働く女性の皆さんこんにちは。ファイナンシャルプランナーの政橋奈保美です。
１．バランスシート！？
「バランスシート」。お聴きになられた事はありますか？
ご商売をされている方でしたら、がっつり日本語の「貸借対照表」と耳にされているかもしれません。
お金の管理をするにあたり、最初に確認したいものの一つに、「バランスシート」があります。 通常は、企業の会計、簿記の分野で活用されていますが、家計の現状を知るにあたっても、とても役に立つツールです。 どんなものか？早速ご説明に入りましょう。
２．お金のシーソー！？
子どもの頃、公園で遊んだシーソー、思い出して下さい。 どちらか重い方が下がり、もう片一方、軽い方は持ち上がる。
ここでポイント。 あえて「資産」と表現している点、ご留意下さい。 お金、だけではなく、資産全体。 なので、 預貯金はもちろん、 各種金融商品、貯蓄性保険商品、 そして、 不動産や権利金、会員権なども、全て含めて考えていきます。 あなたのシーソーは、いかがでしょう。 バランスシートを作成する事によって、 例えば、 住宅ローンがあっても、 該当の不動産が、ローン残高以上の価値があれば・・・ 借りてはいるけれども、 資産としては、±ゼロ、もしくは＋という見方が出来ますね。
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３．本末転倒な貯金・・・
バランスシートを作成して、よく発見出来る事例をもう一つ。 一生懸命、お金を貯めようと意気込む余り、 実は、「借りて貯めている！？」というケース。
ありがちです。
勤務先の天引き社内貯金、財形貯金、 張り切って「月額＊＊万円！」と勢いをつけたは良いものの…。
結局は、日々の支払で不足。 短期間で、頻繁に引き出していたり、それでも足りないとなると、クレジットカードの支払明細が届き、慌ててリボ払いに変更。 はたまた、カードローンのお世話に…などなど。
「基本的に、預ける金利より、借りる金利が高い」となると、「預けているお金があるのならば、 支払にまわす、 借りない」が鉄則です。
４．バランスシートで、家計の健康診断を。
「マイナス金利」というワードが、世を賑わせている通り、 預けるだけでは、一向に殖えない低金利の日本金融情勢。
有利子負債（金利を払って借りているお金）がある方は、 ぜひ、バランスシートを作成してみて下さい。
返済に充てる資金が、何処かに眠っていないか？確認してみましょう。
リスクのある運用よりも、余程確実な、資産形成に繋がりますよ。
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