Woo!(ウー)

ベンチャー企業で働く女性に編集長が突撃取材!〜太田真由美さん〜

Woo!ネタリストの太田真由美さん。インタビューは「すみません、ちょっと娘が熱を出してしまって…今日、訪問じゃなくて、WEBに変更して頂くって可能ですか?」というところからスタートしました。Googleハングアウトを使って、何の問題もなくインタビューは終了しましたが、改めて便利さを実感したと当時に「WEBミーティングを当たり前にOKしてくださる会社」もまだまだ稀。今日は、そんな株式会社ストリートスマートで働く太田さんにお話をお聞きしました。

1.Gmailを持っていればWEB会議ができる!

ー太田:Googleのハングアウトは便利です!当社は、これがないと確実に仕事が回りません。他社のサービスはグループ通話ができなかったり、有料版でないと便利な機能が使えないものも多いですが、ハングアウトは10名であってもビデオ通話ができるので、各拠点からのミーティングも可能。しかも接続も安定しているので本当にオススメです。

さて前置きはこのくらいで…笑

私は前職は、大手インフラ系の企業で営業をしていました。マニュアルがしっかりあって、部署ごとでしっかり仕事が分かれていて、「ザ・大手」でしたね。新人の時はそこで成長している実感もあったのですが、28歳の頃。「私、本当にこのままでいいのかな」と思うようになりました。

物事を柔軟に創造的に考えられなくなっている自分に気づいたことと、営業だけではなくもっと多くの部署を経験して仕事の幅を広げたいという思いがあったからです。その会社で営業も、経理も、人事も…できれば多くの仕事を経験して、色々な世界を見てみたかったのですが、それは難しい状況にありました。

ー高野:とはいえ、転職には勇気がいりませんでしたか?

ー太田:はい、勇気が要りました。また28歳という年は、女性であれば周囲がプライベートで結婚出産する真っ只中です。ただちょうどその頃、友人が起業しました。その友人の仕事の話を聞くうちに、「ベンチャーって結構面白そうやん?」と興味が湧いてきました。

そしてたまたま、タイミングよく転職媒体でストリートスマートの採用記事を見つけて、「ベンチャーだからこその体験ができる。やりがい求める方、一緒に働きませんか?」といったすごく魅力的な文章が書いてあって(笑)それに惹かれてすぐに応募しました。そして現在の私のボスである松林社長に面接をしてもらったところ大変気があって、採用いただき、ストリートスマートへの入社を決めました。社長には、「本音で言いたいことをお話できた」ということも大きかったと思います。

2.気づけばやりたい仕事を全て任せてもらっている現在。

ー太田:今は、当初思っていたやりたい仕事が、全て実現できています。イメージしていた以上かもしれませんね。営業も経理も総務も人事もオペレーションの構築も、全部経験してきました。当時の募集は、「営業事務」だったので、「営業のサポートをしたらいいんだな」という感じで入社したのですが、入社2日目にしてすでに放ったらかし状態に(笑)

なんで私がここまでいろいろなことを任せて頂けたかというと、実は、私、社員第一号なんです!!

ー高野:社員第一号って、創業メンバーみたいなものですね!

ー太田:はい、大変でした(笑)入社したときは、男性の学生インターン生が2名いて、そこに私が社員として入ったので、社長と二人三脚からのスタートでした。

最初はほんと戸惑いばっかりでしたね。なんせ社長は、ぶっこんでくるので(笑)相当鍛えられました。そして、「わからない時はGoogle先生に聞け!」とだけ言われるんですが、最初は「え?誰?」とちんぷんかんぷんで。それまでネットで調べ物をする習慣は全くなかったので、その時点でカルチャーショックでした。

でも、不思議と「辞める!!」という気持ちにはなりませんでした。社長は怒るわりに、フォローも行き届いている方です。

駄目なときはだめとしっかり指摘されるんですが、色々と気にかけて声をかけて頂いたり、
「似たような境遇の社外の先輩に色々話を聞くといいよ」と社外のベンチャーで働く女性の素敵な方も紹介頂きました。

