働く女性の皆さんこんにちは。Woo!を運営する株式会社ナチュラルリンクの高野です。
「もっと良い仕事がしたい」「もっと周囲の役に立ちたい」仕事を頑張る働く女性なら、誰しもが思うこと。そんなことを考えながら情報収集をしていたところ、「仕事の原則10箇条」なるものを発見しました。ビジネス書の「好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則(楠木 建著)」の中で紹介されているようですね。
1.仕事の原則10箇条①〜③
ブログ「人生はだんだん面白くなる〜何を目指しているかが大事」でも考察と共に紹介されていて分かりやすかったので、そこから抜粋してご紹介したいと思います。
【①「仕事と趣味は違う」の原則】
・仕事は、「自分以外の誰かのためにするもの」であり、自分のためにやる、自分を向いた活動はすべて「趣味」なのです。
【②「自己評価はなしよ」の原則】
・よって仕事はアウトプットがすべて。その中で「成果」と言えるのはお客様が評価したものだけ。
【③「客を選ぶのはこっち」の原則】
・ただし、お客を選ぶのはこちらの自由であって全員に受け入れられる必要はありません。というか、それはほぼ不可能です。「こういう人のためにやる」というターゲットをはっきりさせて、その人たちに受け入れられることが重要なのです。
2.仕事の原則10箇条④〜⑥
【④「誰も頼んでないんだよ」の原則】
・仕事はすべて当人の自由意志です。誰からも頼まれるものでもありません。それにもかかわらず、仕事が成果につながらない時、他者や環境や制度のせいにしてしまうことがあります。これはいけません。これは仕事の根幹にあるはずの自由意志を否定することになります。
【⑤「向き不向き」の原則】
・やり続けてもどうしてもアウトプットが出ない、もしくは、出てもお客様が評価する成果にならないことがあります。これを「向いてない」といいます。はっきり言うと才能がない。資質、能力がない。これはどうしようもありません。
【⑥「次行ってみよう(ただし、近場で)」の原則】
・向いていないことが判然としたらさっさと別のことをやるべきです。つまり「ダメだこりゃ、次行ってみよう」と転換する。ただし、ゼロからやり直したり大転換するのではありません。本当に向いていない方面にはそもそも手をつけないものです。次に行くべきところは意外とそれまでやったことの近所にあるものです。
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3.仕事の原則10箇条⑦〜⑩
【⑦「自分に残るのは過程」の原則】
・仕事のやりがいは、自分の納得を追求する過程にあります。客にとっては結果(成果)がすべて、でも自分の中で積み重なるのは過程がすべて。仕事の過程で客におもねらないことが大切です。おもねると、短期的に「成果」が出たとしても続きません。
【⑧「仕事の量と質」の原則】
・客側の記録に残る成果の集積を仕事の量といいます。これに対して客の記憶に残る成果が仕事の質。一方で、自分の記憶に残る成果、これを自己満足といいます。自己満足はわりと大切です。ただしそれは舞台裏の話で表に出してはなりません。
【⑨「誘因と動因の区別」の原則】
・仕事の量を左右するもの、これを誘因(インセンティブ)といいます。仕事の質を左右するのは動因(ドライバー)、誘因がなくても自分の中から湧き上がってくるもの、それが動因です。
【⑩「無努力主義」の原則】
・楠木さんの仕事哲学のコンセプトは「無努力」にあるそうです。アインシュタインに一般相対性理論と特殊相対性理論があるように、原則10のほうは特殊原則です。人によって向き不向きがあります。
4.みなさんはどう感じましたか?
いかがでしたか?なるほどなと思わされるものばかりでした。
【③「客を選ぶのはこっち」の原則】も、納得です。日本では「お客様は神様だ」という考え方が結構浸透していますが、それだとお客様に振り回されてしまい、結局こちらが疲弊してしまいます。
全員をお客様にしようと奮闘するのではなく、自分たちのお客様が誰かを知り、その方々にのみ最大限満足して頂くことにより集中すること。とても大切なことですよね。
また、【⑧「仕事の量と質」の原則】。お客様には自社の商品やサービスで何らかの結果を出して頂くことがゴールであり必須事項ですが、同時に自己満足も大切。
人が、誰かのために何かをしてあげたいときの大半は、「無償の愛」という崇高なものより「喜んでもらって嬉しかった!」「ここまでちゃんとやってあげられた!」という自己満足も混在していることが多いと思います。それがないと、とてもじゃないけどやってられない。
もしかしたら、子育てでも同じようなことが言えるのかもしれません。
仕事の原則10箇条、働く女性の仕事にとっても、プライベートにとっても、大切なことがたくさん詰まっていますね。
是非、意識していきたいものです。