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毎日の通勤時間は無駄?ワーママが考える新しい働き方の形。

働く女性の皆さんこんにちは。神野沙樹です。みなさんが仕事を探すとき、「家と職場の距離」はどのくらい重視しますか?

「自転車で通える範囲で」「電車一駅くらい」「1時間以内で」など、人それぞれの基準があると思います。また、住んでいらっしゃる場所によっても異なってくるかもしれませんね。

先日、こんな記事を発見しました。
ワーキングマザー、究極の時短術は「職住近接」!?
確かに、通勤時間は毎日の積み重ね。1分1秒も惜しいワーキングママにとっては、とても大切な観点ですね。

1.毎日片道1時間半。これって無駄?


突然ですが、みなさんの通勤時間はどのくらいでしょうか?
10分?1時間?2時間?もっと?

一般的に、通勤時間が片道1時間半を超えると疲労がたまり、体調不良をきたしやすいと言われています。

実は私は、大学を卒業し就職してからこれまで、仕事選びに「家との近さ」の判断を入れたことはほとんどありませんでした。(さすがに、片道3時間も4時間もかけたことはありませんが…)

現に、家から仕事場までの通勤時間は電車で約1時間半。

これまで特に不便を感じたことはありませんでしたが、子どもを出産し「保育園の送迎」という時間に制約が出来た瞬間、この「通勤時間の長さ」をとても意識するようになりました。

「自分で会社をしているのに、なんでわざわざ遠いところまで通っているの?」
そんなことを言われることもあります。

しかし、子供を保育園に預けるより前に会社を興しているため、自分一人の都合で勝手に変更はできません。

ただ、通勤時間が長いことは、悪いことばかりではないんですよね。

2.行きは「段取り」、帰りは「読書ときどき睡眠」


会社のデスクについて、スケジュール帳を開いて「さて今日の仕事の段取りは」と考えていると、30分くらいあっという間に過ぎてしまうもの。

通勤時間がそれなりにあると、電車の中で「段取り」は済ませてしまいます。

・その日やることのリストアップと順序
・一週間、一か月のスケジュールチェック

それを電車で済ませておくと、会社に入ったと同時にフル稼働!

帰るときは、読書をしたり、時には睡眠したり。

ワーママは、帰ってからも一勝負!
ご飯を作って、子どもをお風呂に入れて、寝かせて…とフルパワーです。

帰りの電車で10分だけでも寝ておくと、全く違います。

また、資格試験など何か勉強をしている時も、通勤時間が長いことは強みになります。

私自身、社会保険労務士試験を受験していた時は通勤時間は「暗記タイム」。
暗記カードで、覚えまくっていました。

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3.「仕事」と「家庭」のバランスを取ろうとすると苦しくなる


通勤時間が長いことも、不利ばかりではないということを書いてきましたが、実は思う事があります。

私は、2年前に子供を出産しました。
弊社の社員にも、2歳の子供がいる社員が居ます。

ふと感じます。
「仕事」と「家庭」、バランスを取ろうとすればするほど、自分自身が苦しくなるなと。

ワーママのストレスの原因の一つは「完ぺき主義」と言われています。

仕事、育児、家事、どれも完ぺきにしたい。
しかし、どれも中途半端。そんな自分に嫌気がさす。

そしてやってくる「小1の壁」。
(小1の壁とは?…小学校入学になると、保育園のように遅くまで預かってくれず、さらに会社の体制も薄くなるため時短が取りにくくなり、その結果退職してしまう)

今の時代、インターネットも普及しています。
すべて、とは言いませんが、ある程度のことはパソコンひとつ、スマホ一つで出来てしまいます。

そして数年後には、あたかも「会っているかのように」WEB上で打ち合わせをしたり、「実際に行っているかのように」病院の診察を受けることも可能になるのではないでしょうか。

4.私は実現します!「職住一体型」の働き方


「職」「住」を切り分けて考える考え方は、いずれ限界が来ると思います。

私は社労士として、色んな企業に携わらせていただいていますが、現場を見て感じる事があります。

それは、「働く人が幸せを感じる」と「いい仕事につながる」と。

仕事と家庭は確かに別物です。しかし、人間、そう簡単には切り分けて考えることが出来ません。

家で子どもにガミガミ言って出てきたあとは、何となく気分が乗らないこともある。

反対に、子どもが生まれてパパが俄然仕事にやる気を出したり、子連れ出勤をしだしたらみんなのパフォーマンスが上がったという事も。

そこで一歩踏み込んで、ぜひ実現をしたいのが「職住一体型」。

仕事場にはみんなが集まり、仕事をする横で子供たちが遊ぶ。その横でお母さんたちはパソコンをしたり、話し合いをしている。そこに「ただいま」と子供達が帰ってきます。

子供たちは子供たち同士で「ルールや遊び方」を教えあいます。

さらに、そこには「ひと坪図書館」があり、自由に本を借りることもできる。
やんちゃ坊主には近所のおばあちゃんが叱る。

その横では田や畑があり、働く私たちが食べる食材を収穫するとともに、企業や学校の研修でやってきた人たちも農業体験をする。

できた木の実や雑草は虫や鳥たちの餌になり、さらに豊かな自然が育ちます。

一言で言ってしまえば「一昔前の日本」なのかもしれませんね。

自然も、人も、みーんなつながったそんな場を、作りたいなと思います。

これこそまさに「究極の時短術」!
実現したら、ぜひ、遊びに来てくださいね(笑)