働く女性の皆さんこんにちは。ナチュラルリンクでは「人事Gate(人事ゲート)」で女性活躍推進に関するコラムを執筆しております。
今回はその中から、「育休明け社員について」の記事をご紹介します。
1 ワ―ママは営業職にはつけない?
「育休前は営業職についていたけれど、事務職に復帰する」という
キャリア復帰パターンをよくお聞きします。
その理由としては主に
「顧客の予定に柔軟に対応できない(夜、休日)」
というものが挙げられているようです。
それは上司の優しさや本人の希望からくることが多いと思いますが、
ワーママは営業職と育児を両立することは本当に無理なのでしょうか?
2 営業職の良いところ
私の周りにも、営業をしているワーママの方々がおられます。
皆さんのお話を聞いていると、「むしろ営業の方が仕事と育児の両立がやりやすい」という声が多いです。
それは、普通の職種より、時間に融通が利くから。
営業の評価は「結果」です。数字なのでとても分かりやすいですよね。
極端に言えば、毎日残業をして長く働いているのに結果が出ない人よりも、
1日1時間しか働かないのに結果を出している人がいれば、後者が評価されます。
営業という職種は、成果が目に見える分、働いた時間よりも、結果が重要です。
となれば、たとえ時短勤務になったとしても、
成果を上げることができれば、評価をされるわけです。
「そんなこと難しい…」と思われるかもしれませんが、
私の周囲のワーママの皆さんの声を聞いていたり、そして実際私も体験を通してみて、
それは可能だと実感するようになりました。
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3 私の実体験
私も出産前は、夜遅くからのお客様のアポイントにも対応していました。
それが出産後はというと…
保育園のお迎えがあるので、基本的に夜のアポイントはNGです。
そこでお客様に、
「保育園のお迎えがあるのでアポイントは16時まででお願いできますか?」と提案したところ、
全てのお客様から快く時間をあわせて頂けるようになりました。
イレギュラーな対応に関しても、
「チャットやメールは常に確認しておきますが、時間が遅くなると即対応は難しくなります」
と伝えておくことで、早めに連絡を頂けるようになりました。
ただ、行政との仕事の場合は、
緊急の変更が多かったり、
資料はメールではなく必着で郵送しなければならないため、
バタバタしたことが多かったのは事実です…。
しかしその経験から、
・少しでも気になる部分はどんな些細なことでも事前に確認して対応する
・締め切りの2週間前を自分たちの締め切りにする
など、工夫していくことで、問題なく対応できるようになりました。
なかには離れていったお客様もおられましたが、それはご縁がなかったり、
タイミングが会わなかったのだと思うようにしています。
もちろんこういった体制にするには、
女性の私たちも、育休前にしっかり仕事をして実力をつけ、
仲間やお客様から「戻ってきてね」「協力するからね」と言ってもらえることが必須ではあると思います。
4 固定概念・先入観を捨ててみる
これからの時代は、
「女性は◯◯だ」
「復帰後はこの仕事は無理だ」
という固定概念や先入観を捨てることが大切です。
また、何でもやってみれば出来るものです。
もちろん、それぞれに会社の体制や方針があるので、
どんな柔軟な働き方にでもチャレンジできるわけではありませんが、
復帰する女性側から意見を出してみることはとても大切。
私の周りの営業職のワーママの皆さんの中にも、
「残業せずに成果を出すことを理解してもらえるようにした」
「2人体制で営業にのぞむことを了解してもらえた」
など、だめもとでも提案をしてみたところ、OKだったという方も多くおられました。
これを機に、会社がやり方の変更を考えてくれるかもしれませんし、
これだけ「女性活躍」や「働き方改革」が強く言われている昨今ですので、
以前よりだいぶ変えやすくなっているはずです。
また今までは無理だったかもしれませんが、ITツールが普及した世の中では、
実現可能なこともたくさんあります。
「できない、無理」ではなく、「できる方法があるかもしれない」という視点で、
これからの自分ののキャリアを考えていきたいものですね。
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