Woo!(ウー)

無理なく成功するダイエット法〜美肌も健康も手に入れよう!〜

働く女性の皆さんこんにちは。食習慣から不調の原因を分析する鍼灸師・食養指導士の郷美由貴です。

今回は普段食事を作るために時間を掛けていられない働く女性が、
極力無駄な回り道をせず理想の健康、美容状態を日々の食事だけで作る方法を解説します。

1. 身体の声を聞く


食で健康を管理するというと、無農薬の野菜や地球の裏側の食材など、手に入れにくいものを購入するだとか、美味しくないものを無理して食べないといけないというような、気持ちにもお財布にも負担がかかるものと思われているかもしれませんが、臨床で、本気で治したいと思っている患者様にご好評頂いている食養指導3原則には、

1.“食費以外のお金を掛けない”
(特定の食材や健康食品、サプリメントの摂取は一切オススメしません)

2.“ストレスが溜まらない”
(体調悪化に関与する食材を「ストレスなく止められる」ように指導しています)

3.“無駄な時間を使わない”
(今の身体が元気になるために必要なこと、不必要なことをスバリ教えていますので、余計な健康情報に振り回される必要がありません)

というものがあります。

ポイントは「身体に必要な栄養素を摂る」ことではなく、「身体が今ほんまに求めている食材を食す」ことにあります。

栄養素だけで健康管理をしようとすると、身体が本当に食べて欲しいものが全く入っていない状態になりかねません。
食養学では、命を繋ぐのは「命」の力以外有り得ないと考えます。

栄養素よりも、身体が今ほんまに求めている食材を選択するのが、養生の極意です。

例えば栄養素が足りていれば健康的なのであれば、一生毎食カロリーメ○トでも良いという理屈ですが、残念ながらそのような食習慣が続けば、私たちは病気になるでしょう(笑)。

2. 健康に良い=まずい食事は有り得ない


身体が本当に求めているものは、「美味しくて当たり前」なのです。
日々変化する味覚が、身体に必要なものを教えてくれるようにできていますので、身体が冷えている時は塩味の効いた味噌汁が美味しく感じたり、炎天下で仕事をした時にはコーヒーが美味しく感じたりします。

身体が今の体調や環境で欲するものを美味しいと感じるようにできていますので、食養学において「身体に優しい=美味しい」はワンセットです。

身体に良いと言われているものを、美味しくないと感じるのであれば、見直してみる必要があります。

身体に必要なものをバランスよく取っていると、「身体に悪いと分かっていてもやめられない」食材も、リバウンドなく「止めたく」なります。

さらに少量の食事でも満腹感を得られるように脳や胃がが反応しますので、言わば「美味しいものを食べたいだけ食べているのに、食事量が少なくて済む」という状態になります。

結果的に無理なく「腹八分目」になりますので、ダイエットにも効果がありますし、もちろん小食を続けると内臓の解毒作用や排泄機能も活発に働きますので、肌トラブルの弊害になる老廃物のデトックス効果にも繋がります。

「そんなに都合のいい健康法なんてあるわけないやん?!」と思われるでしょうが、ほんまもんの食養学は体質に合わせて食習慣を調整します。
いわば「身体の運転学」です。

持っている車がガタガタの中古でも、ある程度運転のコツを掴んだ人であれば、スムーズに乗りこなすことができます。

つまり不調が重なった身体も、自分に合ったバランスのとり方さえ理解すれば、思うような身体を作ることが出来るということ。

ここが栄養学に語れない、食養学の強みです。

不安や不調のために健康管理や医療にお金を掛けるのは、真っ当な医療人からすればナンセンス。
食費だけで健康を維持できれば、もっと趣味や家族のために実りあるお金が仕えるようになります。

そんな風に身体の土台を作っていくお手伝いをするのが、医療人としての務めだと私は考えています。

次のページへ>>> 栄養学と食養学の違いは発祥地の違いを見れば一目瞭然・・・

3. 栄養学と食養学の違いは発祥地の違いを見れば一目瞭然


上述したお得なことずくめの食習慣を作るために、まず忘れて頂きたいのが「栄養素」です。

ビタミン、カルシウム、カリウム、アミノ酸、たんぱく質、等々です。

「えっ? ほんまに??」と思われるかもしれませんが、健康管理をしやすくするために栄養素を忘れたほうが良いと言うにも理由があります。

栄養学を否定するわけではありませんが、栄養学がそもそも日本人に合わないという事実を考慮に入れると、栄養素を信奉しすぎないほうがはるかに健康管理がしやすくなります。

当院の食養指導で冷え性の改善率が98%だったり、アトピーや無月経の改善率がほぼ100%だったりするのは、栄養学よりも食養学を重視している点に由来します。

今や日本で病院や学校給食、健康番組、雑誌の健康特集などで当たり前のように使われている「栄養学」。

「1日に何グラムビタミンCがいる」
「美しい肌にはコラーゲンが必須」
「代謝力アップのためにアミノ酸を摂ろう」
など様々な煽り文句を見かけて混乱されている方も多いかと思いますので、ここで一度栄養素を科学した「栄養学」の概念を簡単に整理したいと思います。

