Woo!(ウー)

宇宙一プラス思考な女性に編集長が突撃取材!〜マイディア 西川順子さん〜

働く女性の皆さんこんにちは。今日ご紹介する働く素敵な女性は、株式会社マイディア代表の西川順子さん。「宇宙一のプラス思考」という異名を持ち、いつも笑顔で明るく、真っ赤なワンピースを颯爽と着こなすスタイルバツグンな美人さん。今回は、そんな西川さんの強さとしなやかさの秘密に迫りました。

1.西川順子さんってどんな方?

ホントにいつもこんな感じ。精神年齢は中学生並みだと本人談(笑)

1988年に大阪ガス株式会社に入社。在職中に参加したとあるセミナーをきっかけに、人生が180度一変し、それ以来、会社組織を元気にし、そこで働く魅力的な社員を創り出す教育に力を注ぐようになる。若手〜管理職まで幅広い層への企業研修や講演に加え、女性向けにイベントやセミナーを多数企画。今や全国に熱烈なファンを持ち、企画するイベントやセミナーは即満席になるほどの売れっ子講師となる。2015年6月に退職し、独立。プラベートでは22歳と19歳の2人の子の母である。

2.20代、30代は、たくさん転べばいい!

(女は背中で語る!笑)

ー高野:西川さんとは、かれこれもう4〜5年のお付き合いになりますが、お会いする度に綺麗に、パワフルになっておられて、私たち働く女性にとっても大きな希望です。

ー西川:ありがとうございます。そんな風におっしゃって頂けて嬉しいです。

ー高野:西川さんは、女性に対するイベントやセミナーもたくさん企画されていますが、大体何歳くらいの女性を対象にされているのですか?

ー西川:私が40代なので、40代の方がメインの対象ではありますが、10代の学生さんから80代のシニアの方まで、未婚、既婚を問わず、幅広い層の女性がセミナーに参加されます。世間では「女性にはロールモデルがいない」とよく言われていますが、セミナーに参加される女性も、「目指す先輩の女性がいない」「先が描けない」という悩みをお持ちの方は多いですね。

でもね、20代や30代は、転んだり失敗したりしても、どうにかなるものです。時間もたくさんありますし、高野さんも色々転んだ経験があると思いますが、何とかなっているでしょ(笑)?だから若い方には、いっぱい転んでもらいたいんです。転んでも死なないですから(笑)

そして20代、30代にたくさん転んだ経験をした人は、40代になってからが強い。周りと比べて焦ったりしないですし、経験したことが土台になっているので、ぶれることなくイキイキされています。

逆に転んでいない人は、自分の中にネタ帳が少ないので「あれ、私ってこれっていうものが何にも無くない?このままでいいの?」と焦ってしまうことになるんですね。

ー高野:「20代、30代にたくさん転んだ経験をした人は、40代になってからが強い」というのは、私たち世代にとっては心強い言葉です。今は色んな経験をして、失敗していいんですね。気持ちが楽になりました。

ー西川:そうですよ!私の母親が若かった時代、今から30〜40年前は、「女性の24歳、25歳はクリスマスケーキと一緒だ」と言われていました。なぜだか分かります?

クリスマスケーキは26日になったら売れないのと一緒で、「26歳になっても結婚していない女性は売れ残り」なんて言われていたんです。

ー高野:えーひどい…!

そう考えると今は、結婚しなくてもいいし、してもいい。バリバリ仕事をしてもいいし、パートという働き方でもいい。選択肢が増えて、いい時代になりました。

その分悩みも増えるかもしれませんが、どんな道でも自分で選べる時代に生まれたのは幸せなことだと思います。

ー高野:なるほど。悩むけれど、自由に自分の人生を決めていけるのは、確かにいい時代ですね。だったら、何でもやってみたらいいということでしょうか。

ー西川:そうですね。何でもやってみたらいいと思います。子供たちにもそう伝えて育ててきました。「法律に触れる事以外は何でもやってみなさい」と。人は、自分が経験したことの無いことには、憧れや妬みの感情を持ち続けてしまいます。例えば、海外旅行に行ったことがなければ「海外行きたいなー!行ってる人が羨ましいー!」という気持ちになりますよね。
でも、一度海外旅行を経験すると、こんなものだということがわかり、自分の中で納得ができて視野も広くなれるし、他の人を見ても焦らなくなります。

後々「あの時もっとこうしておけばよかった」と後悔するのはもったいないし、やってみると経験値になって必ず自分の身になるので、何でもやってみればいいと思います。

次のページへ>>> 仕組みを知れば、仕事もダイエットもうまくいくってどういうこと!?

