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バリキャリ・ゆるキャリはもう古い?注目のフレキシブルキャリアとは?

働く女性の皆さんこんにちは。Woo!を運営する株式会社ナチュラルリンク高野です。
私たち働く女性の間では「バリキャリ思考」や、「ゆるキャリ」という言葉がよく聞かれますが、最近は「バリキャリでもないし、ゆるキャリでもない」という働く女性が増えているようです。

1 環境や上場の変化で、自分の気持ちが変わることは当たり前

社会人になった時は「バリバリ働こう!」と思っていた女性が、結婚や出産といったプライベートの変化により、一時的に家庭を大切にできる働き方を選択したいと思うようになる。

「私は仕事はそんなに頑張らず、ゆるキャリでいい」と新入社員の時は思っていたのに、気づけば今では役職も与えられバリキャリになっていた。

…といった話はよくお聞きします。

どれが正解、どれが良い悪いではなく、その時々の状況に応じて自分の気持ちが変化するのはごく当たり前のことで、働く女性の生き方は十人十色、色々あるものだと思います。

ここでポイントなのは「価値観や考え方は都度変わる」ということです。

2 1人目と2人目の出産でも、気持ちは大きく変わる

私は学生時代はずっと専業主婦志向だったので、「将来は腰掛けで適当に2〜3年働いて、寿退社して結婚する」とずっと思っていました。

ところがどっこいです!(古い!)新卒で入社した人材系の会社で営業に配属になってから、仕事の面白さを知り、社会人14年目になる今でも働き続けています。これには自分でもびっくりです。

そして仕事の面白さを知って以降は、「仕事が自分の第一優先だ!」という考え方だったので、たとえ子どもが産まれても家庭を優先したり、子どもとの時間を大切にするために仕事をセーブするなんて、自分の中では到底考えられないことでした。

自分は出産しても「仕事第一」のスタンスは絶対に変わらないと思いこんでいたのです。

そして3年前1人目を出産した時、やはり仕事へのスタンスはあまり変わりませんでした。出産後1ヶ月で仕事復帰し、「日中は外で仕事をしているから、帰宅してから子どもを可愛がることができる。1日中子どもと一緒なんて気が狂ってしまうわ!」と感じていました。ところが、2人目妊娠8ヶ月になった頃、ある気持ちの変化が起こりました…

次のページ>>>妊娠8ヶ月目で自分に起こった大きな価値観の変化とは?…

3 今までの自分には無い大きな変化が訪れた

2人目を妊娠して8ヶ月になった頃、自分自身の考え方や価値観が大きく変わる出来事がありました。きっかけは身近で信頼できる方からの指摘でした。(詳しくはこちらの記事をご覧ください

「きっとこの期間に子どもと向き合って過ごさないと、私は一生後悔する…」と思った私は、今までの仕事第一優先の考え方を捨て、「子どもとの時間を大切にするために、仕事のやり方や会社のビジネスモデルすら変える!」という決断に至りました。

この変化には自分でも驚いています。その人を取り巻く環境や状況は時とともに変化し、それに応じてその人の考え方や価値観も変わります。親の介護等で自分の意志に反して家庭に重きを置かねばならないこともこれからは出てくるでしょう。

その時に大事なのは、「バリキャリか、ゆるキャリか」という二者択一の選択肢しか無く、どちらかしか選べないのではなく、柔軟にキャリアを変化させることができる「フレキシブルキャリア」という考え方だと思うのです。

4 女性活躍は会社の努力で解決できるものだ

ただし、柔軟にキャリアを変化させられる「フレキシブルキャリア」を実現していくには、現在勤めている会社で、ある程度柔軟な働き方ができる環境や社風があるという大前提が必要です。

大阪で女性活躍推進を進めておられる、あるベンチャー企業の経営者の方がおっしゃっていました。

「女性活躍は社会の問題課題だという認識が強いが、僕は個々の会社の経営課題だと思う。世間では、女性活躍を進める!という社長が増えている。でも、会社のイメージ向上のためにとりあえず女性活躍を掲げている会社も多い。

それでは、絶対に女性活躍は進まない。

柔軟な働き方ができたり、ITツールを導入することで在宅ワークができたりと、どのような状況の人でも働き続けられる土壌を整えない限り、女性活躍なんて絶対無理だ。」と。

本当にその通りだと胸が熱くなりました。こういった企業が1社でも増え、また自分のキャリアを諦めない働く女性が1人でも増えるように、Woo!はこれからも情報を発信し続けていきたいと思いました!