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育休ママの味方!「ぷちでガチ!育休MBA」運営メンバーインタビュー

働く女性の皆さんこんにちは。「ぷちでガチ!育休MBA」は、「育休中でも、ビジネス感覚を保ちたい!復帰後のキャリアアップを!」望むママに向けて、ビジネスで必須の経営学(MBA科目)を中心に、ぷち(短時間)でガチ(本気)な講座を関西で開催し、異業種のガチママ達とのネットワークを構築しておられる団体です。
本日は、運営メンバーである藤井さん、林田さん、そしてアドバイザーの西山さんにお話を伺いました。

1.「ぷちでガチ!育休MBA」とは?


ー西山:「ぷちでガチ!育休MBA」では、毎回その分野の講師をお呼びして専門的に学び、育休中にステップアップし視野を広げられることで、復帰後の自分の仕事に活かして頂いています。
昨年8月の開催以来、メディアにも多数取り上げられ、半年で120名を超える方々にご参加頂きました。

ー藤井:「ぷちでガチ!育休MBA」は、育休中の皆さんが対象なので、基本は平日の昼間に開催しています。(3~4ヶ月に一度は土曜日に開催)
マーケティングや組織論、会計等、大学に行かないと絶対に学べないような教授や先生方にお願いをして、講義をして頂いています。

その講座が、1回だいたい4000円ほどの費用で参加できる。そしてもちろん、授乳しながら、赤ちゃんを抱っこしたまま講座を受けることができます。
講座を受けて「MBA」の資格そのものを取得するわけではないのですが、「育児に忙しいママ向けだから~」といって決して手は抜かない!ガチで学べる!場なんです。

ー林田:参加者は「育休期間中くらいゆっくりしよ~や~」ではなく「むしろ、この期間にもできることって無いか!?」という方々が多いです。
「仕事もしっかりやりたいし、子どももしっかり育てたい!欲張りかもしれないけど、どちらもあきらめたくない!楽しみたい!」というイメージですね。

ー高野:素敵~!!でもそんなママさんって、世間的にはかなり珍しくないですか?

ー西山:ほんとそうです。世の中でいうと、かなりマイナーな種族の女性たちです(笑)

ー藤井:様々なママのサークルや集まりにも素敵なものはたくさんありますが、「家族もステークホルダーの一人よね。どうやって巻き込もうか!?」みたいな、結構ガチな話が自然とできるというのが、この「ぷちでガチ!育休MBA」の大きな魅力でもありますね。だから、マイナーな種族の女性の中で口コミでどんどん広がっています。(笑)

2.きっかけと「ぷちでガチ!育休MBA」の魅力とは

ー藤井:当時2番目のお子さんの育休中というワーママの同僚(発起人赤坂)がいて、その方から昨年「育休中でもママが勉強できる場を関西でも作りたいと思っているから、一緒にやらない?」と声をかけられました。「あ、面白そう!やるやる~」という感じで軽い気持ちで返事したんですが、それがまさかこんなことになるとは。アドバイザーの西山さんをご紹介頂くなど、ご協力いただける方々が増え、あれよあれよという間にお話が広がり、進んでいきました。

社会人になり、社内でも中堅やマネジメントが要求されるポジションになってくると、「ビジネススクールにいってちゃんと勉強したい」と考える方も多いと思うんです。
「でもビジネススクールは、2年間結構な頻度で大学に通わないといけないが、今は子育て優先で過ごしたい。だからといって子どもが大きくなるまで待つなんて嫌だ!」と私自身は思っていたんですが、同じように考えるママがとても多いことが運営している中で分かってきました。

ー高野:「ぷちでガチ!育休MBA」の魅力ってどういう部分ですか?

ー林田:魅力の1つは、「異業種の人達と関わることができる」ことですね。講座ではケーススタディをします。事前課題をこなし、当日グループでディスカッションをします。
仕事をしていると、たいていは会社の人としか関わりません。その中で仕事を考えていると、自然と視野も狭くなっていく。また育休中は子どもと二人っきりだったりするので、余計に視野が内向きになるんですよね。
でも、そんな時に講座に参加すると、全然違う仕事をされていたり、企業規模も全然違う方々と触れ合うことができて、それがすごく刺激になります。

ー藤井:「そういう見方もあるんだ」「会計の仕事をするってそういうことなのか」とか毎回発見がたくさんあります。
そして魅力の2つ目は「専門的に学べる」こと。ディスカッションだけではなくて、その分野の専門の先生の授業が受けられることです。そのインプットとアウトプットのバランスがすごくいい。参加する度に自分の視野が広くなり、育休から復帰するのが楽しみになりましたね。

ー高野:具体的にはどのように視野が広がったのですか?

ー藤井:「会社視点でものを捉える」ということをより考えるようになりました。復帰した時には自分は17時までの時短勤務になるので、自分の業務をいかにこなすかに意識が向きがちですが、もっと大きな視点からものを見ないといけないんだと思うようになりました。結局は自分の働く会社が勝つことが大目標なんですよね。働き方の主張だけをするのではなく、より強い会社を作るために、自分が時間をどれだけ有効活用できるか、生産性高く成果を出していけるか。その視点を持ってマネジメントができる女性社員がいたら、きっと会社はすごく有難いだろうな、だから私もそういう視点で働きたいと思うようになりました。

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3.運営に携わることの魅力とは?

