全ての経験が今の自分を創る−MNキャリア代表高橋紀子さんの好きを大切にする生き方


Chapter2.これまでの私

2-1:学生時代-就職

ー小さい頃はどんなお子さんだった?
自分で考えて納得したい性格でした。「みんなはそう言うけれど、本当にそうなんだろうか?」と疑問を持ち、実際に自分で考えて調べてみるまで気が済みませんでしたね。授業でみんなが笑っていても、自分は面白く無ければ絶対笑わないという…(笑)変わった子どもだったと言えばそれまでですが、「なぜなんだろう?」という好奇心が強かったです。また幼稚園と小学生の頃に、「この子たちがいれば他に友達なんていらない」とまで思っていた親友が全員転校してしまい、大変寂しい思いをしました。その経験を通して「人間関係も変わる。1つのところにずっと所属していてはだめだ」と思うようになりました。それからは友人関係の枠を広げ、1つのことだけではなく複数のことしていることがリスクヘッジになると無意識のうちに考えるようになりました。

ー大学卒業後はどのような会社でどんなお仕事を?
就職活動の時に、リクルートでは多くの女性がイキイキ働いておられると知り、私もここで働きたいと思うようになり、運良く内定を頂きました。リクルートには変化を良しとする風土があり「自ら機会を創りだし機会によって自らを変えよ」という理念があったのですが、これは私が働く上での土台になっています。実は私、飽き性なんですね(笑)ずっと同じ場所で、同じ仕事をし続けるのが苦手で、逆に変化することが大好き。「変化」こそが私の原動力になるので、そういった意味ではリクルートではとても合っていたと思います。
当時は、採用や人材育成の提案営業、採用広告の企画制作の営業をしていましたが、「この世界は結果を出せねば生き残れない厳しい世界なのだ」と実感しました。営業訪問のチャンスは基本は一回、初回がすべて。ではその初回でまた会いたくなる人になるにはどうすればいいのか?真剣に考えて動きました。また職場は強烈な個性を持った方々の集まりでしたので、「自分らしさを自覚する」ことを常に意識していました。結局その時絞り出した自分の個性は「まじめにコツコツ、一生懸命やる」こと。時間を守る、指示や約束を忘れないようにメモを取る、自分から積極的に動く、イヤイヤやらず笑顔でやるといった基本的なことでした。「先読み」と「根回し」を意識することや、人に気持ちよく動いてもらう為のポイント、自分の気持ちの安定をはかることなども、リクルート時代に身についたと思います。

2-2:最初の転機

ーなぜリクルートを退職したの?
結婚をきっかけに、リクルートを退職しました。当時は体調を崩される方もいて、また結婚後私は奈良県に住むということで職場から遠くなるので、退職し、近所の進学塾でパートで働くことにしました。当初は塾の事務業務や保護者の相談業務をしていましたが、その後英会話教室の立ち上げを任され、カリキュラム、企画、運営全般をいちから行いました。既にあるものを売るのではなく、 1から企画することの難しさをその時に実感しましたが、わからないことは現場の生徒さんに直接聞くこと、短時間でも密度の濃いコミュニケーションをすること等を心がけ、おかげさまで立ち上げを成功させることができました。その後出産を機に退職し、専業主婦になりました。

ー専業主婦を経験してみてどうだった?
専業主婦を経験し、カルチャーショックを受けました。仕事をしている時は、一つの目標に向かってみんなが方向性を同じくするという人間関係の世界にいましたが、主婦は真逆。つながっているのは「子どもが同級生」「子どもが同じクラス」ということだけです。仕事の中での人間関係って実はめちゃくちゃ楽だったんだとその時気づきました(笑)仕事の発想をそのまま持ち込んでもうまくいかないので、自分が答えを出さない、根気よく話を聞くこと、違いを認め合うなど、ここでコミュニケーション能力が養われたと思いますね。

2-3:さらなる転機

ー専業主婦からなぜまた働く道へ?
専業主婦時代もとても楽しかったのですが、子どもが小学校にあがりしばらくたった頃「働きたい!」という思いがふつふつと湧き上がってきました。一度その気持ちが湧き上がるともうどうにも止めることはできず…。夫に泣きながら「私、働きたい!」と思いの丈をぶつけました。もともと夫は「働いてもいいし、専業主婦でもいいし、どちらでも自分で決めればいい」という人でしたが、あまりの私の勢いに驚き「わかった、じゃあ、働いたらいいんじゃない?」と言ってくれましたね。
子どもがいるので、会社に所属するのではなくフリーランスとしてまた新たな挑戦をスタートさせました。広告制作、育児サイトの企画を行うことから始め、変化の中、仕事の幅を広げながらスキルアップするためには、アンテナをしっかり張り、いらないものは捨てる勇気も必要だと学びました。人生は転機の連続。転機のプロセスを理解し、うまく対処できるようになることで、チャンスを掴めるのだと思っています。

ー自己分析するのにオススメのやり方は?
「自分がどんなときにがっかりするか、どんなときに楽しいかを細かく考えてみること」ですね。何となくではなく、細かくというのがポイント。仲間がいない時なのか、いる時なのか?お金が無いときなのか、ある時なのか…。細かく考えてみることで、自分の気持ちがどんなときにどのように動くかの変化が分かり、共通点が見えてきます。「では、そうなるのは何故なんだろう」とまた掘り下げてみる。これを繰り返していくと、自分の考え方の癖や行動パターンがわかりはじめます。
また1人で自問自答するのが得意な方もいれば、1人でやるのは難しいという方もおられるはず。個人差はあるので「①自分の中で考えを巡らす」「②人に話す」「③書いてみる」の3パターンを試し、自分にはどのやり方が向いているか見つけられるといいと思います。
ただ私たちは日々変化していきます。その中で不安や、達成感や、何によって嬉しさや喜びを感じるかも変わって当然。ですから自己分析も一度やって終わりではなく常に上書きしていくことが大切ですね。変わらない前提で人生を歩くと変わることを怖く感じてしまいがちですが、逆に「変わることが当たり前」と捉えると、気持ちが楽になり、前に進みやすくなると思います。

2-4:キャリアを繋ぐ中で大切にしてきた想い

ー今までに決断をする時、何を大切にしてきた?
直感で決めることですかね。例えば、論理的には説明が難しいけれど「これは何となくやっておいたほうが良い」と直感で感じること、ありますよね。その勘はあたることが多く、後から振り返ると今の仕事に繋がる大きな「チャンス」だったということが多々あります。日頃から多くの方の話を聞いたり、時代の流れを感じたり、好奇心旺盛でアンテナをはっていると「今はこれがきてる!」と感じるようになります。私は好奇心旺盛でありつつ、負けず嫌いなので…「チャンスは絶対掴みたい派」。だからビビッときたものには絶対にチャレンジしますし、チャレンジの理由は後付でいいと思っています。もちろん、チャレンジしてみて「少し違ったかな?」と感じることもありましたが、それは経験値として今後の人生に必ず生きますから。

→奈良県で活動するからこそ…


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