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大河ドラマ「真田丸」が意外と仕事に役立つ、その3つの理由とは?

働く女性の皆さんこんにちは。今年の大河ドラマ「真田丸」。戦国時代の武将として有名な、真田信繁(幸村)の生涯を描いたもので、三谷幸喜さんが脚本であることでも話題になりました。毎回高視聴率をキープしているようですね。そんな大河ドラマには、実は働く女性の私たちに役立つ内容がふんだんに盛り込まれているんです。

1.真田信繁ってどんな人?



真田 信繁(さなだ のぶしげ)は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武将。真田昌幸の次男。真田幸村(さなだ ゆきむら)の名で広く知られている。
江戸時代初期の大坂の陣で豊臣方の武将として活躍した。特に大坂夏の陣において3,500の兵を率いて徳川家康の本陣まで攻め込んだ勇敢な武者振りの話が、江戸幕府や諸大名家の各史料に記録され、後世、そこから軍記物、講談、草双紙(絵本)などが創作された。さらに明治-大正期に立川文庫の講談文庫本が幅広く読まれると、真田十勇士を従えて宿敵家康に果敢に挑む英雄的武将というイメージで、庶民にも広く知られる存在となった。
(引用:Wikipedia「真田信繁」)
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戦国ゲームで主役級として扱われているので「真田幸村」の名前を知ってる人も多いのではないでしょうか?

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「真田幸村」の名が広く知られているが、諱は「信繁」が正しい。直筆の書状を始め、生前の確かな史料で「幸村」の名が使われているものは無く、幸村と署名された古文書が二通現存しているものの、いずれも明らかな偽文書で、信繁が幸村と自称したことの証明にはならず、真田左衛門佐の諱は信繁であったと判断できるからである。
(引用:Wikipedia「真田信繁」
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だそうです!では早速、大河ドラマ「真田丸」が働く女性に役立つ理由をみていきましょう!

2.役立つ理由①周到な根回しによるボスマネジメント


7月現在の「真田丸」での信繁は、太閤豊臣秀吉に仕えています。秀吉からも一目置かれて、秀吉のことを尊敬している信繁ですが、気分屋の上司秀吉には、かなり振り回されている様子。
これは戦国時代ですが、現代の組織でもよくある光景だな〜と思いながら見ることができます。

ただ現代と1つ違うのは、秀吉の機嫌を損ねてしまえば、切腹や死罪にもなりうるということ。まさに命がけで上司に仕える様子を見ると、「私にはとっても無理」と怖くなります…。

そんな中、信繁がうまいのは「根回し」。まだまだ戦をして「真田ここにあり」と示していいきたい父、真田昌幸と、大名同士の勝手な争いを禁止し天下統一をはかる豊臣秀吉の板挟みになることが多々あるのですが、そのすり抜け方が絶妙なのです。

真っ向から秀吉に直談判してもまず無理と思われる場合が多い中、時には、秀吉の側近である石田三成に話を持ちかけて提言してもらえるよう進めたり、秀吉の甥にあたる2代目関白秀次に説得してもらえるよう持ちかけたり…

時と状況に応じて、誰にどんな相談をして秀吉の気持ちを変えさせるかをよく心得ています。そのために、日頃から多くの主要な人達とコミュニケーションを取り、人間関係を構築しています。

これはまさに、現代のボスマネジメントにも通じる所。

上司と意見があわない場合、言い争ったり諦めたりするのではなく、別の部署の上司から言ってもらえないか、上司と親しい●●さんに助けてもらえないか、そうやって、うまく根回しする。その為に、日頃から部署を超えたコミュニケーションを心がけるって本当に大事なことですね。

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3.役立つ理由②リーダーには名参謀が必要不可欠

「真田丸」には、豊臣秀吉、徳川家康、上杉景勝など、有名な武将が多数登場します。そして、戦国時代に名をあげた武将たちには、名参謀の存在が欠かせないことがよくわかります。

豊臣秀吉には、石田三成。
徳川家康には、本多正信。
上杉景勝には、直江兼続。

有名武将は、器が大きかったり、戦がうまかったり、義に厚かったり、やはり人として大きな魅力を持つ人が多いと思いますが、決して完璧ではありません。出来ないこともたくさんあります。

そこを、うまく補う名参謀がいるからこそ、その家が繁栄していったことが、ドラマを見ているとよく分かります。

今現在、リーダーや役職についている女性はもちろん、そうではない方も、自分のパートナーや、信頼できる後輩といった存在がいれば、今より更に自分の力を発揮できるのだと思います。

4.役立つ理由③小さい会社は知恵で勝つ

真田信繁の父、昌幸は以前は「国衆」でした。国衆でありながら、徳川家康が最も恐れた男と言われた人物です。


戦国大名とは、他のなにものの権威によらずに、自分の力量で領国を支配できる存在のことをいいます。戦国大名は、領国内の農民などから税を収めさせ、領国経営をしていきます。優れた戦国大名は戦に長けているだけでなく、農民などを上手く操り領国経営にも優れているものです。

国衆を簡単に説明すると「地元のお殿様」。国衆も殿様であり、基本的には戦国大名と同じ構造で、村と直接つながり支配し、家臣を抱えています。ちなみに織田信長も徳川家康ももともとは国衆であり、下克上の戦国時代に戦国大名になります。
(引用:大河ドラマ真田丸で出てくる国衆とは? 戦国大名との違いは?

真田信繁の父、昌幸は以前は「国衆」でした。大名ではなかったんですね。ですから、大名同士の戦の勝敗によって、真田の土地を支配する大名がころころ変わるわけです。
もとは「武田」、次は「織田」、そして真田の土地は信濃の要であったことから、上杉、徳川、北条が取り合うなど定まらず、その度に真田は振り回されました。

まるで、大企業の動きによって、下請け業者が振り回される図式とそっくりです。

そんな中で、兵の数も、お金も多くない真田昌幸がどのようにして生き残っていったか…については、学べることがたくさんあり、特にポイントは「知恵を絞る」というところです。

・人間の心理を知り尽くし、戦で利用する
・様々な武将と通じつつ、どうなっても真田が生き残れるように画策する
・すぐに返事を出すのではなく、わざとずらして相手の気をひく

等、一見ずるそうに見えますが「お金と人がいないなら、知恵を絞る」という部分は、中小企業であっても、新入社員であっても、肩書がなくても、知恵次第でいくらでも仕事はやっていけるということを、教えてくれます。

そして最終的には、大名になった真田昌幸はあっぱれですね!

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