*画像は運営メンバーのコミュニケーションツールであるChatWork

ー林田:運営していると「制約条件下でいかにして仕事を進めるか」を考えて動くので、復帰後の働き方の予行演習になっている点ですね。
例えば打ち合わせの日時直前に子どもが熱を出して、その場にいけないこともあるんです。ちなみに今日もそうですが(笑)
でも、「WEBでミーティングできるやん!」ということで、全く不便なく家や別の場所からみなで打ち合わせができます。

ー藤井:魅力は「チーム運営を学べる」ことですね。このチームでの意思決定のはやさは目をみはるものがあります。「じゃあそれについては明日決めようか~」なんて悠長なことを言ってたら、次の日に子どもの状況が変わって決められないことも出てくるわけなんです。じゃあ、「今決められることは今決めよう!」ということで、サクサク物事が進んでいくんですよね。運営メンバーの方でも、「こんなに意思決定がはやいチームはない!」と驚いておられるくらいでした。

また、ついつい運営の日々の業務に目が行きがちになりますが「私たちのミッションはここだから、これに沿ったものになってるか?」など、常に目的やミッションを振り返りながらチーム運営をすることの大切さも、この運営に携わるからこそ学べたことです。

また講師の先生は、「知りあいだから」とか「繋がりがあるから」ではなく、「この方から学びたい!」と思ったら全く存じあげていなくてもご連絡し、依頼させて頂いています。直接ダイレクトメールを送ったりして。

先生方も「ぷちでガチ!育休MBA」の趣旨やミッションに賛同くださり、快くご協力下さっています。運営メンバーは、「この育休中にステップアップするという文化を広めていくためにはどうしたらいいか」常に本気で真剣に考えているんです。

ー林田:魅力をあげだしたらキリがないですね(笑)。絶対やるなら、講座に参加するだけでなく、運営メンバーとして携わった方が有意義だと思います。
私たち運営メンバーの連絡は、チャットワークというITツールを使っています。これがものすごく便利で、このツールに出会えたことも大発見でした。

ー高野:LINEのビジネス版といった感じで、とても使いやすくて便利ですよね。

ー西山:ワーママにとってすごく役立つツールです。いつでもどこでもできますしね。

ー藤井:本当にそうです!ただ、チャットワークが便利すぎて…いつでも使えて、かつ使いやすいので、私たちはついつい時間を忘れてのめり込んでしまうんですよね。すると西山さんから「ちょっと頑張りすぎてるよー!子どもの時間もちゃんととろうねー」とボールが投げられてくるんです。

するとみんな「ハッ」とするんです。

西山さんがもともとバリバリ働いておられて、大手企業に勤めながら2人のお子さんを出産し復帰されている方だから、そんな方に言われると「あ!私たち、本当にやり過ぎてるんだ!ちょっとセーブしよう!」って素直にアドバイスを聞くことができます(笑)

ー高野:確かに、西山さんに言われると説得力があります(笑)!「ほんま仕事し過ぎなんやわ!!」って思いますね。

ー西山:今はネットもあってすぐに仲間とも繋がれるし、「女性活躍」の機運もあるから、すごく恵まれた環境だと思います。すごく羨ましくもありますよね。いい時代になってると思います。だからこそ、仕事も育児も諦めてほしくないですよね。

ー林田:そうですね。私たちの先輩の女性の皆さんが、茨の道を切り開いてくださった。そして今はだんだんと、仕事も一生懸命に、そして子育ても一生懸命にできる時代になってきたんですよね。だったら、欲張りにどちらかを犠牲にするのではなく、どちらも欲張りに楽しもうよ!と常々思っています。

ー高野:まるで育休中のインターンですね!

ー西山・藤井・林田:まさにその通りなんですよ!

4.運営メンバーを募集中です。

ー藤井:これは今、みなボランティアでやっていますが、この取組を私たちの代で終わらせるのではなく、絶対に継続させて根付かせていきたいと思っています。社会的に意義があり、大変重要な取組みだから、みな本気です。ただ、私たちは育休中なので、仕事復帰したら運営メンバーからは卒業しないといけません。となると、次期メンバーの方にきて頂くことが必要になります。

ー林田:私は、「運営やるぞ!」と意気込んで参加したわけではなかったのですが、知り合いの方に「こんなのあるからどう?」と言われて参加し、運営メンバーになりました。運営メンバーになって本当に良かったです。プライスレスな経験ができていますね。また、これから復帰した時に困ったことがあったら気軽に相談できる外部ネットワークができたのも、大きな財産ですね。

ー藤井:これからの時代は、「自分という存在が、どうやって、社会に必要としてもらえるか」自分のブランドを考え、自ら作っていくことが必要になると思います。日々の忙しさに追われて、目の前の仕事に精一杯になるだけではなく、「自分の好きなことは何か?」「会社が求めることは何か?」「家族が求めるものは何か?」と自ら主体的に考え動くことで、自分の人生が面白く充実していくと思うんですよね。そういうことも、全部運営の中で教えてもらいました。

ー西山:今後は、企業研修や協賛、様々な団体とのコラボなど、収益の面もしっかり考えてさらなる展開をつくっていきたいと思っています。そしてより、働く女性が子どもを育てながらも仕事にやりがいを持って働きステップアップしていける文化を一緒に作っていっていこう!という運営メンバーを絶賛募集中です!皆さん是非気軽にご連絡ください!

ー高野:「ぷちでガチ!育休MBA」私も参加してみたくなりました!是非私も第二子を産む際には参加させてください!(あ、でも役員は育休ないけど、、笑)これからはWoo!とのコラボという展開も考えていきたいですね。本日はありがとうございました。

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