働く女性の皆さんこんにちは。Woo!を運営しているナチュラルリンクは、企業の女性活躍推進サポート事業も行っています。その中で女性部下を持つ上司の方より「女性は新しい仕事にチャレンジしたがらない」「女性は責任ある仕事を避ける」という悩みをお聞きすることが多いです。でもその度に、「確かにそういう女性もいるだろうけど、女性ははなからそういうものだと上司が決めつけているケースも多々あるのでは?」と感じます。
それは、Woo!の読者の皆さんやネタリストさんのお話を聞いていると、びっくりするほどアクティブでパワフルな方が多いから。そんなことを思っていた矢先、このような記事を見つけたのでご紹介します。
『ダイヤモンド・オンライン 女子はドン引き!? バリキャリとゆるキャリ、決めつけ指導はもう古い』
1.働く女性は二極化から多様化してきている
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バリキャリとゆるキャリ――。働く女性が増える中で、仕事を生活の中心においてバリバリ働く女性と、家庭や趣味・交友等を大切にしながらマイペースで働く女性という、この2つの立場の人々の職場闘争がしばしば話題となってきました。しかし、最近、当の女性たちにとって、この二項対立は時代遅れに映っているようなのです。こう語るのは企業で女性向けのキャリア研修を多数行い、働く女性社員の本音を良く知る日本マンパワーの小出真由美さん。ダイヤモンド・オンラインが行った調査でも、小出さんの指摘する傾向が見られています。働く女性100人に、「バリキャリ」と「ゆるキャリ」のどちらに当てはまるかを聞いたところ、「そのどちらにも当てはまらない」と答えた人が35%、全体の3分の1に上りました。
確かに、私も、「バリキャリかゆるキャリかどちらに当てはまる?」と聞かれたら、どちらにも当てはまらないと答えると思います。
そもそも、「0か100か」という極端な質問ではありますよね。そうではない女性が圧倒的に多いというのは素直に納得です。
2.バリキャリでもないし、ゆるキャリでもない
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では、「どちらでもない」という女性はどのような働き方をし、キャリアに対してどんな考え方を持っている人なのでしょうか。
「それなりに責任あるポジションを任され、年収も同世代の男性並みだと思います。残業もそこそこしてますが、私が思うバリキャリはさらに年収や仕事で上を行く人を指します」(39歳・神奈川県)
「仕事をするときはする。遊ぶときは遊ぶ。区別するし、時間の余裕も少し有る」(45歳・長野県)
「仕事は好きで、かなり多忙にしているが、ベビーシッターに子供を預けたりするほどではないので」(40歳・大阪府)
仕事はもちろん目いっぱいするけれども、プライベートも充実させている。あるいは一生懸命働いているものの自分が描くバリキャリはもっとすごい、と考えている人が見受けられました。また、「ゆるキャリ」と答えた人のなかにも、「フリーランスとして自分らしい働き方をしたく、会社員時代よりは、ゆるキャリ。本腰を入れるときはちゃんとやります」(31歳・東京都)という人もいました。
出典:『ダイヤモンド・オンライン 女子はドン引き!? バリキャリとゆるキャリ、決めつけ指導はもう古い』
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なるほど…。確かに、「自分のことをバリキャリだと思う」と答えられる女性は、相当自分の築いてきたキャリアに自信がある人でないと難しいかもしれません。
また、女性にはプライベートに変化も訪れるので、その期間は少し仕事はセーブして、また働けるようになったら頑張るという場合もあります。
女性のキャリアは「こうだ」と決められるものではなく、その時々で変わったり、柔軟に変わっていったりと、”ゆらぎ”の中にあるという感じがします。
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3.極端な女性ばかりが取り沙汰される…
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そもそも「バリキャリ」という言葉が生まれた背景には、1985年に施行された男女雇用機会均等法があります。これを機に、残業もいとわず、男性と肩を並べてバリバリと働くバリキャリ女性が急速に増えることとなりましたが、今や時代は変わりました。2000年代以降は「改正育児・介護休業法」や「労働基準法改正」などを通じて、仕事と家庭などを両立させる「ワークライフバランス」の考え方が一般的になっています。
「プライベートを充実させることを優先しすぎて仕事を疎かにするような過度なゆるキャリの人、あるいは反対に男性顔負けなくらいストイックに仕事をしていて周りにもストイックさを求めるバリキャリの人。そんな極端な人の存在が問題になり、それぞれが揶揄されるようになってしまいました。しかし、実際はそんな人ばかりではもちろんありません。また、それ以外にも、バリバリ仕事はちょっと違うけど、キャリアはあきらめていませんって言う意味でゆるキャリと言う言葉を使う人もいます」(小出さん)
出典:『ダイヤモンド・オンライン 女子はドン引き!? バリキャリとゆるキャリ、決めつけ指導はもう古い』
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確かに、ネットやメディアを賑わす女性の記事は、極端な例が多いように思います。少数だから、余計に目立つのでしょうね。
でも実際私も多くの女性とお話をする中で、管理職の女性がびっくりするくらい等身大だったり、バリキャリだと思っていた人が、話してみるととても親しみやすくてしなやかだったりすることが多いです。
リアルな現場と、ニュースや記事で言われていることには、実際は乖離があることが多いのかもしれません。
4.生き方なんて十人十色。
人の生き方なんて、本当に十人十色。その人ごとに、置かれた環境も、性格も、好きなことも、何を大事にするのかも、全て違います。
女性の場合はなおさらです。
結婚してもいいし、しなくてもいいし、仕事を続けてもいいし、やめてもいいし、子どもを産んでもいいし、産まなくてもいいし…
違って当たり前なんですよね。
高度成長期の、頑張れば給料があがり、役職があがり…という時代には、キャリアは画一化されていたと思いますが、今は、色々な働き方や生き方がでてきています。
上司の方にも、「女性はこうだ」とかメディアやニュースで出ていることにとらわれ過ぎずに、目の前のいち女性としっかり向き合って、指導にあたっていただきたいですね。