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ベンチャー企業で働くワーママに編集長が突撃取材!〜北窓佐和子さん〜

Woo!ネタリストであり、現在3児の母でありながら、ベンチャー企業の人材開発部で働いている北窓佐和子さん
出産後もベンチャー企業で女性が働き続けるには、一体何が大切なのでしょうか?

1.ベンチャー企業は社長で決まる!

現在私が働く職場はベンチャー企業なのですが、たまたま人材紹介会社から紹介してもらったことが入社のきっかけでした。
社長の辻と面接で話をした途端に「この人のもとで働きたい!!」とビビッときたんです。
そのくらい社長が人として魅力的で、フィーリングがあって・・・夫を全力で説得し(笑)就職を決めました。
後から思えばですが、社長は「出産していようが、何であろうが、男女関係なくやる気と能力のある人を活かす」というフラットな考え方なので、そのような考え方の社長のもとで働けていることは大きいです。

2.責任を果たせば柔軟な対応が可能な「寛容さ」がベンチャーにはある。

今の会社は、ルールや就業規則はキッチリあるんですが、個人の事情に「寛容」です。
また社長含め役員全員にお子さんがいるので、学校行事や急な病気などの際の理解が深く、柔軟に対応してもらっています。

子どもを持つ働く女性たちにとっての働きやすさは、ママ向けの制度がたくさんあるというよりも、
個人個人の事情にどれだけ寛容に配慮できるか」が重要ですよね。

ただ、それに甘えるのではなく、自由な分、責任を果たす。早退した日は、その分夜仕事したりして
「子どもがいるから仕方ないよね」と言われないように、努力はしているつもりです。
また当社は女性活躍推進の取組みにも積極的で、実際に物流の現場は6,7割が女性です。
女性がよりイキイキ働けるようにプロジェクトを立ち上げ、日々知恵を絞って変えています。

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3.夫の転勤と共にパナマへ移住。それでも会社を辞めずに続けられた理由とは?

実は数年前、主人がパナマに転勤になって私もついていくことになり、「これはさすがに会社を辞めないかんよな…」と思いました。
ただ、仕事も会社も好きだったので、あまりに辞めたくなくて働き続けたくて。

パナマでの遠隔ワークを、ダメ元で社長に提案してみました。
すると「おもしろいやん、やってみよう!駄目だったら、そのとき考えようよ!」と快諾頂いたんです。

実際、時差はあったものの、お客さまの中には私がパナマにいるのを気づかない人もいるくらい、普通に仕事ができました。
もちろん会って仕事するに越したことはないですが、ネットでも十分やっていけるんですね。ちなみに、第三子はパナマで出産しました。

4.ベンチャー企業で働く女性が、知っておくべきたったひとつのこと。

働く女性がやりがいを持って、出産後もベンチャー企業でイキイキ働き続けるために知っておくべきことは、
【自分で考えて提案するアグレッシブさを持つ】ことだと思います。

ベンチャーは、ルールや規則に縛られすぎず、寛容に配慮してもらえる一方で、提案しないと助け舟は出てこない体質もあります。

以前、素敵に働く女性の先輩が「駄目かもしれへんけど、自分から提案したらいいやん!一歩すすむで!!」とおっしゃっていたのですが、
まさにその通りだと思いました。
「上司が気づいてくれないかな」「誰か助けてくれないかな」と待っているのではなく、「無いなら創る!」「だめもとでも言ってみる!」
少し一歩踏み出す勇気が必要だなと感じます。

私も社内の後輩女性にとっても、ひとつの道になれればいいなと思っているので、これからも頑張っていきます!

ハンサムWoo!manプロフィール

株式会社PAL(物流アウトソーシング事業)人材開発部 北窓 佐和子(きたまど さわこ)さん。

大学卒業後、大手メーカーに総合職として入社。
夫の転勤でアメリカに5年駐在し、その間に第一子出産。帰国後は派遣で外資系企業の役員秘書として働く。
第二子を出産し、その後は株式会社PALにて社長秘書として勤務。その後、夫の転勤で再び海外へ行くことになるが、PALに在籍したまま、遠隔で仕事をこなすという異例の働き方を実現。第三子出産し、帰国後は3児の母として、現職の人材開発部で奮闘中。

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