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女性は、今と昔とどちらが幸せなのだろう?〜女性活躍と時代背景〜

働く女性の皆さんこんにちは。先日インタビューで「働く女性が、自分らしく働いていくために、大切な考え方ってなんですか?」と聞かれました。「う〜んなんだろう」と考えつつ、その時は「女性はこうあるべきという世間の常識や、自分が持つ無意識の概念に縛られず、それをぶち破る勇気を持つこと」と答えたのですが、ある方とお話をして、「こういう考え方が大事だ」という結論に至りました。

1.ある働く女性とのお話。

先日、50代の働く女性の方とお話をしていた時、

「昔はこうだったなんてあまり言いたくないけど、昔は育休も無かったし、こんなにSNSも無かったし、女性活躍の波も無かったし、本当に何もなかった。働く女性たちは、本当に必死だったんですよ。
それに比べると今は、SNSがあって何でも情報共有でき、人との繋がりも作っていけるし、国や企業も女性活躍のために動いている。本当に良い時代になったと思います。だから働く女性の皆さんには、現状の問題点や課題ばかりを見て嘆くのではなくて、この環境を活かして前向きに頑張って欲しいんです。

とおっしゃっていました。本当にその通りだと思いました。

2.昔、女性を取り巻く環境はどうだったか?

私は大河ドラマを良く観るのですが(今は真田丸ですね)、戦国時代の女性(武士等身分の高い人しか知りませんが)は、お家のためだと人質に出されたり、政略結婚させられるのが普通でした。

武士の家にうまれて、「商人になりたい!」なんて絶対に無理で、その家に生まれたらその家の歩みに身を任せるのが女性のさだめ。

父親が謀反を起こせば、問答無用で家族も殺されました。

結婚したらしたで、「世継ぎを産め」という周囲のプレッシャーは半端ないですし、女性が何か言おうものなら、「無礼な!控えよ!」と自分の意見を言うことも許されなかった。

…私には、こんな状況は、絶対無理です。。

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3.明治時代は?

ひとつ前のNHKの朝ドラ「あさがきた」を観ておられた方も多いと思いますが、明治や大正時代も、「女性が働くことを親が許してくれない」「世間体が悪い」と言われている時代でした。今のように、冷蔵庫、炊飯器、洗濯機、電子レンジなんて便利な電化製品も無いので、きっと女性は1日中家事をしていたのだろうとも思います。

女性が勉強できる学校もあまりなく、「もっと勉強したい!」と思ってもなかなか簡単には叶わぬ状況。自分がやりたいことができる女性は、家柄良く生まれたほんの一握りの人たちだったようです。

4.今、私たちにできること。

それらの時代に比べれば、今は本当に恵まれていますよね。

自分の将来は自分で決めることができるし、(家柄で無理なところはあるかもしれないけど)恋愛だって自由です。結婚相手も自由に決められるし、働き方の選択肢も少しずつ増えてきました。

確かにその分、核家族化が進んだり、女性の育児が孤独になっていたり、待機児童問題や…挙げればきりがないくらい様々な問題もありますが、「じゃあ、戦国時代や明治時代と今だったら、どっちがいい?」と聞くと、多くの方が今のほうがいいと答えると思います。

そう考えた時に、今を生きる私たち、働く女性に大切な考え方は「できないではなく、できる!」という気持ちを持つことではないでしょうか。

「こういう働き方なんて無理だよな。」
「仕事もプライベートもどっちも充実させるなんて無理だよな。」

ではなく、「これだけIT普及して、実際に実現している人もいるのであれば、できるかもしれない!どうやったらできるんだろう!」という考え方を持つこと。

そこから全てははじまると思います。

そうやって私たち一人一人が一歩ずつ歩いていくことで、それを見た後輩の女性たちに勇気を与え、働く女性を取り巻く環境も少しずつ変えていけるはず。

「できないではなく、できる!」を合言葉に、今週も楽しく頑張っていきましょう!