Woo!(ウー)

知っておこう、あなたの夢が叶わない原因はこれが足りないからかも。

働く女性の皆さんこんにちは。小川由佳です。
11月末に、本を出版しました。「仕事にも人生にも自信がもてる! 女性管理職の教科書」という本です。
今回は、この本を出版するまでの経緯で、最も印象的だった出来事について、書いてみたいと思います。

1 きっかけは小さな出来事でした


「いつか本を書いてみたいな」

そうは思っていたものの、1年半ほど前は、まさか自分が書くことになろうとは、ゆめにも思っていませんでした。

最初のきっかけは、出版社が主催するセミナーに、友人の誘いで参加したこと。
そのセミナーは定期的に開催されており、出版を志す方が、自分の企画書をプレゼンし、編集者や他の参加者からフィードバックをもらってブラッシュアップしながら、出版を目指す場となっていました。

ただ、当時の私は、
「とりあえず、将来のために、見学しておこうかな」
そんな軽い気持ち。あくまで見学者という形で参加をさせてもらったのでした。

しかし、セミナーに参加している方々のプレゼンを聞いているうち、だんだん触発され、「私も」という気持ちになってきました。
主催者の方々から、「せっかくだから、次回も参加して、企画書を出してみたら」と言ってもらえたこともあり、セミナーが終わる頃には、
「次回までに私も企画書を書き上げて、もってこよう」
すっかりそんな気持ちになっていたのでした。

2 その後

とはいえ、その後、日常に戻り、仕事や他のことにかまけているうちに、どんどん時は経ち・・・。
夏休みの宿題のように、「企画書を作らなきゃ」と気にはなるものの、なかなか取り組めず。

そもそも、「絶対に本を書かないと職を失う」といったような「切羽詰まった感」もないため、なんとなく中だるみのまま、来てしまった次回セミナーの2週間前。

なんとなく集中できぬまま、そして、アイデアも出てこぬまま、私は、セミナーに誘ってくれた友人に
「私の企画ですが、結局、未だアイデアがひねり出せぬままでおります。
ですので、次回のセミナーは、またもや企画なしの見学でも、構わないでしょうか。」
というメールを出しました。

「書けないのであれば、次回も見学という形で参加し、いつか書き上がったときに出せばいいや」

そんな気持ちが私の中にあったのだと思います。
そして、「きっと友人も、『じゃあ、書けたときに出したらいいんじゃない』と言ってくれるにちがいない」と。

次のページ>>> 友人からの思いもかけぬ言葉とは…

3 本気で本を出版したいと思っていますか?


ところが、その数時間後、友人から返ってきたのは、私にとって思いもかけぬ言葉でした。

「本気で本を出版したいとお考えならば、内容が固まっていなくても、大きな目次くらいは作って、こんな感じの本が出したいとプレゼンした方がいいですよ。
中にはたまに来られて、ずるずると引きずっている企画を『もう何度目ですか!?』みたいな感じでずっとプレゼンされる方もいたりしますが・・・・ちょっと残念な感じだったりします。」

その言葉をみて、なんだか、頭をガツ~ンと殴られたような気がしました。
「本当にそうだ」と思ったのです。
それまでぼぉ~っとした頭で取り組んでいたのが、友人のメールを見て、急に目が覚めた感じがしました。

そこから、頭の中で、高速回転で自問自答が始まりました。

「私は、本当に本を出したいの?本気なの?」
「・・・Yes」
「だったら、友人のいうとおりじゃない。本気で取り組まないと、永遠に本なんて出ないよ!」

そこからです、急に集中力120%となり、1時間ほどかかって企画書を書き上げたのでした。

4 ずっと気になっていることがある方へ


「本気でそう思っていますか?」

友人の言葉に込められた、この問いは、圧倒的な力をもって私に迫ってきました。
そして、そのとき、二股に分かれていた道のうちの1つを選択した・・・そんな感覚が、私の中にあります。

その友人の言葉がなければ、私はずっと、二股に分かれた道の前で、ずっと立ち止まっていたことでしょう。
おそらく、半永久的に。

そして、私が出版に辿り着くことはなかったでしょう。
今振り返っても、しみじみそう思います。
あのとき、私に前に進むかどうかを迫ってくれた友人に、本当に感謝しています。

もし、ずっと気になっているけれども、なんとなくやれていないことがあるのだとしたら、ぜひ自分に問うてあげてください。

「本気でそう思っていますか?」と。

自分が本気だと自覚したとき、人は、それまで眠っていた力を呼び覚まして、圧倒的な力を発揮することができる。
私は今回の出版を通してそう実感しています。