その方から、社長に対する対応の仕方、仕事の進め方等、色々教わりました。まだまだその人には及ばないことばかりですが、当社は、社内だけではなく、社外の方との関わりがとても多いので、社外から学べるこの環境はすごく恵まれています。

次のページ >>> 社外の女性のネットワーク、グローバルベンチャー女子会について…

3.社外の女性ネットワークを作りはじめた。

ー太田:ただ、ベンチャー企業は創業が男性社長がほとんどなので、社員は男性が多くて女性社員の数が少なくいところがほとんど。なかなか女性の意見が理解されなかったり、浸透しないことも多いんです。そのあたりで悩んだり、相談できる人がいないという女性は多く、私もそうだったので、ベンチャー企業で働く女性の方とたまたま飲んでお話していた時に、

「ベンチャー企業で働く女性たちが集まって、横の繋がりを作れたり、元気になれたりする会を関西でできたらめっちゃええよな!働く女性のためになることを、少しでも自分たちで作っていきたいな!」

ということで、だてにはげてない杉浦さんを巻き込んで、グローバルベンチャー女子会がスタートしました。
関西には、企業で働く女性の会が意外と無いんですよね。今まで3度イベントをしましたが、毎回すごい数の方が足を運んでくださるので、こういう場を心待ちにしている女性が多いのだと感じています。

またグローバルベンチャー女子会の運営メンバーとは、チャットを作ったり定期的に飲み会をしたりしています。今当社は東京での営業に力を入れていて、会社自体もだんだん東京にシフトしていき、大阪を事務関係でまとめているのですが、グローバルベンチャー女子会の横との繋がりがあるから「マイナンバーどうしてる?」「こういう時はどんな対応してる?」という情報共有ができるから心強いですね。

4.新しい働き方を創りだせる会社になる!

ー太田:ベンチャー企業で働くのは、大変なことも多いですが楽しいです。何でも自分で調べて、乗り越えていくたびに自信になります。それはやはり社長の愛のある無茶ぶりのお陰かなーと(笑)。感謝をしていますし、尊敬しています。

また、

「お給料を頂いているからには、その分成果を出さないといけない」と、今の会社に入って強く思うようになりました

自由を与えてもらっている分、ただやるだけではなく成果を出す。その気持ちで働くから、人は成長すると思います。もともと専業主婦なろうと思っていた私が、まさかこうなるとは…人生何があるかわかりません。

実は今年、社内結婚し、現在は新婚なんです。今の夫は「やりたいことやったらいいよ。仕事も続けたらいい。」と言ってくれていて、やりたいことをやらせてもらって有難いですね。さらには子ども産んでからも働きたいと思っています。前例はありませんが、作っていきたいです。

当社は常々社長が「うちはもっと女性が活躍できる会社にしたい!将来的にはもっと女性社員の割合を増やしていきたい!女性の役員も誕生してほしい!」と言っています。

当社はITで働き方を変えていく会社だからこそ自社自体がそうならないといけない。

先日「新しい働き方を自社で試す、創りだす!」ワークスタイルラボというものを立ち上げました。全てが試行錯誤ですが、企業の生産性を高め、よりみながイキイキ働けるための、新しい働き方を創りだすべく日々頑張っています。

このWoo!でも、ワークスタイルラボについて発信していきます。

ハンサムWoo!manプロフィール

株式会社ストリートスマート(IT、コンサルティング)
太田 眞由美(おおた まゆみ)さん。

大学卒業後、大手企業で営業として働き、株式会社ストリートスマートに参画。社員第一号として、営業事務や経理、人事総務、オペレーション構築等幅広い仕事を経験。プライベートでは2015年に結婚し、現在は仕事と家庭の両立に奮闘している。

太田さんが働く株式会社ストリートスマートのサイトはこちら