3.仕組みを知れば、仕事もダイエットもうまくいく

ー高野:冒頭で、「ロールモデルがいない」と悩む女性が多いというお話がありましたが、そういう女性に対して、西川さんはどんな風におっしゃるのですか?

ー西川:その方にと言うか、特に上の世代の方には「いつまでもかっこいい素敵な女性でいてください」と伝えています。女性はいつまでも美しく、かっこよくありたい生き物ですから。その姿を後輩に見せることで、彼女たちに大きな希望を与えることができます。50代の方が40代の希望になり、60代の方が50代の希望になり…、そういう方々が増えれば、世の中の女性たちはもっとイキイキ輝けると思います。私のメンターの女性も現在68歳ですが、現役でお仕事されていて、ものすごく素敵で刺激になります。まだ20年は私もあのレベルまで頑張れるなっ。と(笑)

あとね、「綺麗になる」には知識が必要です。知識が無ければ、エステや化粧品に高額払った割に効果が出ない…なんてことが起こってしまう。でも、リンパのこと、骨盤のこと、人間の体の仕組みを知っておくと、メディアの情報にもだまされなくなりますし、仕組みがわかると納得できるからダイエットも続けられる。そして女性はもっともっと綺麗になっていけるんです。

何を隠そう私もエステに高額な料金を払ったり、ダイエットしたりと、過去にいっぱい失敗してきましたから…(笑)

今は楽しく体の仕組みを勉強しているので、「どうすれば痩せるか、どうすれば綺麗になれるか」が分かるようになりました。ですから、このことを女性の皆さんにもどんどん伝えていきたいと思っています。現在、解剖学にハマっていて、ここをベースにそれぞれの女性の好みの体型で、快適で気持ちイイカラダの状態をレクチャーしています。数分で変化が起きるので即効性に驚きますよ。

ー高野:おぉ!…ただ綺麗になるには、まずは心の持ちようというか…「自分には無理だ」ではなく「私も綺麗になれる」と思う気持ちも大事なのかなと思ったりします。

ー西川:そうですね。よくね、「腹落ちする」「腹がたつ」と言いますが、感情は実は全て「腹」から来ています。情動、感情、思考の順番です。

世間では「プラス思考になろう!」と言いますが、頭(思考)は一番最後なので、思考を変えるより、実は体を変える方が早いんですよ。だから解剖学で伝えるとみなさんの理解が早い♫

オリンピックの選手は、メンタルも強いですよね。それは、体幹がしっかりできているからです。ひょろひょろで体幹が無い人で、メンタルが強い人って見かけないですよね?細くてもしっかり体幹がある方は強い。

インナーマッスルを鍛えると、素早い決断がデキるようになります。素早い決断ができると、軌道修正もしやすいので、結果的に目的地にちゃんとたどり着けますが、決断が遅いと、「どうしよう、どうしよう」と言ってる間に、時既に遅しになってしまいます。

綺麗になるにも、一步踏み出すにも、自分を変えたい場合には、まずは腹を、体幹を鍛えることが一番の近道なんです。

ー高野:おぉ!初めて聞きました、面白いお話です!こんなにたくさんのことを知っておられて、綺麗で素敵なお母さんに育てられた西川さんのお子さんは幸せですね。

ー西川:はやいもので娘は今年から就職し、東京に行きました。自分がやりたくて、自分が選んだ道なので、楽しそうにやっていますよ。娘には、全て自分で選択するクセをつけてきたので、世間から見たらかなりの放置プレイの子育てに見えたかも・・・(笑)でも、母親の姿ってね、ちゃんと子どもに繋がっていくんです。

私も以前は、テキトーに生きていた時期がありましたが、その時は子どもも「自立した子供」ではなかったですね。子どもは基本的に、親の言うことは聞かないけど、親のやることはよーく見ているものです。

だから母親の私が、自分で決めて動き出すようになったら、子どももガラッと変わりました。

母親の影響って本当に大きくて、例えば子どもが「お母さん、これ見てー!」と言ってきた時に、お母さんが忙しそうに「はいはい」とあしらってしまうと、子どもには「忙しい人には声かけてはいけない」というメッセージが無意識のうちに刷り込まれてしまいます。
そして社会人になると「忙しそうな上司にはどうしても話しかけられない」という結果になってしまうこともあるんです。

ー高野:わ~…それやってますね。子どもが「見て!」って言ってもはいはいって…反省です。

ー西川:また「親に感謝しろ」とよく言いますが、実際は感謝できない人もいるわけです。例えば子どもの頃親から虐待されていたら、頭で分かっていても感情が許せないですよね。
そして「感謝しなければ」と思えば思うほど、感謝できない自分が辛くなり、自分だけが人間として未熟だと思ってしまう。

だから私は言うんです。「親を一旦恨んでもいいよ!」って。素直な感情を吐き出すと、その後にはみな親に感謝できるようになるものです。まずは吐き出さないとね。

また「元気が無い」と言いますが、「元」の「気」と書くことからも分かるように、基本的に最初からみんな元気は持っています。元気が無いのではなく、あるんだけど、それが隠れて見えていないだけ。だから元気も、出し方さえわかれば、いつでも出せるんですよ。

ー高野:面白いー!

