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人に相談するたび ブレる人に起こっていることとは

働く女性の皆さん、ママさんこんにちは。Woo!ネタリスト 人活®心財育成トレーナーのあ~ちです。
人間関係においてコミュニケーションが大切であることはわかっていても、思ったようにならなかったり、感情が抑えられなかったり、実はそこには『心のしくみ』があるのです。

人の意見を聞く時は前準備が必要

悩み始めると誰かに相談したくなる、また相談したという経験があることだと思います。
相談すると相手の人はあなたのことを思い、何らかの意見をだしてくれることが大半だと思います。その時に必要なことがあります。それは前準備を明確にしておくことです。では何を明確にするのか。大きく分けて3つあると考えます。

1.自分の悩みをただ聞いてほしい
2.自分の悩みに対する意見に対して相手の意見がほしい
3.自分以外の人の意見を参考に聞きたい

これらを明確にせずに話し始めると自分が望まない時間となることがあります。

1の場合のようにただ話を聞いてほしいだけの場合、意見を言われ、ときには責められているような口調で意見されることもあるかもしれません。そうすると「言わなきゃよかった・・・」ということになったりします。

コミュニケーションを自分が主体となってするときには、そのコミュニケーションの目的、目標は明確にして相手に伝えておくことは大切なことです。

その人の意見はその人の意見

相談したときに意見をしてくれることがありますが、その人の意見はその人の意見です。当たり前のようですが、この区別ができていないことからブレや悩みが始まります。

例えば、自分が何かに興味をもち学び始めたとします。そして調べていくと興味を持ったことを学べる資格があると知ります。学び始めるとそこから関連することをさらに学びたくなり、さらに学び資格取得に繋がるということがあるとします。そして友人に話します。

Aさん「最近〇〇に興味を持って勉強してるんだ」
Bさん「へえ、それで何のために勉強してるの?」
Aさん「う~ん。何か将来役に立つかなぁと思って」
Bさん「えっ?!目的も明確でないのに勉強しているの?それって資格マニアなだけじゃない?」
Aさん「・・・」

そういわれるとAさんは、「自分は目的もなく勉強しているのかなぁ」と悩み始めました。

この会話においてはAさんとBさんは、勉強することへの目的の違いがあることに気付く必要があります。
Bさんは転職や昇格などを目的としたときに勉強したり資格を取ったりするのかもしれません。一方Aさんは知らないことを知ることを目的としていました。

ただどうしてこのような悩みが起こるのかというと、自分がなぜ勉強しているのかという目的を明確にしていないことにあります。自分の行動には必ず意図があります。自分に訊いてみることは大切なことであり、それがわかっていれば人の意見にブレることもないのです。

■次のページへ>>>人から意見をもらったら…

 

人の意見は一旦受け止めることから

人の意見を聞いたときに、そのまま自分の中に受け入れてしまう人がいます。それが故に傷ついてしまうということを聞くことがあります。

ではなぜ受け入れてしまうということが起こるのでしょうか。

それは自分の意見を明確にしていないことから起こります。自分の意見がないと思い込んでいるため、人の意見を精査せずにそのまま受け入れてしまうのです。しかし悩んでいても自分の意見はあるのです。

悩みというのは、現状となりたい状態のギャップと下記の内容により起こります。
①‟現状“と‟なりたい状態‟の片方もしくは両方が明確でない
②両方は明確ではあるが、やり方が見つからない
③やり方はわかっているができないのではという葛藤

相談された人は良かれと思い意見を言ってくれることがほとんどだと思いますが、それはその人の経験による意見であるため、一旦受け止め必要ならば受け入れるということを意識してみることは役立ちます。

目的を明確にして人の意見を聞く

これらのことから相談するときには、何を相談したいのかを明確にすることです。そしてコミュニケーションをとるときにはいずれにしてもそのコミュニケーションの目的を明確にすることです。

そして自分の内なる声を聞くことにより悩みにならず、そういうことだったのかと気付くことも多々あります。まずは自分の意見を自分に聞くこと。原因の無いことは悩みにはなりようがないため、その元になっているものを聞いてください。ブレるということは自分の軸に気付いていないことから起こります。

どうぞ大切な自分の声を聞き、自分を大切にしてください。

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