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デキる女性は知っている、熨斗紙の使い方やマナーまとめ

働く女性の皆さんこんにちは、記念品を扱うネットショップで働くyucoです。
弊社では、記念日の贈り物となるような商品を多数扱っているため、熨斗紙のサービスを行っています。

ところが、ご利用いただくお客様の中には、「本当にそれで大丈夫?」と言いたくなるような内容で
熨斗紙のご依頼をいただく場合も多々あります。
Woo!読者のみなさんにそんな心配は必要ないのかもしれませんが、知っているようで知らない、
でも間違えると恥ずかしい、熨斗紙のマナーについて今日はご紹介します。

1. 花結び(蝶結び)?結び切り?

熨斗紙に欠かせないのが、水引。
結び方には一般的に、「花結び」と「結び切り」の2種類があります。

ほどける花結びは、何度あっても喜ばしい慶事に。
ほどけない結び切りは、繰り返さない方がいいことに用います。
迷った時には、繰り返していいことかどうか?を基準に考えましょう。
ここは、特に結び切りであるべきところを花結びに間違えると恥ずかしいので要注意!

繰り返さない方がいいことというのは、結婚祝いだったり、お見舞い快気祝いなど
もちろん、弔事に使うのも結び切りです
(※弔事に使うものは「熨斗」の付いていない「かけ紙」となります。)
それ以外のお祝いごとや、お中元お歳暮など、何度繰り返してもいいことには、花結びを使います。

ちなみに京都では、花結びと結び切りの使い分けをせず、全般的に結び切りを用います
花結びは結び切りの略式と考えられているところがあるようですので、
贈る相手が京都の格式あるお家の方だったりする場合は注意が必要ですが、
今や全国的には使い分けするのが一般的ですので、あまり気にする必要はないかもしれません。

弔事の水引についても、全国的には白黒が一般的なようですが、京都(関西?)では白黄を用います。

2. 表書きについて

熨斗紙の上段中央には、「なんのための贈り物か?」を表す「表書き」を書きます。
特に失礼な書き方というのはないですが、お祝い事なら「御祝」や「○○祝」などとし、
文字が水引や熨斗にかからないようにしましょう。

また、ちょっとした御礼や手土産などで、表書きを書くと大げさに感じられる場合は、
熨斗と水引のみの「無地のし」をかける、という方法もあります。

また、下段には表書きより少し小さめに贈り主の名前を書きます。
時々、“相手の名前を書く“という間違いを犯してしまう方がいるようですが、
ここは間違えないようにしましょう。

たくさん贈り物が並んでいたとしても、「誰からの贈り物か?」がわかるように名前を書く、
と覚えておけば間違いないと思います。

ただし、出産内祝いの場合は、子供の名前の「お披露目」の意味も込めて、
子どもの(苗字ではなく)名前を書きます。

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3. 外熨斗?内熨斗?

外熨斗と内熨斗についても、諸説あって迷うところです。

私の母は、「ラッピングは風呂敷と同じ意味だから、内熨斗が正式」と言っていました。
確かに、ラッピングというのは近年になって日本に入ってきた文化なので、
それまでは品物に熨斗紙をかけ、それを風呂敷に包んで持参する、というのが正式な形でした。

とは言っても、現在では風呂敷を使うにしてもラッピングをかけるのが一般的ですし、
ラッピングには「品物に傷や汚れをつけない」という意味があるので、
ラッピングの上から熨斗紙をかける「外熨斗」の方が一般的になっています。
その方が、相手に届いた時点で「何のための贈り物」で「誰からの贈り物」かが
一目瞭然となる利点もあります。

関西、特に京都の人は「控えめに」というところがあり、
また、直接持参する贈り物の場合は「何のため」「誰から」が明確なので、
内熨斗にする場合も少なくないようです。

いずれにせよ、どちらを選んでも失礼、ということはないので、
あまり深く悩む必要はありません。

4. 熨斗紙マナーまとめ

そもそも、熨斗紙をかけるかかけないか、というところも迷うところかもしれません。

結婚祝いや出産祝いなど、人生の大きな節目となるお祝い事に関しては、
まだまだ熨斗紙をかける方が一般的かもしれません。

それ以外の贈り物においても、目上の方への贈り物ならかけるべきですが、
親しい相手ならあえて熨斗紙ではなく、ラッピングの上からリボンをかけるなどした方が、
贈る方も贈られた方も気楽にやりとりができる場合もあります。

迷う場合は、かけたておいた方が間違いがないですが、
水引や表書きが間違っているとかえって失礼になってしまう場合もありますので、
商品を購入するお店の方に相談するなどしてみてもいいかもしれません。

また、こういった伝統的なマナーに関しては、地域によっても大きく異なることがありますので、
地元の目上の方への贈り物なら親に確認したり、
贈る相手の地域の結納屋さんなど、詳しい方に聞いてみるのもおすすめです。

若いころはあまり縁のない熨斗紙ですが、年齢と共に必要に迫られるものです。
大人の女性のマナーとして、最低限の知識はつけておきましょう。

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