に通って無事資格を取得しました。

ー高野:すごい!有言実行!ではそこから、現在もされている筆跡診断のお仕事にはどうやってたどりつかれたんですか?

ー本山:いや〜師範とるのもめっちゃ時間かかってしまったんですけどね、、笑。筆跡診断のきっかけなんですが、実は小学校の時から、人の心理や心について関心があったんです。

「なんでこの人には、こんなことばかり起こるんやろう」
「なんでこの人は、相手をびびらせることを言うんやろう」

なんでやろう…なんでやろう…きっと理由があるはず!と思い、将来は心理学も勉強したいとぼんやり思ってたんですよね。

そして書道の道に進み始めた頃も、

「書道の先生でも、筆文字とホワイトボードに書く字って違うよなー」
「きれいな字やけど、なんか好かんなー。汚い字やのになんかこの字好きやわ―」
「今日はすっごい調子よく書けるけど、今日はあかんわー」

と思うようになり「なんでやろ?」と調べてみたら「筆跡心理学」というものがあると知り、そこから勉強をしはじめました。

次のページ >>> 自分の心の状態は、全て字にあらわれるんです…

3.自分の心の状態が、全部”字”にあらわれる

体と心は繋がっているから、美文字を書くには、まずは内面を整えることが大事なんです。

ある時「『私は40歳で死のう』と、17歳の時からずっとそう思って生きてきた」という方と、なんとその方が39歳の時に出逢ってしまいました。事業も手広くされていて、人生まだまだこれから!という方でした。

当時は筆跡診断をやり始めたばかりだったんですが、「とりあえず字を書いてみてください」と書いて頂くと、やはり内面がそのまま字に出てしまっていたんですね。そこで「ここをこういう書き方に変えてみてもいいかもしれません。」とお伝えしたんです。

すると3ヶ月後その方から「本山さんに言われた通りに、自分の字を何万回も練習して書いていたら、本当に人生が大きく変わった!ありがとう!」と連絡いただきました。それはもう全く別人のようになっておられて、こちらが驚きました。

もちろんその方が素直に、何万回も練習されたことがすごいんですけど、そうやって変わっていく人たちを目の当たりにしているうちに、だんだん「筆跡診断」の仕事に自信を持って進んでいけるようになりました。

現在は、子どもにも書道を教えていますが、文字から、子どもの心の叫びや親御さんの教育までわかるんですよ。子どものアトピーの原因は様々ですが、食生活、親や周囲とのコミュニケーションなどでストレスを抱えていることも一つの要因だと考えています。

それが、書き方に、字に、全部出る。

でもそれはお母さんが悪いのではなくて、お母さんも子育ての悩みを相談できず、抱え込んでストレスをためておられることも多いんですよね。お母さんが書道教室に付き添ってこられたときは、お母さんのお話を聞いたり伝えたりもしますし、最近はお母さん向けにセミナーもしています。

現在(1月)は書初めという風習を利用して心理学的要素を取り入れ、目標達成したり願ったことを叶えやすくする書初めワークショップを開催しています。

つまりは、

書くことによって相手を世界を元気にしたいというのが、私がずっと思っていること、目指している世界なんです。

4.今年のテーマは「躍動」!本山裕子、動きます!

やっぱり人生、素直が大事。他人のアドバイスに素直になるということもあるけど(他人は自分の鏡でもあるので)、「自分の心に素直になる」ことです。

さらに書いて視覚化することで、より脳が意識をする。すると達成しやすくなるんですよね。

私も、いつかテレビに出たいって思ったら、今では色々出させて頂けるようになりましたし、
心理って面白そうだな〜携わりたいな〜と思ったら、心理カウンセラーをするようにもなりました。
新卒で入社した会社で、研修や講師を見ていて、いつか自分も研修講師したいと思っていたら、今では講師をやるようになりました。

全部叶ってます。

そして去年の暮からは、次のステージやな〜と思っていて、今年の目標はこれです!

・ドレスコードをワンピースにする!
・まきまき髪のゴージャスになる!
・全国展開!
・本を書く!
・毎月旅行に行く!

いや〜公に言っちゃいましたね(笑)

私は将来的には、教師や親御さんという、子どもの教育に関わる人への教育に携わりたいと思っています。子どもに関わる人は、子どもたちの未来を作る人。その人たちが変わっていけば、子どもも変わる、日本の未来も世界も変えていけるから。

夢は大きく!今年は躍動の年なので、走り抜けたいですね!

ハンサムWoo!manプロフィール

本山 裕子さん(もとやま ゆうこ)
大学卒業後、人材会社に入社。退社後、書道師範資格を取得。書道教室運営、筆跡診断カウンセラーとして活動する一方、心理カウンセラーとして、教育機関や個人へのカウンセリングも行い自身の活動の幅を広げている。