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映画や動画で英語は学べる!!!おススメの理由と効果的に学ぶ方法とは?

働く女性のみなさん、こんにちは!日野ゆう子です。

映画や動画を使って英語を学ぶたいんだけどどうかな?
映画で英語を勉強したい、
動画で英語を勉強したいんだけどどうしたらいいかな?
そんなご質問をよくいただきます。

映画や動画はうまく使うととても良い教材になります。
今日はその理由やお勧めの利用方法をお知らせしていきたいと思います。

1 映画や動画を英語学習に取り入れるのをお勧めする理由①

文法や表現の難易度順でなく実際に必要・よく使われる表現をシュチュエーション付きでどんどん学ぶことができる。

例えば下の文。 

I should have rented it yesterday.

紙の上の文字だけの勉強だと・・・

仮定法 → 過去のことに対して ~すべきだった(でもしなかった)
→わたしは昨日それを借りておけばよかった。

・・・難しいなあ。 で終わり。
「勉強」という枠の中で完結しがちです。こんな文、実際に自分が使うところまで想像はなかなかつきません。

ところが、同じ文でも、主人公がレンタルDVD店でお目当てのDVDが貸し出し中になっている映像とともに
「あ~悔しい、昨日借りとけばよかったわ!!」という様子で、

「I should have rented it yesterday!」

と言うと、その状況はするっと入ってきたりします。

~しとけばよかったわ!しまった! という状況、日常生活では頻繁に出ますよね。
実際に使えるようになれば、かなり重宝する文章です。
ネイティブ向けの番組では小さな子供向けでも良くでてくる表現です。

映画や動画での勉強は大学入試の和文英訳などに慣れてしまっていて、難しく文章を完成させることが癖になっている方。
難しい文章をしっかりと作らなければ会話ができない(ので話せない)、と思い込んでいる方にもおすすめです。

日本語では複雑ないいまわしも、英語字幕で確認をすると「こんなにシンプルな、簡単な言い方でいいんだ!」と気づくことがたくさんあります。
その発見を重ねることで、表現に対しての考え方もとても柔軟になり、英文を作ってみる、言ってみるのハードルが下がります。

★映画で英語を学ぶときの文法的下準備★
まずは中学くらいまでの基本の文法を押さえましょう。

字幕をみても文の構造や意味を理解できることが多くなりますし、
「一応ざっと基礎は押さえている」という安心感を持てることで心理的に新しいことに挑戦しやすくなるためです。

※文法の復習をする場合は、それ自体を完璧に抑えることを最終目的にしません。
英語の下地作りのためににさっと行うことをお勧めします。
具体的には、中学の英文法の薄めのドリルや本など、1冊用意して(自分の好きなもの)●●週間で、など期間を決めて集中的に行いましょう。

※シチュエーションによっては中学英語よりももう少し先の文法が出てくることもあります。
そのような文に出会って理解をしたい場合には、文法書(例えばこのようなもの)を辞書的に使って整理・増強していくのがおすすめです。手元に一冊あると安心です。

2 映画や動画を英語学習に取り入れるのをお勧めする理由②

英語の音を吸収するのに有効。

文章とその音声が同時に入ってくるので、その文章が実際どんな風に発音をされるか体感しながら聞くことができます。
字幕を見ながら英語を聞くと以下のようなことが起こります。

●聞こえてくる音が、自分の想像していたものと全く違う
●英語の文字と音とが合わないことが多い
●簡単な単語なのに聞き取れない

これは、無意識のうちに
・英語を日本語の音やリズムをベースとしたものに変換していること
・聞こえてくる音に対してもその音やリズムを期待していること
が大きな原因です。

字幕で英文を確認したら、それがどのように聞こえるか、注意して聞きその通りに言ってみてください。

実際は「どう言われているか」に注目をして聞くこと、
実際にその通りに口に出すことで、自分の中の音と実際の音のギャップが埋まっていきます。

英文を聞こえたまま言ってみる作業を繰り返すことで、英語の音や英語らしいリズムのストックが自分の中に増えていきます。

★映画で英語を学ぶときのリスニング的下準備★

●リズムの違いを知っておきましょう。
日本語は、こまぎれで文章を切るように発音をし、息継ぎも頻繁にしますが
英語は、一息で、文章を流れるように。伝えたいところの単語のアクセント部分(下記だと②の大きな字のところ)はストレッチしてメリハリをつけて発音をします。

