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女性の生き方は、100人100色 – 働く女性も、専業主婦もどちらも素晴らしい

皆さんこんにちは。Woo!編集長の高野(こうの)です。最近、久しぶりに昔の友人と会う機会が増えています。今はそういう時期なのでしょうか(笑)

現在の女性活躍

先日、約3年ぶりに友人と会いました。3年も経てば、2人を取り巻く環境もずいぶんと変わっていましたが、お互いに女性活躍関係の仕事をしてきた立場なので、自然と「現在の女性活躍」についての話に会話が及びました。

最近は、働き方改革の流れを受けて「残業せずに定時で仕事をしよう」「夫をイクメン・カジメンに育てよう」「女性も仕事と家庭を両立してバリバリやろう」といったことがよく言われています。確かに、本当にその通りだと思います。長時間働くことより、効率よく生産性上げて働くことが大切ですし、こういったことを後押しする機運が高まっているのはとても良いことです。

ただ一方で、全員が全員「残業せずに定時で帰る…」「夫をイクメン・家事面に…」「女性も仕事と家庭を両立…」というのは、それはまた少し違うように思います。なぜなら、

人それぞれ、置かれた環境も違えば、心地よく感じる状況、なりたい姿も違うから

100人いれば100通りの道があり、100家族あれば100家族のやり方があるはずなので「こうでなくてはならぬ」ではなく、もっと柔軟な形で、働き方改革や仕事とプライベートの両立支援が進むといいねという話になりました。

専業主婦も、働く女性も

わが家では、長女は幼稚園に通っているのですが、園には比較的専業主婦のお母さんが多いです。14時に子どもを迎えに来て、その後は子ども同士で公園に行ったり、子どもの習い事に付き添ったり…という方が多いかなぁ。

私はこれまで、ずっと必死で働いてきた人種(?)だったので、「果たして私は専業主婦のお母さん方と話を合わせられるのだろうか」と最初は少し心配していましたが、蓋を開けてみると、案ずるより産むが易しでした。

皆さんとても良い方々で、それぞれに軸をしっかり持っておられて、話していてとても心地よく、楽しい。当然、周囲には分からない、悩み事などはあると思いますが、皆さん日々充実されていることを感じます。

一方で、働く女性の友人と話していても、そりゃ日々色々ありますが(笑)みんなそれぞれに充実していて、悩みながらも、もがきながらも一歩ずつ歩きながらステップアップしているように思います。そんな姿は、私にたくさんの刺激と勇気を与えてくれます。

「自分を取り巻く周囲の環境が変わっても、社会と関わり続ける」というのはなかなか簡単なことではありませんが「社会に自分の居場所がある」「社会から求められ必要とされる」というのは、私達に大きな活力を与えてくれるのだと実感します。

とはいえ、家庭の事情によって、一時的に働けなくなることや、思うように働けない時期も出てくるでしょう。でも、それもその人の人生であり、悩んだ末の結論であれば、それは正しい選択なのだと思います。

幼稚園のお母さんと、働く女性の友人。それぞれ全く違う人生ですが、どちらを見ていても、楽しそうで充実しているなぁと。だから「どちらがいい」「どちらにするべき」なんてことは、全く無いのだと思うのです。

家庭ごとにやり方がある

幼稚園のお母さんの中には、お父さんが毎朝子どもを園まで送ってくれたり、イベントごとにも必ずお父さんが来られるイクメン、なご家庭もあれば、「うちの夫は家事とか一切しないからねー」というご家庭もあります。

でも「夫は家事をしない」というお母さんも「だから家が汚くても文句言わせへんw」とか「今日はもう惣菜買って帰ろー」とか、その状況の中で折り合いをつけながらうまくやっておられるようです。

働く女性の友人と話をしていても「夫が週末には子どもを遊ばせてくれる」「毎朝朝ごはんとお弁当を作ってくれる」という、まるで神様のような超イクメン・カジメンのご家庭もあれば、「うちは夫が残業が多いから、ワンオペだ」というところもある。

それぞれに、悩みや不満やうまくいかないことはあると思いますが、話を聞いていると、夫婦それぞれのスタイル、それぞれの考え方があるわけで、なんやかんや言いつつ、うまくバランスがとれていると感じることが多いです。

実はわが家は、私がこんな仕事をしているくせに(笑)、超昭和な家庭でして、夫は「僕は家事を一切しない」と宣言しています。そのかわり「家事が楽になるように、電化製品を買ったり、家事代行サービスを頼んだりしよう。だからその費用を払えるように、頑張って稼いでくるわ」というスタンス。

これまでに、夫婦で色々話しあったり相談したりしましたが、今は、

「夫を無理にカジメンにしようとしてストレスをかけるより、むしろガンガン稼いでくれる方が、家庭というチーム単位でみたらOK」

と思っています。昭和な考え方かもしれませんが…(笑)わが家の場合は、今のところこれでうまくまわっています。

100人100色

100人いれば、100通りの人生があって、100家庭あれば、100通りの家族のあり方がある。きっとそれぞれに悩みや課題は違うし、目指すゴールや思い描くイメージは違うわけなので、アプローチや手法は異なって当たり前だと思います。

大事なのは、手法ではなく「私はどんな人生を送りたいか」「自分たちはどんな家庭にしたいか」という目的やあり方であって、どんな形であれ本人が納得していればそれでいいはず。

「上司や会社の立場からするとそうも言ってられない」とか「理想論だ」とか言われるかもしれないけれど、本当の意味での多様性、ダイバーシティが進んでいくといいなぁと改めて思った友人との再会でした。