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女性活躍企業の社長に編集長が突撃取材!〜FCS 藤本繁夫さん〜

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Woo!編集部。運営会社である株式会社ナチュラルリンクは、"働く女性をHAPPYに 女性のチカラで企業を元気に"という思いのもと、Woo!の運営や、企業の女性活躍推進サポート事業を行っている会社です。


※株式会社FCSは2017年4月をもちまして、株式会社シナプスイノベーションに社名変更いたしました。

働く女性の皆さんこんにちは。毎回大好評の、女性が活躍するベンチャー企業の社長インタビュー。今回のゲストは、株式会社FCSの藤本繁夫社長。基幹業務システムを提供する企業として創業30年を超える会社です。お客様、社会、社員が満足する価値を提供してこそ、企業は発展するという「三方よし」を社是に掲げ、”人”を大切にする会社としても知られています。創業当初からスキルのある主婦の方や、女性を積極的に採用し、いちはやく在宅勤務制度、フリーアドレスを導入。やる気のある社員さんが男女問わずイキイキ働くFCSを率いる藤本社長にお話を伺いました。

1.22歳で”営業マン”から”プログラマ”へ転身。

〘使用不可〙2016.4.28 12時写真①

ー高野:藤本社長は、ほぼ新卒でFCSの前身であるフジコンピュータシステムに入社され、先代社長の遺言で会社を継ぐことになられたとのこと。その過程から今後の展望まで、お聞きしたいことがたくさんあります。本日はよろしくお願いいたします。

ー藤本:はい、本日はよろしくお願いいたします。

ー高野:藤本社長は、FCSに入社される以前は、どのようなお仕事をされていたのですか?

ー藤本:新卒で入社した会社で、営業をしていました。コピー機やオフィス用品を販売していましたが、それはもう凄まじい営業会社でした(笑)今でも、ここで働いていたという話をすると「日本で一番厳しい会社におられたのですね!」と周囲から驚かれることがあります。こちらで2年間営業として働き、人との接し方、根性、営業力まで、かなり鍛えて頂きました。

その後、今でいう第二新卒として、FCSの新卒一期生で入社しました。職種はブログラマ、22歳の時です。

ー高野:営業からプログラマとは180度転身ですね。もともとプログラミングにはお詳しかったのですか?

ー藤本:はい。専門学校でコンピューターの勉強をしていたので、コンピューターの会社に入社したいと思って転職活動していました。ただ、どこも面接以前に筆記試験で落ちてしまったんです…。2年間営業の世界にどっぷり浸かっていたところに「りんごが何個、なしが何個あって…」という数学の方程式を解けといわれても、正直、頭がついていかなかったですね。

また当時は新卒で入社した会社で定年まで勤めるもの。転職なんて恥ずかしい。」という時代でした。そんな状況の中、2年で会社を退職した私は本気でやらないかんと思い、小学3年生のドリルを買ってきて、頭を戻すところからはじめました。

ー高野:私はもとから数学が苦手なので、今も方程式を解ける自信が無いですね…。ではその転職活動で、なぜFCSへの入社を決められたのですか?

ー藤本:当時の私は、前職の営業が大変だったこともあり「週休2日の会社がいい」「家から会社が近い方がいい」「残業がないところがいい」という基準で会社を探していました。そして、求人広告に掲載されていた中で条件にあう会社が、たまたまFCSでした。

会社説明に行くと、当時38歳だった先代の社長が話をしてくれたのですが、それがものすごく面白くて…その若さやエネルギッシュなところにも衝撃を受けました。そして「ここで働きたい!」と思い、運良く入社することができました。

でも、実際に入社してみると、求人広告に書いてあることとまるで違いました(笑)

今のように機械やパソコンは1人1台ではなかったので、先輩が昼間に仕事で機械を使用している間、新入社員は使うことができません。夜になり、先輩が使わない時間帯になってようやく、8人ほどの新入社員が1台の機械で練習するという状態。

ですから、休日出勤や残業は当たり前でした。

ー高野:おぉ…求人広告と真逆ですね…。

ー藤本:同期の中には「厳しい」「大変だ」と言う人もいましたが、逆に私にとっては大変楽しかったです。前職で根性は鍛えてもらっていましたし、プログラミングやシステムはパズルみたいで面白くて、休日出勤や残業なんて全く”苦”ではなく、むしろ無我夢中でした。

実は入社して数ヶ月で、当時の社長から「次はおまえが社長やからな」と言われたことがあります。

ー高野:まだ入社して22歳の若者に、「次はおまえが社長や」とはなかなか言わないものだと思います。それだけ藤本社長は光るものをお持ちだったんですね。今振り返えられて、なぜ先代の社長は藤本社長にそうおっしゃったと思われますか?