①He/ is /one /of /my/ students.(日本語ベースで英語を読むイメージ)
②Heisoneofmystudents.(実際に聞こえるイメージ)

①から②に意識を切り替えて、英文をとらえるようにしましょう。

●英語の基本的な音をおさえておきましょう。
英語には日本語にない音が存在します。
英語の音は日本語の音よりも数が多くなりネイティブスピーカーはそれを言いわけていますし聞くときもそれを期待して聞いています。
例えば 日本語では「い」と一括りに聞こえる音も 実際の英語では、seeやbeeで出てくる音、it bitで出てくる音と、2種類の「い」が存在します。

英語の基本の音(まずは母音だけでも)を押さえておくとリスニング、スピーキングともに有効です。
発音の基礎を教材や動画を使って練習してみましょう。

文章でいうときには、まずはしっかりいう部分のアクセントの部分(下の文だと大文字の部分)の音を英語の音で出せるようになると、伝わりやすさがぐっとあがります。
Heisoneofmystudents.

■次のページへ>>>では具体的なこつや手順を見ていきましょう

 

3 映画や動画を英語学習に取り入れるときのこつや手順

ここからは 実際に映画や動画をつかって英語学習をするときのポイントをお伝えします。

●映画を選ぶときのこつ●
ディズニーアニメなどは筋もわかりやすく、英語の表現も日常生活で使いやすいものが多いのでお勧めです。

※内容が暴力的なものや時代やシュチュエーションが現在とあまりにも離れたものは避けましょう。

知らないうちに「ゴリゴリ系の表現を大量にストックしている」という悲劇を避けるためです。
また法廷物など、内容や言い回しが複雑なものも避けたほうが無難です。

●映画で英語を学ぶ手順●
以下の順序で練習を進めてみてください。

①内容の筋を押さえる(吹き替えや日本語字幕で見て状況や意味を押さえる)
②英語の字幕にして表現を確認
③字幕と、音声を照らし合わせて聞いてみる
④実際に口に出して聞こえたとおりに言ってみる

映画全編にわたってこれをしようとすると膨大な時間がかかり、疲れてしまいます。
なので、練習をするときは勉強をしたい場面に区切って行う、または、数分単位で少しずつ進めていくのがおすすめです。

またすべてを④まで行うと疲れるという場合は
ここは①②③(リスニング重視)まで、
この場面は④(スピーキングまでしっかり練習)
など場面によってすることを変えてもOKです。

映画や動画は新しいものにどんどん挑戦するよりも、何度も何度も同じものを繰り返して練習をするほうが内容が身につきやすいといわれています。
ただ、同じものを繰り返しすぎてあまりに苦痛な場合などは、まずは続けることを優先し新しいものに挑戦をしてもかまいません。
こつこつ続けて音のストックを増やす意識で取り組みましょう。

4 リラックスのための洋画や洋楽でもゆるやかな効果

学習のためではなく、ただリラックスのために普通に洋画を見ることや洋楽を聞くこともおすすめです。

残念ながら洋画を見るだけ、洋楽を聞くだけでは、集中して勉強に取り入れたときのような積極的な学習効果は得られません。
突然話せるようになる!突然聞けるようになる!ということもありません。

ですが、英語のシャワーを浴びることで
「英語の雰囲気を体感する」
「英語独特のリズムや流れを体感する」ことはできます。

そしてこの、リズムや流れの中に身を置く経験は、見えないところで土台となり積極的な学習をしたときの支えになってくれます。
小さな小さな貯金ですが、しないよりも効果はある そんなつもりでリラックスをして楽しんでください。

映画や画像をつかった英語学習、自分の目標やスタイルにあった形でぜひ取り入れてみてくださいね。