Woo!にある謎のカテゴリ「だてにはげてない」でお馴染みの杉浦佳浩さん。「僕は普段カバン持ちしたいと言われてもお断りしている」とおっしゃっていたのですが、そんな杉浦さんの『1日カバン持ち』という非常にレアな経験された、株式株会社ミライロの堀川歩さんという方がおられます。その堀川さんの『カバン持ち体験レポート』が勉強になりすぎる!と今巷で話題に。
(冒頭の写真は、杉浦さん、堀川さん、最近大規模な資金調達をされたことで話題のChatWork株式会社 マーケティング部 働き方エバンジェリスト河野智英子さんとの3ショット 。
『正直最初はよくわかっていませんでしたが、杉浦さんの一日に同行させていただくことで、杉浦さんがなぜ代表世話人と呼ばれているのか、 杉浦さんとはどういう方なのか少しずつではありますが見えてきました。』
という書き出しで始まる堀川さんのレポートには、働く女性、特に営業女性には勉強になるヒントがたくさん!
その日は、1日でなんと10件のアポイントをまわられたとのこと…!すっごーーい!では早速、レポートをのぞいてみましょう!
1.ポイント①仕事は準備で8割が決まる!
朝9:00 の待ち合わせの前から、杉浦さんは初めて同行する私が 今日何の目的で誰に会い、どんな話をするのかが分かるようにと、当日のスケジュールをA4の紙一枚にまとめて下さっていたことに驚きました。
それだけでも、十分に大きな感動でしたが、
・10件分の各アポイントの詳細
・ 会社名
・簡単な会社概要
・会う方のお名前
・何をされている方か
・今日の目的
を2〜3行でわかりやすく書いて下さっていて、それぞれの方に渡す資料や情報を色違いのファイルに挟み綺麗に保管されていました。
よく「仕事ができる人は準備を徹底している。仕事は準備で8 割決まる」と聞いたことがありましたが、まさに杉浦さんはそれを有言実行されていました。
また1件だけ、先方との認識の違いで面会時間が2〜30分になってしまったアポイントがありました。その際、きっちりとお詫びを伝え誠意ある姿勢を見せられていたのはもちろんのこと、時間が変更になった分、
・そこで新たに生まれた時間をどのように活用するのか
・次のアポまでの時間にもう1件ここにいける
など瞬時に切り替えて考えられていた姿を見て、『失敗を失敗のままにするのではなく、如何にプラスに変えて取り返していくのか。』という杉浦さんの物事に対しての考え方も学ぶことができました。
時間は限られていましたが、先方も満足されるだけの価値を提供されていて、改めて価値提供の重要性も感じました。
2.ポイント②人と人のご縁を繋ぐことは、相手に「価値を提供する」こと
1件目のアポイントは、『連日ニュースにも取り上げられ、今世の中でも注目されている商品だけれども、まだ使い道が定まっていない。これを今後どのように運用していくか、国を超えて市場そのものを活性化させていくためにもどのように展開していくのか」といったことを話し合う、複数の企業様との合同打ち合わせでした。
この業界に関して素人の私でもお話を聞いているだけでワクワクする内容でしたが、なぜ杉浦さんがここに関係しているのかと思えば、『この方々を繋げたのが実は杉浦さん』ということを知り、驚きました。
このアポイント以外にも、行く先々で
「杉浦さんにご紹介いただいたおかげです」
「◯◯に詳しい方はいらっしゃいませんか?」
という声を聞きました。
決して何かを売りつけたり押し付けたりするのではなく「この人が今、何を欲しているのか」「この人が欲しい情報、必要なもの」を提供する。
これこそが杉浦さんがおっしゃっていた「人と人のご縁を繋ぐ」ということだと知りました。
最初は言葉では意味がわかりませんでしたが、これほどまでに会う人会う人に感謝され価値を提供されている杉浦さんの姿を見てなるほどと思いました。「代表世話人」とは、困っている方に必要な価値提供をし、導く存在なんだと。
杉浦さんが顧問を務めるベンチャー企業の社長の所でも、相談を受けた際には決して相手を否定せず、かといって単に甘い言葉で励ますのでもなく、その方が実現したいものが成功するためのアドバイスを杉浦さんの過去の体験も通じて、お話されていました。
その会話の中で、社長さんの顔がみるみる内に明るく、より前向きに変わっていく様子が印象的でした。
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3.ポイント③移動時間を減らすことで1日10件のアポも可能になる
1 日でアポイントを10件入れようと思うと、物理的な場所選びは大変重要です。杉浦さんに同行させていただく中で驚いたのは、
これほどびっしり予定が詰まっているにも関わらず、電車に乗ったのは 2 回だけだということ。
最後の1回は新年会だったので、面談だけでいうと1 回で後は徒歩数分でいける距離ばかりでした。移動間の時間を減らすことで効率良くアポ先にまわることができ、移動間に電話をかけたりすることで効率良く時間を使うことができます。
また携帯の地図だけに頼るのではなく、事前に紙の地図を印刷されていて1→2→3と各アポ先のルートまで書かれていました。「事前にどのルートでまわるのが効率的か」計算された上で予定を組むことで一切の無駄をなくされていました。
アポイントの移動途中、杉浦さんのお母様へのプレゼントを購入されるためアパレルショップを営む経営者の方のお店に立ち寄られましたが、これほど日々お忙しくされている中でも、母への愛を忘れない杉浦さんはさすがだなと思いました。
そんな矢先、立ち話に花が咲き、その経営者の方とそのままお茶をすることになりました。 そこからまたご縁が繋がり、杉浦さんのお知り合いの方をご紹介することになり、新たなビジネスに繋がりそうになったり…と、僅かな時間でも相手に 価値を提供されていました。
「もっと話したい!」と杉浦さんが人から好かれ頼られる秘訣はここにもあると納得しました。
4.ポイント④年齢や役職で態度を変えない一貫した姿勢が信頼を生む
杉浦さんと1日ご一緒させていただく中で強く感じたのが、物腰の柔らかさと感謝の気持ちです。 例えば面談先に行ったときも、椅子には座らず、相手の方が来られてから腰掛けたり、お茶を出してもらった際の御礼にしても、どこに行っても誰に会っても変わらずに謙虚な姿勢で向き合われていたことが一番勉強になりました。
よく、年齢や役職があがるに連れて横柄になる人はいますが、杉浦さんの場合、年齢も役職も関係無く、相手がどんな方であろうが態度をいい意味で変えることなく、一人一人を尊重して向き合われていました。
なので、多くの方から愛され、求められ、尊敬されるんだろうなと、杉浦さんの一つ一つの行動や言動から、ビジネスマンとしてはもちろん、人としても学ばせていただきました。朝早くから夜遅くまで疲れた顔を見せずに、颯爽と「ホテルに帰ってからも仕事をする。」と言われていた杉浦さんを見て、「自分ももっといける!もっと頑張ろう!」と素直に思いました。
本当に、今回このような貴重な経験を積ませて下さいましたこと心より御礼申し上げます。
いかがでしたか?堀川さんの文章も、杉浦さんの言動も、全てにおいて気づくことがたくさんありました。仕事人として大切なことは、年齢や性別を超えて一緒なのですね。
「だてにはげてない」シリーズは今後も続きます。乞うご期待!