ー西川:私、世の中の大半の情報はガセネタだと思って生きています(笑)懐疑的になったり、全てを疑うということではなく、「何でも鵜呑みにする前に、自分で調べて考えて、結論を出した方が納得できる」と思うからです。今は何でもネットで検索出来ちゃうけど、それが実はデタラメだったらどうします?実際ありますしね(笑)

メディアの情報やCMなど、私たちが目にする情報の多くは、企業が「消費者にこういう打ち出し方をすれば売れる」というマーケティングの視点で発信されています。ですから、その情報の裏側や本当のところはどうなのかを知っていると、「世の中でなぜこの業界がずっと儲かるのか」「世の中の図式がどうなっているか」が色々分かってきます。

ダイエットでも仕事でも何でも、努力や気合だけでは続きません。「何故そうなのか?」を知っておくと、仕組みがわかるから続けられるんです。私は右脳が強いハッピー野郎に思われていますが、意外と科学的根拠が好きですよ。要するに、人間が元気になることなら
何でも学んで生徒さんに伝えて使って欲しいので、自分自身も人体実験の連続です(笑)かなり楽しい人生です。

4.女性は何歳になっても綺麗になれる!

(梅田の街を背景にシュールな一枚)

ー高野:話は少し変わりますが、西川さんは今よりも10キロ以上太られていたということですが、なぜそんなに痩せることができたのですか?

ー西川:ホントにねえ・・・。あの頃の写真見たら別人です。結婚した時がピークに太っていたので、子供たちが「パパは分かるけど、このおばちゃんは誰?」と結婚式の写真見て言われました(笑)今なら、痩せるのは簡単です。って言えますけど・・・。
方法は、脳の仕組みを使い、自分が痩せた姿をイメージして、あとは現実に落とし込んだだけです。私は単に「痩せたい!」と思うだけではなく、スリーサイズまで具体的に設定しました。すると本当にそのとおり痩せましたよ。あれから、20年くらい体型変わらず・・・です。

ただね、これは私が今までダイエットで無駄な努力や失敗をたくさんしてきたからこそ、コツがわかると早かったということなんです。

最初から簡単にできるテクニックを知ってやってみたところで、こうはならなかったですよね。

最近のトレンドで「1日5分で痩せる」「1日5分で英語が上達」といった本がよく売れていますが、あれは、経験という土台がある人が読むから「なるほど!これがコツか!」と腹に落ち、その通りになるんです。下積みの土台がなくテクニックに走ってもまず無理ですよね。

だから「失敗したらどうしよう」なんて思わず、何でもやってみて、経験してみたらいいんですよ。私なんてあらゆるダイエットをしまくったオタクですから、結局「どれをやっても正確にやれば痩せるんです」ってこと、断言します(笑)

10〜20代の若いころは親からもらった「顔立ち」優位ですが、40代以降は今までの経験や環境、やってきたことが、そのまま「顔付き」にあらわれてきます。年を重ねるごとに魅力的に美しくなるには、やはり苦難すらも笑えるような経験が大事。「苦しい時こそ笑え~っっっ」と自分で決めていました。関西人なので、全て笑いに変えてやるってとこも大切にしていましたね。「悲劇」より「喜劇」の自分の方が人生のネタになります。

ー高野:深いな〜深いです!ところで西川さんは、女性向けのスクールを9月から開講されるとお聞きしました。

ー西川:はい。「自分史上最高の幸せを掴み取る!と決めたオトナ女子のための美しいカラダ(容姿)とココロ(精神)プログラムをインストール」します。インストールですからね。使いこなせるまでお付き合いするつもりです。私はヨガやダンスのインストラクターでもありますので、内面と外見の美の両方からアプローチすることを大切にしています。そこで体を使い、脳や心理学をつかい、会社に行きながら会社でキレイになるОLさんを何人も送り出してきました。その気にさせて、飛び込ませるのが、私の役割。ならば未来は変わる。
女性は何歳になっても綺麗になることができますからね。
そのやり方は男女で大きく違うので、今回のプログラムは「女性限定」で、「既婚」「未婚」でも分けています。

