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「だてにはげてない」でGoogle検索1位の社長に突撃取材!〜杉浦佳浩さん〜

その人の生き様ってね、頭を見ればわかるんですよ。もっと言うと、はげた時にこそその人の真価が問われるんですよ。はげた時に、はげを受け入れるのか、かつらをかぶって隠すのか。それこそが、その人の生き様そのものなんですよね。もちろん、病気等が原因でかつらをかぶっておられる女性の皆さんもおられると思うんですが、そういうことではなくて、自然と髪の毛が抜けてはげることを僕は言ってるんですよ。

ー高野:だてにはげてない杉浦さん、さすが面白すぎます。ぜひそのお話、詳しくお聞かせください。

1.物事を楽しめる人であるかどうかが分かる


ー杉浦:パッと見たら分かることをあえて口に出すってね、意外とすごく面白いんですよ。

『僕はげてますけど、今日の気持ちは7:3なんですよー。』っていうでしょ?

ー高野:いえいえ、髪の毛無いし。

ー杉浦:そうそう、そうなんですよ。「いや杉浦さんはげてますやん!」と笑いになるんですよね。でね、また別の日にその方に会うでしょ?そしたら、『杉浦さん、今日は何わけ?』ってその方がにやにやしながら聞いてこられるんです。

『あ、今日はセンターわけです。』

『まじで?そうきたか!』ってどっかーんと笑いになるんです。

別にこのやり取りに全く意味はありません。

でも、単純に面白い、笑えるし。理屈抜きに、そうやって物事を楽しめるってええなぁーって思うんです。

でも、かつらの人はそうはいかない。「かつらがバレるんじゃないか…ずれてないか」という気持ちがあるから、どこかで人と壁を作ってしまってるんですよ。純粋に楽しむことにバリアがかかってしまう。はげか、かつらかで、物事を楽しめる人なのかそうじゃないのかが、出るんですよ。

ー高野:なるほどー深い。

2.人に隠し事をする人かしない人かが分かる


ー杉浦:僕ね、基本周りに隠し事なんてないんですよね。いっつもオープンです。

ー高野:確かに、杉浦さんの頭を見ていると、潔くてこちらが気持ちいいですし、オープンな感じがしますね。

ー杉浦:そうでしょ?はげをありのままに隠さずに出すことで、「この人は正直な人なんだ」ということが、少なからず相手に伝わると思うんですよ。

僕は、人と人とのご縁をつなぐ仕事をしています。ご縁を繋ぎ、価値を提供し、喜んでいただくには、『お客様の喜び、痛み、苦しみ、夢、そういったことを信頼してお話頂ける関係性』が大事やと思うんです。

この人になら話そうと思って頂けることがね。

そのためには、こちらが心を開いて、オープンになっていることが重要なわけです。
「かつらをかぶってはげを隠す、それがばれてるからだめ、ばれてないからオッケー」とかそういう次元で考えていたらあかんと思うんですよね。

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③自分に正直に生きる人かどうかが分かる


ー杉浦:人に正直であると同時に、自分にも正直であることが大切です。自分にも嘘をついてないから、周りにも嘘つかない生き方ができると思うんですよね。もちろん僕も、はじめからはげていることをオープンにできていたわけではありません。

でも、「すごいなぁ」と尊敬できる、いわゆる本物だと言われる方々との出逢いが増えていくうちに、考え方が変わっていきました。

「すごい人」というのは、役職や肩書のことではない。だから、街の飲食店のおじさんもそうだってすごい人はたくさんいます。決して目立つわけではないけれども、自分の道を貫き頑張っている人達って、キラリと光っておられるんですよね。(頭がっていうわけじゃなく、人として)

決してええかっこするわけじゃなく、自分をよく見せることもない。それでも、人としてめちゃくちゃかっこいい。

そういう方々とお会いしていると、

大切なのは見た目云々より、もっと人間の本質的な部分だなと気付き始めてから、はげてるとか、髪の毛があるとか、そんなんどっちでもいいなって思うようになり、はげを公言してネタにできるようになりました。

