大学生の皆さんこんにちは。私は、28歳でメーカー勤務です。
春は出会いと別れの季節。この時期になると思い出す、あるエピソードがあります。
1 この時期の日本の空が大好きです
私は学生時代カナダに留学していました。
そこは冬はマイナス40度にもなる内陸部。
私の滞在期間中はマイナス20度までしか体験できませんでしたが、
それでも、それはそれは寒うございました。
何よりいつ空を見上げても太陽が出ておらず、
教室には雪の重みで割れないようにと窓が一つもりませんでした。
基本ポジティブ思考の私も、さすがに原因不明の気分の落ち込みに襲われたりしました。
なので、カラッと空気が引き締まり、
澄んだブルーが空を覆う日本の冬がこの上なく愛おしく思えます。
2 空にまつわるある友人とのエピソード
なぜ、こんなに空が好きなのか。
そこには、大学受験の頃のあるエピソードがあるのです。
仲良しのKちゃんと私は高校時代、毎日一緒に図書館に通い勉強した仲でした。
ともに志望校が同じで、切磋琢磨しながら受験勉強に励んでいましたが、
残念ながら結果は二人揃って不合格。
私は親の進めもあり滑り止めの大学へ、Kちゃんは意志を貫き浪人生活へ。
私が地元を離れる日、予備校の入学試験で
見送りに来れなかったKちゃんから、一通のFAXが届きました。
(お互い携帯電話を持っていなかった時代です(笑))。
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3 勇気をもらえた友人からの言葉
内容は、初めての一人暮らし、淋しくなったら空を見上げようというもの。
どんなに離れていても見ている空は同じだよと。
志望大学に落ちた上、再チャレンジもしない自分に
自信を失いかけていた頃の言葉です。
私は一人ではない、別の道を選んでも繋がっているし、
一緒にチャレンジしているんだと本当に勇気をもらいました。
4 みんなと繋がれる「空」
それからは、ピンチの時、淋しい時、悩ましい時はいつも空を見上げます。
ある時はパートナーと繋がっている空、
ある時は親友と繋がっている空、
ある時は過去や未来と繋がっている空。
カナダの空をよく覚えているのも、あの時のKちゃんの言葉のおかげかな。
ちなみにKちゃんはその後、無事に志望大学に合格しました。