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知ってた?七夕の本当の由来〜七夕は男女の恋の日じゃない〜

働く女性の皆さんこんにちは。瀧澤裕子です。
七月七日は七夕ですね。
「星姫伝説」や「星まつり」などと称して、ロマンチックな恋の日となっています。
しかし、それはここ何年間のこと。
本来の七夕と少しずれてきているような気がします。

1 中国からやってきた七夕のルーツ


七夕も五節供の一つ。中国から入ってきた「乞巧伝奠(きっこうでん)」、
供物をして裁縫の上達を願った儀礼が元となっています。
何故、裁縫なのか?
それは、織姫だからです。

なので、なんでも願っても良いというわけではなかったのです。
裁縫など手先を使う技術の向上を願う儀礼です。

そして、中国からの儀礼と日本独自の儀礼が混ざって今日の七夕ができています。

2 お盆前の禊

タナバタとは「棚機」と漢字では書きます。
大事な祭りの前に水辺の棚の上で女性が神様の衣を織っていたという言い伝えがあります。
これは「羽衣伝説」にもつながります。
では、大事な祭りとは何でしょうか?
一週間後に控えた「盆」です。
盆とは仏教だけでなく、祖霊神を迎える行事だったのです。

祭りの前に水辺で身を清める日本古来の「禊」がここにも含まれています。

今年の七夕はこのようなルーツのことを想いながら過ごしてみませんか?