プログラムの中では、リッツカールトンでの宿泊など、一流を感じる体験もして頂きます。一流料理を食べている人って、意外とB級グルメも美味しく食べられるもの。一流を知って優越感を感じてもらいたいのではなく、また「あ〜いいな〜リッツカールトン〜」とただ憧れ続けるだけではなく、体験して知った上で、何を選ぶか自分が選択できることが大切だと思っています。

イキイキと人生を過ごしたい女性の皆さんには、自分に納得して進んでもらいたいですね。一度出会ったら一生お付き合いするつもりでスクールを開きますから、私もまだまだ共に成長していきたいと思います。

ー高野:西川さんは、最初は企業向け研修や講演をされていましたが、何故今、直接女性に行うスクールを開校しようと思われたのですか?

ー西川:講演や研修で60分話しただけでは、何かのきっかけになったとしてもその人の人生を変えることまではできません。特に地方の方は一回きりでお会いすることもなく、歯がゆい思いをしておりました。
私は、その時で終わりではなくて、1人の女性の人生に関わり、人生を本当に変えていきたい方のお役に立ちたい。
私と関わってくれた女性が、仕事やプライベートでイキイキするようになり、そんな女性がまた自分の家族や恋人、会社の同僚にまで素敵な影響力を与える存在として世の中に増えていくってとても幸せなことだと思うんです。

また、会社のホームページ作る際、最初は人事部の方や企業向けに作っていました。ただ、今までの実績や口コミでも現在お仕事を頂いている状態なので、それに甘んじず自分で仕掛けた方が面白いと思ったんです!(笑)

そう。私の判断基準は、いつも自分がやってて「面白い!」と思うかどうか!だけど、「面白いことしかしない」のではなく、「何をやっても面白くしてやるっ」ってのが私のポリシーです。これだと何をやっても面白くしかならない・・・これが私の人生の基本的な考え方です。

私は会社員時代は、「サラリーマンって楽しい!最高!」と思って働いていました。でもいざ自分が起業してみると、「やっぱり社長って楽しい!最高!」と思うようになりました。過去を振り返るのではなく、自分の今の立場が楽しいと思うことをずっとやっていきたいですね。将来は、全面ガラス張りの自宅兼スタジオも作りたいんです。いや〜楽しみです!

あっ。そうそう。よく天職がどうの・・・って質問もされるんですけど、天職なんて探しててもなかなか見つからないですよ。私の場合は「天職は西川順子」って決めました。そうしたら、会社員時代も、総務、設計、スタッフ業務に、イベント企画、営業、そして社内での講師・・・と、私がやることは何でも天職に思えてきました。単純でしょ。

全部天職なら何やっても結局楽しくて満足。その姿を見た会社が得意な仕事を増やしてくれる・・・って流れで、会社員を堪能しよう♫と日々サラリーマンに誇りを持っていましたもんね。「天職は西川順子」なので、どんな職種も楽しめる自信はあります。今は起業した会社での仕事を心から楽しんでます。5年後や10年後の自分が何をやらかしているのか、自分に期待するのが一番面白い♫ね。だから精神年齢は子供のままなんです(笑)

ー高野:待ちではなく、攻めの姿勢が本当にぴったりな西川さんです!そしてその姿が楽しそうだから、西川さんの周りにはどんどん人が集まるのだなと思いました。では最後に、働く女性の皆さんにメッセージをお願いします。

ー西川:ヨガのインストラクター的に言うと、人は、カラダが今ここに存在するにも関わらず、ココロやアタマは、すぐ、未来を想像しすぎたり、過去にとらわれ過ぎたりすることが多いです。でも、それでは何も手に入らない。

生きてるのは、「今、ここ」ですから。考えるチカラと感じるチカラの両方の力を大切にし、今あるもので、今の自分で勝負していけば、欲しいものはちゃんと手に入ります!「今ここ!」を意識して日々を過ごしていれば、欲しいものは、いずれ向こうからやってきます♪焦る必要はなし♫経験者は語ります。

—-

まるで太陽のように、眩しく、明るく、大きな存在感を放つ西川さん。こんな素敵に40代を謳歌される働く女性を目の当たりにすると、歳を重ねることがどんどん楽しみになります。全国に男女年齢問わず順子ファンがたくさんおられる西川さんですが、これからますます活躍され、日本中の女性をHAPPYにしていかれるイメージがリアルに湧いたインタビューでした。西川さん、ありがとうございました!