働く女性の皆さんこんにちは。ナチュラルリンクでは「人事Gate(人事ゲート)」で女性活躍推進に関するコラムを執筆しております。
今回はその中から、「女性リーダー育成のポイント」の記事をご紹介します。
1 女性リーダーを誕生させたい!
女性でも、リーダーに興味がある人もいれば、
リーダーになりたくない人もいます。
「育児をしながらも責任ある仕事がしたい」という人もいれば、
「育児中は多少給料が下がってもいいから仕事の量は減らしたい」という人もいます。
家族が協力的かどうか、いざとなれば子どもの面倒を見てくれる両親が近くに住んでいるかで状況も変わります。
また、以前はリーダーは嫌だと言っていても、
数年たって仕事に自信がつき、リーダーをやってみたいと思うようになったパターンもあります。
その上で女性リーダーを育成する為に必要な対応のポイントは2つあります。
2 ポイント1:リーダーを経験させる
1つ目は、
「リーダーの役割を経験をさせること」
です。
「リーダーなんて自分には無理」「自分には関係ない世界のことだ」
と思っている女性は多いですし、私もかつてそうでした。
そんな中、私が女性営業育成のリーダー的立場をやってみようと思えたのは、
その前に社内の人材教育プロジェクトのリーダーを経験したことが大きかったのです。
本当はプロジェクトリーダーなんてやりたくなかったのですが、
上司から
「後輩にはチャレンジしろと言っておいて、自分はしないなんて卑怯だ!」と言われ…
しぶしぶ引き受けたのでした(笑)
実際やってみると、
1つの会議を行うにも、事前の根回しや多くの準備が必要なことや、
個々の意見だけを見るのではなく、全体として何が最適かを考え進めていくことの大切さがよく分かりました。
また、自分がリーダーをする体験を通して、 普段上司から言われている指摘が腑に落ちるようになり、
今まで、嫌いで仲が悪かった上司と良い関係が築けるようになりました。
そのことから
「リーダーは自分が成長できる大きなチャンスだ」と気づくことができました。
クライアント先でも、レクリエーションリーダーや、会社案内作成のリーダー等、
プロジェクトリーダーの経験を経て、役職についた女性も多いです。
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3 ポイント2:上司が安全基地になること
そして2つ目のポイントは、
「上司が安全基地になること」
です。
まだ前例が少ない会社が多い中で、女性リーダーになるのは、誰だって不安です。
面談で「リーダーをやってみて欲しい!君しかいない!」と伝えたところで、なかなか即決はできません。
逆に説得すればするほど、女性部下の心は離れていきます。
それよりも、上司がそばで見守ってくれているという安心感を感じられる方が、チャレンジしようという気になります。
「別に周囲の男性と同じようなリーダーになろうと気負わなくていいよ、自分らしくでいいんだから」
「多少失敗したって大丈夫。その時はまた相談しながらやっていこう」
今までに、様々な会社の女性役職者にヒアリングしてきたところ、
ほとんどの方が「上司が見守ってくれている」と感じられる一言に背中を押してもらったと答えました。
4 まずはここから始めてみましょう
女性リーダー育成について、先日有る方が「いつの間にか役職戦法が良い!」とおっしゃっていました。
いきなり役職を提示すると、女性も腰が引けてしまって当然。
そうではなく、まずは目の前の仕事を完璧にこなせるように、次に後輩育成ができるように…という風に段階的にチャンスを与えることで、いつの間にか役職にもチャレンジできる環境になっていると。
企業も、色々な工夫で女性リーダーを育てているのですね。
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