「栄養素をきちんと摂っていれば健康になれる」と信じている方も多いと思います。

ただ正確に栄養学を捉えるのであれば、その発祥地や、栄養学の得意分野、不得意分野まで知っておかないといけません。

栄養学の発祥地はどこだと思いますか?
日本でしょうか。

正解はドイツです。

ドイツ人が、日本で言えば北海道あたりの寒い気候下で、
何をどのくらい食べていたら健康になれるかを科学的に検証したものが「栄養学」です。

つまりカロリーやビタミンの摂取量は、ドイツ人がドイツで生きるために設定された数値であることを考慮に入れる必要があります。

あなたがドイツ人でドイツにお住まいであれば、まず問題ありません。
ただあなたが日本人で日本にお住まいであれば・・・

栄養素をきちんと摂ることが身体に合うと考えるでしょうか。

4. 日本古来から伝わる食養学


ドイツは本州以南にお住いの方からすれば、寒い地域です。
稲作や葉物野菜、果物の栽培にも適さないため、食料を肉、魚、卵、牛乳といった動物性食品とその加工品に頼らざるを得ません。

寒冷地で良く育つハーブ、ベリー類は、肉食で不足しがちなカリウムやビタミンなどを豊富に含みますので、合わせて食べられることが多いのはこのためです。

ドイツと言えばビールやワインも美味しい国ですが、ビールが水より安いのは、寒い地域で取れる数少ない発酵食品であるから。(肉食ばかりだと腸内細菌の働きが悪くなるため、善玉菌の作用をする食材が求められますが、寒冷地では発酵菌が働ける環境は限られています)

日本のように温暖で梅干しや味噌や醤油、納豆など豊富に麹菌が育つ環境ではないため、ドイツはドイツなりに発達した食文化で健康管理をしています。

そしてその習慣には長い歴史がありますから、環境に適応した結果、現在の体格・体質が出来上がりました。

ドイツ人と日本人の体形が同じだと考える人は少ないと思います。
肉食が主流となれば腸は短くなりますので、足が長くなります。

野菜が育ちにくい地域では、数少ない果物や酒類から、血液がドロドロにならないようにバランスを取る必要があります。

そうしてできたのが「栄養学」です。

日本では明治時代にドイツ式栄養学を直輸入して日本人に無理やり押し付けたものですから、必然的にカロリーもビタミンも「摂りすぎ」になります。

比較的寒い地域で生きていくためには、沢山食べなければなりません。
肉や脂肪の消化を助けるためには、より多くの果実や野菜も必要になります。

それに比べて日本人は、温かく雨の多い気候帯で、米も野菜も海藻も魚も、漬物、梅干し、納豆などの発酵食品も豊富です。

東洋医学では湿度が高い国では胃腸の調子が悪くなりやすいと考えますので、昔から日本人は胃腸に負担をかけない食べ方を生活の中で実践してきました。

これが日本古来の「食養学」に基づいた食べ方です。

ドイツのように湿度の低いカラッとした地域では、胃腸の調子が落ちることは少ないので、
肉や酒、チョコレートなど高カロリーのものが好まれますが、日本人が同じことをすればどうなるかは火を見るより明らかです。

消化不良を起こし、身体に老廃物が蓄積される結果として、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、冷え性、肌トラブル、便秘、リウマチ、不妊症、糖尿病、癌(=“食品”を“山”ほど食べて“病む”という象形文字です)などの疾病が加速します。

それらの不調を改善するために、疲れた内臓に「もっと栄養素を摂りましょう」というのは、食養学の知識を身に付けていれば実に滑稽な話です。

医学の祖ヒポクラテスは「食べ過ぎによって起こった病は、空腹でしか治せない」
という名言を残しています。

次回はストレスなく、不調の回復を妨げる“食べ過ぎ”にストップをかけるポイントについてお伝えします。


当院では鍼灸施術だけでなく食養生の個人指導も承っております。
目標の健康状態をご教示頂けましたら、医学的観点に基づいて自分に合った食習慣と
体調のコントロール方法がご理解頂けるように指導します。
卒業までの平均治療期間9ヶ月(癌は15ヶ月)です。

大阪院での受付は2016年9月までで終了とさせて頂きます(変更あり)
2017年を目処に東京・表参道と二子玉川にて治療院が移転しますので、
関東方面でのご予約は2016年8月くらいから開始する予定です。
詳細はお電話にてお問合せ下さい。

◆現治療院名:あくあ美療鍼灸院/りんくう国際美療アカデミー
http://www.biryoushinkyu.jp/index.html

◆新治療院名:ロシール・ホリスティック・クリニック青山
http://rocil-clinic.com/sp/concept.html

電話受付 072-425-3661 (※完全予約制)

アトピー、アレルギー、リウマチ、うつ、摂食障害などの難治性・炎症性・慢性疾患専門東京~鹿児島まで、芸能人やアスリートの方も来院。医学博士との共同講演、健康食雑誌にも取材を受ける食養指導士の資格を持つ女性鍼灸師が手掛ける食養指導が付いた施術が人気の秘訣。出張施術承ります。

◆Twitter  https://twitter.com/miyuki24000

◆Facebookページ https://www.facebook.com/biryoushinkyu0240/

◆まぐまぐ!メールマガジン配信 初月無料です!
『一日一養』~養生医療家がコッソリ教えるブログに書けない健康情報ウラ話~初月無料です!
http://www.mag2.com/m/0001671563.html

◆当院協賛企業
神戸東洋医療学院