肌トラブルを解決方法はこれ!〜プロが教える食習慣のコツ〜


3 美容トラブル別・原因と控えるべき食べ物

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◎乾燥・肌荒れ
・食養学の発生機序:動物性食品(肉、魚、卵、牛乳、乳製品)の摂取が植物性食品(穀物、野菜、海藻、大豆)より多い。
皮膚は内臓の鏡なので、皮膚が乾燥している場合は腸壁の乾燥、ニキビや吹き出物が出ている場合は油分過多、炎症が起こっている場合は消化不良を疑います。
・悪化原因の突き止め方:上記のような食習慣が2~3週間前から続いていなかったかどうかを考える。
・治め方:思い当たる食品を控える。コーヒーや植物性油脂、バナナ、食品添加物、農薬など陰の氣の強い食材や薬品は、
日本人の腸内環境を損ねる作用もあるので注意する。 

◎たるみ
・食養学での発生機序:砂糖、果物などの単糖類の糖質過多により、細胞が膨らみやすくなる(陰の作用)。
また身体を冷やすことで体液(血液やリンパ液)の循環が悪くなることで、筋肉(東洋医学的には肌肉(きにく))が緩むことで、たるみが慢性化する。
色白で肌につやがなく、頬の部分にいわゆる「タコヤキ」が出来る方は要注意。
・悪化原因の突き止め方:上記のような食習慣が2~3週間前から続いていなかったかどうかを考える。
胃壁もたるみ、冷えている場合が多いので、食欲がない、口内炎がよく出来る、お腹が慢性的に冷えているという所見も判断材料に加える。
・治め方:思い当たる食品を控える。パンやパスタなど小麦の常食でも同様のことが起こるため、
そのような食事が多い方は和食中心のメニューに置き換える。

◎くすみ
・食養学での発生機序:血行を悪くする食習慣により慢性化しやすい。
動物性食品過多、咀嚼不足(早食い)、極陰性食品(スムージー、フルーツ類)や、ナッツ(残留農薬による)などにより血液の酸毒化や、
血虚(いわゆる血が薄くなる状態)が起こり、細胞の隅々まで栄養が届いていない状態。
・悪化原因の突き止め方:上記のような食習慣が2~3週間前から続いていなかったかどうかを考える。
目元のクマが消えない、唇の色が悪いなども血色の判断に利用する。
・治め方:思い当たる食品を控える。健康に良いと思って摂っているサプリメントや健康補助食品の中にも、
体質に合わない場合は逆効果になる可能性がある。どんなものでも3か月程度服用した後の結果を見定めることが大事。

 

4 病気にならない身体を毎日の習慣で作る

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ここで挙げたのはあくまで一例ですが、日本伝統医学は西洋医学とは異なる診断法を用い、
「病気にならない身体を毎日の習慣で作ること」に重きを置いて治療します。

これは奈良時代くらいから現代に渡り発展してきた日本独自の医学です。

古代中国でも中医師のランクの最高位「食医」は、体質体調、季節に応じてその人が何をどのように食べていけば、
身体が元氣を保てるかを指導できる医療人を差しました。
つまり東洋医学や食養生学の研鑽を積んだ医療人です。

西洋医学は感染症や外科的処置(手術など)が得意分野です。
また栄養学は発祥の地であるドイツ人の健康管理に特化した学問です。

今回はその枠に捉われず、日本人に合った美容と医療の情報をお伝えしました。
ご質問などがありましたら、当院までお気軽にお問合せ下さい。

院長 郷 美由貴 拝

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あくあ美療鍼灸院 郷美由貴
直近2週間分の食事内容を見れば不調の原因と治し方が分かる、鍼灸師兼食養指導士です。

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