働く女性の皆さんこんにちは。2月22日(月)にグランフロント大阪のナレッジキャピタルにてネタリストの集まりを開催しました。初回のゲストはネタリストとして人気記事を執筆されている、文美月さん。平日の夜にも関わらず25名もの方がご参加くださり、大盛況だったネタリス会の様子を今日はご紹介します。
1.初回のゲストが『文美月さん』である最大の理由とは?
初回のゲストが文美月さんである理由。それは『サイト上の文字や画像のみで女性の心を掴む専門家だから』です。
文美月さんは、お子さんがまだ9ヶ月の頃、2001年に自宅のPC一台で起業。有限会社リトルムーン(現・リトルムーンインターナショナル株式会社)を創業され、現在はヘアアクセサリー専門ECショップのリトルムーンを5店舗運営されています。ショップの品揃えは、日本最大級の1万点を超え、サイトにはヘアアレンジの画像や動画が豊富に紹介されています。EC系のアワード受賞も多く、中でも楽天市場の年間MVPである「楽天市場 Shop of the Year』を3度獲得されています。
さらには昨年、自身初の著書となる『「悩み」と向き合える女性は、うまくいく』を出版されました。
そう、文さんはまさに14年もの間『書くこと』で女性の心を掴み続けてきた方なのです。その文さんの貴重な経験をシェア頂き、みなで学んで、2時間で書き方のスキルをアップさせよう!というのが、今回のネタリス会の企画でした。
その中で、印象に残ったポイント3つをご紹介していきます。
2.ポイント①「私たちの記事は、誰かのソリューションのためにある!」
文さんいわく、『ライティングには、幻想が潜んでいて、それは書き手と読み手のギャップが原因』だそう。
ネットの世界は、アクセスする人の滞在時間の平均がたった3秒というシビアな世界。その中でいかに「クリックしたい!続きを読みたい!」と思わせるかどうかが勝負なわけです。。
書き手が「この投稿で●●の良さを知ってほしい」と思っていても、読み手は「文章なんて別に長々読みたくないし、面倒くさい」と思っている。
書き手が「美しい文章、完璧な文章を納得いくまで書いて投稿したい」と思っていても、読者全員を納得させる正解の文章なんて結局のところ存在しない。
書き手が「伝えたから伝わっている」と思っていても、読み手に伝わっていなければ、それは伝えていないのと同じ。
つまりは「読み手のソリューションやメリット」になる記事でなければ、存在しないのと同じだということです。
また文さんはこうもおっしゃいました。
私は女性の皆さんに「幸せ」「笑顔」をお届けしています。そのツールがたまたまヘアアクセサリーだっただけ。「不器用な自分でもできた!」「短い髪だからと諦めていたのに簡単に髪をアップにできて、嬉しい!」「今日の髪、いいねって褒められた」
そういった笑顔をひとつでも増やすために、多くのヘアアレンジのコンテンツを作っています。商品販売はもちろん大切ですが、女性の美のお手伝いをしていくのが理念であれば、お客様に役立つ情報を提供するのも私たちの仕事のはずなんです。
なるほど…!!コンテンツがどうかよりも、読者の役に立つ情報を届けたいという気持ちこそが大切なのだと気付かされました。
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3.ポイント②他人と違う点が「強み」なり、自分にしか発信できない「切り口」になる
文さんは本を執筆された時、何冊か女性起業家の本を購入してひと通り分析されたそうです。なぜかというと、「今まで本を出版している女性起業家は私よりはるかにすごい実績がある。そして女性起業家の本はこれからさらに溢れてくる。人と同じことを書いたら埋もれるだけ」と感じたから。
・Aさんは、超エリート街道まっしぐらな経済人。
・Bさんは美人でセレブなイメージがある。
・Cさんは賢くて英語も堪能でグローバルな感じ。
…といった風に(上記の例はあくまで仮定です)。じゃあ、この人達とは違う、私の「強み」や、私にしか発信できない切り口はなんだろう?
そこで、役割の多さ(女性、起業、経営、妻、母、嫁…)、民族的マイノリティー、他のワーママとの違い、EC業界での経験、女性視点の現在のビジネスなど、思いつくことをどんどん書きだしたところ、
よくある「雲の上の存在」の女性起業家ではなく、泥臭い「たくましさ」が自分にあるように思えたといいます。コンプレックスだらけで育って、たくさん悩んで、たくさん失敗して、それでも一歩ずつ歩いてきて今がある「等身大の存在」の女性起業家としてなら、誰にも書けない文章が書ける!諦めかけていたかつての自分と同じ立場にある人にメッセージが出せる!
という「強み」を見つけられました。
だからこそ、『「悩み」と向き合える女性は、うまくいく』
は、多くの働く女性の心をうつ本なのだと思います。
人には必ず、他人とは違う点があり、それこそが強みになる。「書くこと」の勉強会ではありましたが「生きていく」上でとても大切なことを教わりました。
4.ポイント③タイトルと見出しでアクセス数は天と地ほども変わる。
「タイトルと見出しでアクセス数は天と地ほども変わる。」というのは、皆さん何となくお気づきだと思いますが、すぐに使える具体例を今回はたくさん教えて頂きました。その中で今回は「2つだけ」お伝えします。
①疑問形にしてみる
「痩せましょう」よりも、「彼女が痩せた理由とは?」のほうが明らかに面白そうですよね。人は「解答」が知りたくて、ついクリックしてしまう生き物だそうです。
②数字で具体性を入れる
数字をいれる、それも、「1,3,5,7」が良いそうです。4つの理由があるなら、思い切って「3つ」もしくは「5つ」にしたほうがいい。
「彼女が痩せた理由とは?」よりも、「彼女が脚痩せした3つの理由とは?」の方が読みたくなるし、さらには「彼女が3ヶ月で10キロ痩せた3つの理由とは?」だと100%クリックしてしまいますよね(笑)!
どれが一番クリックしたくなるかは一目瞭然。
ただし、落とし穴があります。期待値を上げすぎて、「なんだ、面白そうだったのに大したことないや」と思われたら、そのサイトに人はもう二度と足を運ばない。そこはしっかり考えることが重要ということでした。
これは、ネットショップが実際に商品をお届けした際に、お客様が感じることと同じだとおっしゃいました。
2時間があっという間で、ヒントがたくさんだったネタリス会。Woo!は“らしさ”を貫く働く女性の生き方を関西から発信するというコンセプトのもと運営しているサイトです。
こうあるべきに縛られず、“らしさ”を貫くってすごく格好いいし素敵だし、そこを目指していきたい。でも実際は、悩むことも多いし、壁にぶつかって自信をなくすこともたくさんありますよね。
そんな時にWoo!には、様々な働く女性が等身大で頑張る記事をたくさん投稿されていて、読むと「私も一歩また踏み出してみよう!」と思えたり背中を押せるサイトでありたいと思っています。
ただいまネタリストも絶賛募集中です!「私は●●の立場や視点で発信できるかもしれない」という視点を『お持ちの方も大歓迎。(紹介制になりますので、現在ネタリストの方からのご紹介を頂いてください)