働く女性の皆さんこんにちは。ナチュラルリンクでは「人事Gate(人事ゲート)」で女性活躍推進に関するコラムを執筆しております。今回はその中から、「ワ―ママの葛藤」についての記事をご紹介します。
育休から復帰をして1年。順調にバリバリ働いていると思っていた友人の葛藤とは?
1 久しぶりに友人に会いました
先日、現在は1児のママとして働いている大学の頃の友人と久しぶりに会いました。
彼女は現在、海外営業部で仕事をしていて、復帰後も出張に行くなど、
はたから見たら、バリバリ仕事をこないしてるワーキングマザーです。
楽しんで仕事をし、
充実した日々を送っているように思っていたのですが、
実は今、岐路にたち、悩んでいるということでした。
2 上司との面談で言われたこと
復帰して1年が経った。時短勤務とは言え、他の正社員と同じように、
求められたことは全てこなしているつもりだった。
でも、この前上司との面談で、こう言われた。
うちは事務部門ではない。
海外営業部にいるからには、もっと踏み込んで仕事をしてほしい。
販路開拓や、自ら市場を切り開くところも、もっと追求して、貪欲になってほしい。
このまま、言われたことはこなすという両立のやり方を望むならそれでもいいが、
もっとキャリアアップをしたいなら、仕事にのめり込む姿勢を見せてほしいと。
そう上司に言われて、彼女が悩んでいのは
「仕事ののめり込むあまり、育児が疎かになってしまうのではないか」ということでした。
今までは、自分の気持ちにも余裕があったので、子供にも向き合うことができたけれど、
自分の性格上、仕事にのめり込むとなかなか他のことを考えられなくなる。
子育てはちゃんとしたいし、特に子供が小学生になるまではしっかり見ていてあげたい。
でも、仕事でキャリアアップもしていきたい。
どういう道を選んでいけばいいのか…。
彼女は結局、今は子供との時間を大切にすることを決めたようです。
次のページ>>> 自分の選択に後悔しないために大事なことは、自分の気持ちに正直になること。 |
3 自分の気持ちに正直に
優秀で、責任感が強い女性ほど、この二者択一に悩むと思います。
周囲に、見本となる女性の先輩がいればまた違いますが、
そうではない場合、なかなか一歩踏み出せないものです。
でも、最終的に決めるのは自分自身。
「あの時、別の道を選べばよかった」ではなく、
「色々あったけれど、チャレンジしてみてよかった。この道で良かった」と思えるには、
何がポイントなのでしょうか。
その友人はこう話していました。
どんな道を選んでも、何かを捨てなければならない。
・ステップアップを選べば、今しかない子どもとの大切な時間を過ごせなくなる。
・育児を選べば、ステップアップは今は諦めないといけなくなる。
・ステップアップも育児も両方選ぼうと思えば、今よりさらに自分のスキルを高め、周囲を巻き込み、両立できる体制を作らなければならないので一時は自分時間はなくなる。
何を選んで、何を捨てるかだと思う。
後悔しないためには、それを、自分の意思でしっかり決めることしかないと思う。
4 上司への意思表示は積極的に行うこと
友人はこうも話していました。
育児を優先すると決めたとはいえ、
仕事への情熱が0になったわけではないことを、上司に理解してもらうことが大切。
その為に、今の自分ができること、できないことを上司とすり合わせるようにしているよ。
と。
「急な残業はできないが、1ヶ月前に予定がわかる残業なら対応できる」
「急な出張は無理だが、予め予定がわかるなら、海外に複数泊出張することも可能である」
できる範囲の中で精一杯やりたいという気持ちを、
私たち働く女性側も伝えることが大切ですよね。
改めて、自分から発信するコミュニケーションと、何かを選択する勇気の重要性を実感した1日でした。
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