ー藤本:そうですね…。前職で厳しい営業を経験していたので、大学卒で社会に出たての他の同期とは少しは違っていたと思います。また「人よりも量をこなす」ことと「人よりも速くすること」を常に心がけて仕事をしていました。仕事に対する積極性や意気込みを、見てもらっていたのかもしれませんね。

そうそう、私は、様々な社長とお会いする中で、「創業社長が次世代の社長を選ぶ際に大切にしていることが2つある」と気づいたんです。

ー高野:おぉ!それは何でしょうか!?

ー藤本:1つは「ビジネスにおける喧嘩が強いこと」。実際の喧嘩ではなく、お客様や社員と利害が対立する局面の時に、上手に同じ方向に向かせることができたり、うまく着地させられるかどうか。
ただ私は、ここに関しては先代社長からボロクソに言われていました(笑)「おまえは喧嘩が弱い!強くならないと、経営者にはなれへんぞ!」と。

2つ目は「構想力があること」です。シナリオを描けることですね。これについては褒めて頂いていました。実際自分が経営者になってみて、この2つは経営者の素質の中でも重要なファクターだと痛感しています。

ー高野:なるほど…。どうすればビジネスの喧嘩に強くなれるのでしょうか?

もちろん本を読んだり知識をつけることは大切ですが、こればかりは修羅場をたくさん乗り越えるしかないですね。そうすればおのずと切り抜け方が分かってきて、強くなっていくものだと思います。

2.藤本社長の人生に訪れた3つの転機。

〘使用不可〙2016.4.28 12時写真②

(女性社員さんとの打ち合わせ風景。藤本社長がとても聞き上手であることがうかがえます。)

ー高野:今までのお話をお聞きすると、その後は順調に出世されていかれたのだろうな…と想像してしまいますが、実際はいかがだったでしょうか?

ー藤本:おかげ様で25歳の時には課長になり、部下も持っていましたが、ここで私に大きな転機が訪れました。当時は、昼間は自分の仕事をして、打ち合わせで遅くなっても必ず会社には帰り、夜は部下や後輩に指導するという日々でした。1年のうちで10日ほどしか休まず、休みの日に仕事をして、平日は部下や後輩の指導にあてたりもしていました。

当時の私は自分の仕事もしっかりするし、部下や後輩のために忙しい中時間をさいて教えてあげている。俺ってなんてええ上司なんや。」と驕っていました。

ある日、会社で360度評価を実施することになり、そこで「自分は部下から全く評価されていない」ということが分かりました。

「何でや!?こんなにやってあげてるのに!」という驚きと同時に、とてもショックでした。

でも部下や後輩の立場からすれば「なんで昼間に教えてくれずに、夜遅くから指導するんや。ありがた迷惑やわ」という状態。そのことに全く気づいていませんでした。

ー高野:それはショックですね。私も前職で営業の後輩指導をしていた時「先輩を見ていると、トップセールスになりたいなんて思わない。」と言われたことがあり、とてもショックでした。自分はしてあげているつもりでも、相手からすれば違うことは多いですよね。

ー藤本:本当にそう思います。それをきっかけに、少しずつ自分自身変わっていったと思いますが、もっと大きな転機がありました。それが「結婚」です。周囲からも「藤本さん、結婚してすごく変わったね」とよく言われます。

私は35歳で結婚しましたがそれまでは、「様々なプロジェクトを夜中までみなでやって、そこから飲みに行く」ことが日常茶飯事でした。その時の一体感やみなと一緒にいることが楽しくて大好きでした。ただ、結婚して、家庭に自分が落ち着ける居場所ができたことで、働き方や考え方が大きく変わりました。

ー高野:私も前職で、18時から営業部のみなが妙にテンションがあがってきて、まるで部活のようでした。それも楽しかったですけどね。

ー藤本:それについて来れる人はいいですが、みながみなそうではありませんよね。そしてほどなく、3つ目の転機が訪れました。先代の社長が胃がんであることが分かりました。入社以来「次はおまえが社長をやってくれ。」と言われていたので、「いつか自分が継ぐんだろう」とは思っていましたが、まさかこんな形で訪れるとは…。
さらにその直後、私も健康診断を受けてみると「胃に影がある」と医師に告げられ、精密検査をすることになりました。

ー高野:えぇ…そんなタイミングで…。

ー藤本:「どうしよう…」と思いましたね。先代の社長からは「後は任せた」と言われていて、結婚して家族もいる。自分が死んでしまったら、会社はどうなってしまうんだ、家族は…?と。死に直面した再検査までの1週間は、自分のことは一切考えず、残された周囲の人たちのために自分がどうするかばかりが頭をめぐりました。その時に「あれ、周りのことばっかり考えて、俺って案外ええやつやん」と思ったりしました…(笑)

でも「死」というものを初めて間近に感じたことで、俗にいう死生観というか「生きることや死ぬこと」について深く考え、価値観が大きく変わりました。

幸い、再検査の結果では何ともなく大丈夫だということが分かり、その1年後に代表に就任しました。

次のページ>>> 在宅勤務制度や時短制度が浸透するには訳がある!FCSの舞台裏とは?…


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