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初の女性店長として活躍する女性に編集長が突撃取材!〜藤原有里子さん〜

Woo!ネタリストの藤原有里子さん。「昔は今よりずいぶん尖っていて、藤原さん丸くなったね〜とよく言われるんですよ」そう明るく笑ってお話される姿が印象的です。
様々な経験を経て身についた働く女性としての強さ、しなやかさ、役職の悩みをふっ飛ばして楽しく仕事ができるそのわけをリアルにお聞きしました。

1.小学校の頃から「美容師」になるのが夢だった

実は、美容師になりたいと思ったのは、小学5年生の頃なんです。近所の美容室で髪をばっさり切ったところ、それが友達に大好評で、「可愛い!」と言われたのがとても嬉しくて…「将来は絶対美容師になろう!」と決めました。

その夢をずっと追い続けて専門学校卒業後、念願かなってとある美容室に入社したのですが、現状のまま美容室経営を行う社長の意向と、美容師として大きく成長したい自分の思いがどうしても噛み合いませんでした。せっかく入社したのだから、もうちょっと頑張ってみようかと色々悩みましたが、家族とも話して1ヶ月半で退社。とはいえ、社会人2ヶ月目にして職がなくなったわけです…。

どうしたものかと自宅近所の美容室を調べて、ご縁があったのがスニップでした。

2.一度は断った店長の仕事を引き受けた理由とは

当時女性スタッフは少なかったですが、男女問わずチャンスを与えてもらえる風土で「こういうことがしたい」「じゃあ、藤原さんやってみる?」という風に、のびのび仕事をさせてもらいました。

そんなある日、26歳の時に、店長にならないかと上司に言われたんです。当時の店長は男性ばかりでしたし、「今の自分の能力で果たして店長が務まるのか?」と思い、一度は断りました。ですが、

2ヶ月後にまた「今のお店の店長が出来るのは藤原さんしかいない」と言って頂きました。

そこまで言ってもらえると逆に嬉しくて、期待にも応えたいし「女性管理職にチャレンジしてみよう!」と、店長になる決心をしました。

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3.周囲のプレッシャーに押し潰されそうになったこともあった。

ただ店長になって1年はとても悩みましたね。周囲の男性店長と同じようにやってみてもしっくりこない。売上をあげるためには、もっと戦略的にならないといけない!と思い、もともと感性派なのに、無理に論理的に考えようとして訳がわからなくなったりもしました。
常にピリピリしていたので、その空気がみなにも伝わり、お店の雰囲気が良くないこともありました。「女性スタッフの道を切り開いて欲しい」という周囲の期待もプレッシャーでしたね。

4.女性が管理職という仕事を楽しむために必要なこととは?

でも悩みに悩んだ結果ある日吹っ切れたんです。

私はデータを分析するよりも、目の前のお客様にいかに喜んでもらえるかを考える方が好き。だったらそのやり方でいこうと思うようになりました。
自分が変われば、お店の雰囲気も柔らかくなってうまく回るようになり、今は仕事がとても楽しいです。

今まで辞めたいと思ったこと?何度もありましたよ(笑)でもその度に「もう少し頑張ってみよう」と奮い立たせて、今はやめなくて本当によかったと思っています。美容師はお客様とずっと繋がっていける仕事。当時小学校5年生だった子が成人したり、アシスタント時代からお世話になっているお客様が今でも来店下さったり・・・感無量ですよね。

私はスーパーウーマンではないですし、技術が飛び抜けていた訳でもありません。日々悩みながらも、一歩ずつ進んできた結果、今があります。これからも楽しく自分らしく、頑張って行きたいですね。

ハンサムWoo!manプロフィール

株式会社Snip
CSマネージャー 藤原 有里子(ふじわら ゆりこ)さん。

美容専門学校卒業後、たまたま髪を切りに行ったお店でご縁があり、株式会社snipに入社。その後26歳で、女性初の店長に抜擢され、2015年より現職に至る。趣味はスノーボード、旅行。誰とでも仲良く出来る性格でスタッフからも慕われ、ロールモデルとして社内で女性の道を切り開いていっている。

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