働く女性の皆さんこんにちは。冨増亜未です。多くの職場が人事異動の季節である4月、この季節に職場復帰をする人、新しい部署に異動する人、昇進・昇格する人など新たなステージが始まる方も多いのではと思います。私もこの春、娘の出産後、復帰3年目にして予想より早く管理職になることになりました。すでに取引業者との顔合わせや、責任者会議、各担当者から上がってくるものの確認など、1日1日がものすごく忙しいです。
とはいえ、平日の娘の保育園の送り迎えはほとんど私が行っているので時間制限はあります。内示を受けた時は、びっくりしたのと、自分には出来ないという不安でいっぱいでしたが、私なりに考えたママこそ管理職に挑戦する理由をご紹介します。
1.ママならではのマネジメント力を活かす。
仕事に、子育てに、家事に、自分の時間に(男性と違い毎朝メイクの時間もあります)、働くママはこなさなければいけないタスクがたくさん。同時進行も当たり前。残業になりそうな時、休日出勤の日は子供の面倒を見てくれる人に事前にお願いしておくなど管理能力が問われます。
また時間に追われるので時間管理も大切な仕事。
これだけこなしているのだから、管理職のマネジメント力にも生かしていこう!と思います。
2.ママである「母性」を部下育成に活かす
今まで管理職・リーダーといえば強いリーダーシップを持った男性のイメージでしたが、これからの時代は父性のマネジメントではなく「サーバントリーダー」の時代と言われています。指示命令だけをするのではなく、様々な背景、違う能力を持った部下がそれぞれ力を発揮できるよう黒子や縁の下の力持ち的な役に回る。そして、部下の成長を見守り、時にはアドバイスもしながら自立を促し、チームとして成果を出す。これこそ子育て経験のあるママの得意分野です。
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3.自分の裁量で仕事の管理ができる
管理職になれば、基本は誰かに指示命令されることなく、自分が全ての業務を管理することになります。部下に仕事をお願いし、上がってきた内容や報告を確認し、対応する。ということは、やむをえず仕事を休んだ時、残業できない時もメール等送ってもらえば、家で仕事をすることも可能です。
ただ、絶対に自分がいないといけない場面、代わりが効かない時もこれから出てきます。
そんな時に子供が体調不良になったら?預け先がなかったら?と不安なこともありますが、ある程度、事前に何パターンか考えておき、その場その場で対応していくしかないと思っています。
4.「キャリアも結婚・出産も両立できる!」ということを次の世代に見せる。
今の私より若い世代が、キャリアか結婚・出産か迷った時に両立も可能だということを見せるのも自分の役割だと思っています。すでに女性管理職を積極的に登用している企業も多くなりましたが、まだまだ女性管理職の割合は少ないです。私の職場も女性は元々多く、最近は30代でも女性管理職が出てきましたが、子育て中で管理職は私が初めてです。
私を見て、若い世代が私もそうなりたいと思ってくれるのか、あんな風にはなりたくないと思ってもらえるのか責任は重大だと思っています。そして、なによりも自分の姿を娘に見せたいと思います。
全てを完璧にできることなんて難しいです。私もすべてを完璧には出来ないと思っています。20代の頃は「自分が全部やらなければ!自分の代わりはいない。」と一人で仕事を溜め込んでしんどいことも多かったです。
でも出産、育児を通じて自分一人でできることなんて限られている。子育てを一人出来ないのと同じように、周りの協力をうまく借りながら挑戦していこう。と思えるようになりました。
4月から新たなステージが始まりますが、挑戦させてもらえる環境に感謝して、自分なりにやっていこうと思います。