働く女性の皆さんこんにちは。小川由佳です。
今回は、「やりたいこと」をみつけるための手法のひとつをご紹介します。
1 「持つ人」「持たない人」とは?
「自分がどうしたいのかわからない」
「本当にやりたいことがわからない」
それを突き止めるための1つの手がかりとして、「持つ人か、持たない人か」という切り口があります。
「持つ人」というのは、あるものを持っていることの良さを、強烈に味わった経験のある人です。
そんな「持つ人」は、その「あるもの」の良さを広めたいという欲求を持っていて、それがやりたいことにつながっていきます。
一方、「持たない人」というのは、あるものを持たないことの辛さや苦労を、強烈に味わった経験のある人です。
そんな「持たない人」は、その「あるもの」を創り出したいという欲求を持っていて、それがやりたいことにつながっていきます。
2 「持つ人」~私の体験~
例えば、私。
私の場合は、「持つ」経験が、やりたいことにつながっています。
私は、子供の頃、「こうでなければならない」「こうすべき」という思い込みが強く、自分で自分をがんじがらめにしているような子供でした(^^;)
それが高じて、高校1年生のときには神経症にもなったこともあります(「火の元は大丈夫かどうか」とか「鍵をかけたかどうか」とか妙に気になってしまうんですね。)そんな「気になってしまう」自分がイヤでイヤで、自分にダメ出しばかりしていたある日、ある本を読んで「あるがままでいい」という言葉と出会ったことがきっかけで、自分の世界観が変わり神経症も治るという経験をしました。
それが、私の「自分らしく生きることのよさ」に目覚めた原体験。
また、大学入学時に、大阪の親元を離れて、東京で1人暮らしを始めたことがきっかけで、「自分を出すこと」のよさを知りました。
親には「東京に行ってから性格が変わった」と言われますが(笑)、自分がもともと持っていたものを開花できたきっかけが、東京で一人暮らしを始めたことだったと思っています。
私の人生において、「ありのままの自分でいる」「本来の自分を活かす」という状態を持つことのインパクトがあまりに大きかったため、それが、やりたいこと、「その人の自分らしさや可能性を引き出す」という今の仕事につながっていったのだと思っています。
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3 「持たない人」~友人の体験~
一方、「持たない」経験が、やりたいことにつながっているケースとして思い出すのは、私のかつての同僚のケースです。
その、コンサル会社時代の同僚は、中小企業の経営を改善することを自分の生涯の仕事と決めています。
彼の場合、両親が町工場を経営されていました。
両親とお付き合いがあるのも、周りの中小企業。
そんな中、ある中小企業の経営者で、家族ぐるみで付き合っていた方が自殺されたのだそうです。
経営環境が厳しい中、どうにも立ち行かなくなっての自殺。
彼にとっては、ものすごいショックで強烈な出来事だったとのこと。
以来、厳しい経営環境の中でがんばる中小企業が、生き残れるように、笑顔で人生をおくれるように、中小企業の経営をお手伝いするのが彼のミッションとなりました。
彼の場合、「安心できる」状態を持たないことのインパクトが、やりたいことにつながったケースですね。
4 今までの体験の中で見つかる、自分の「やりたいこと」
誰でも、なにがしかの「持つ経験」「持たない経験」をしていることと思います。
きっと「ないないずくし」「あるあるずくし(?)」という人はいないでしょう。
でも、その中でも、自分にとって強烈にインパクトを残したのは、「持つ経験」だったのか、「持たない経験」だったのか。
そこに目を向けてみると、自分の「やりたいこと」のヒントが見つかるかもしれません^^
ちなみに、「持つ経験」「持たない経験」についてもっと深めたい方は、この本をご参照頂くといいですよ^^
『自分の秘密 - 才能を自分で見つける方法』 北端康良 著
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