するとね、自分が無理しない生き方ができるようになるんですよ。

人間ってどこかで無理してしまいますよね。できないのに「できます!」と言ってみたり、自分の実力を過信してしまって「しんどい」と言えずやりすぎてしまったり。もちろん、そういう時期も大切だとは思うのですが、それは長続きしない。絶対、体調崩したり、気持ちが不調になったりするんですよ。

ー高野:わかります…私もつい先日、体調を崩しておりました。

ー杉浦:ですからいい意味で、自分の実力を「こんなもんだ」と受け入れる。無理なものは無理。できないものはできない。だからこそ、できることに集中するんです。するとね、すごく楽に生きられるし、無理をしなくても仕事がどんどんまわっていくようになります。

④自然に物事がうまくまわる人かそうでないかが分かる


ー杉浦:元日本の総理大臣の「田中角栄」さんが大臣だった時に秘書をやっていたという人から、「田中角栄」さんの言動について色々お聞きする機会がありました。

その方がおっしゃっていました。

「田中角栄が、よく言ってた言葉があります。それは『水は高きから低きに流れる』という言葉です。当たり前のことでしょ?でもこれこそ本質なんですよね。それを田中角栄はよくわかっていた。だから中卒で総理大臣にまでなって、あんな大きなことができたんですよ。」と。

田中角栄が30代後半で大臣になった時のエピソードがあるんですけどね。周りはええ大学を出たエリートばっかりなわけです。そんな中で田中角栄は最初に何を言ったか。

「僕は、皆さんみたいにいい大学を出てない中卒です。だから『学』はない。『学』においては皆さんには敵いません。でも僕には「決断力」がある。だから皆さん、何か悩んだり、相談したいということがあれば、何でも僕に言ってきてください」

と言ったわけです。その1週間後には、田中角栄の部屋は相談にくる大臣で溢れかえっていたそうです。

ー高野:超かっけーですね!!

ー杉浦:「中卒あがりの田中角栄ってなんぼのもんじゃ〜」と周りの大臣は思っていたはずです。でも、こんなに潔く自分には学がないことを認めた時点で、「こいつは只者じゃない。恐れいった」という感じだったでしょうね。

もちろん、いろんな事件はありましたけど、日本の頂点に登りつめた人はやっぱり違うなと思います。

自然の摂理や法則に逆らったって、絶対うまくいきません。うまくいったってそれは一時のことなんです。かつらではげを隠すなんて、もう自然の摂理に真っ向から反発してますよね。

本当にうまくいくことというのは、ごく自然なことなんです。

・目の前のお客様に喜んで頂けることをしていたら、紹介が増えていく
・必要の無い人には無理に売らない
・向こうから「お願いします!」と言って頂けるように日頃から努力しておく

とか。

結局仕事って、「そういう当たり前なことをどれだけ当たり前にできるか」の積み重ね。それがわかると、ええかっこする必要もないし、無理する必要もないし、自然と物事がうまく回りだして、「こんなに楽しくてええんかな、こんなに充実する毎日って有難いな」って日々感謝の気持ちでいっぱいになります。

…ね、その人の生き様ってね、頭を見ればわかる、もっと言うと、はげた時に、その人の真価が問われるって言ったでしょ?

はげってね、実はめっちゃ深いんですよ。

ー高野:確かに深すぎる…ちなみに杉浦さん、今日の髪型はどんな感じですか?

ー杉浦:今日?決まってますやん、今日はオールバックですよ〜(爆)!!!

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いかがでしたか?働く女性の私たちに響くヒントがたくさんだったと思います。

女性はこうあるべき、という世間の固定概念に縛られてしんどくなったり、周りと自分を比べて焦ったり…
そういう経験があるから、きっと強く、しなやかに、優しくなっていけるとは思いますが、肩の力を抜いて、「自分は自分」で、らしさを貫いて生きていきたいものです!

今後の「だてにはげてない杉浦さん」に乞うご期待!