働く女性の皆さん、学生の皆さんこんにちは。Woo!を運営するナチュラルリンクの高野です。 バリバリ働くキャリア志向の「バリキャリ」との対比で、「ゆるキャリ」という言葉がよく使われます。ゆる〜いキャリアという感じで、なんとなくあまり良くない印象に聞こえますが、果たしてそうでしょうか。
1 ゆるキャリとは?
— 「ゆるキャリ」とは、決して仕事第一ではなく、家庭生活を大切にし、自分の趣味や交友も楽しみながらマイペースで働くこと。
本来は、そういうゆるやかなキャリアの女性を肯定的にとらえる表現として、エッセイストの葉石かおり氏が提唱した言葉ですが、
一方で“家事・育児を言い訳にして低パフォーマンスに甘んじる、そこそこの働き方”という批判的な意味合いで使われることもあります。*日本の人事部「バリキャリ・ゆるキャリ」より抜粋 —
2 ゆるキャリを目指してもいいと思う
人生をどう生きるか、どんな風に働くかは、人それぞれですし、それを他人にとやかく言われる筋合いはありません。
だから、ゆるキャリを目指すことも素敵だし、アリだと思います。 むしろ、これからの時代は、ゆるキャリを目指してみてもいいとさえ思います。
以前、小説家の村上龍さんがテレビで、「若い頃に無駄にやる気を浪費していない人は、あるタイミングで本質に気づきやすい」といったことを話していました。
抜くところは抜いている方が、あるとき「これだ!」と思うことに出会い、
一瞬にしてギアが入る可能性が上がると。
なるほどと思いました。 また、イタリア人は(全員じゃないので偏見もありますが・・・笑)、
ゆったり仕事をして、昼休みは2時間休憩したり、仕事をはやく切り上げたりしているのに、
一人あたりのGDPは日本よりもはるかに上をいくなんていう話もありますもんね。
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3 プライベートの時間を確保するということは
「ゆる〜いキャリアでいい」という人には、プライベートを充実させたい人が比較的多いように思います。 プライベートでやりたいことがあったり、家族との時間を大切にしたいから、仕事で出世したりすることはのぞまない。
「プライベートの時間を確保ししっかり楽しむには、人より短い時間で稼ぐ必要がある」
ということになっていくと思います。
何をするにもお金はいりますし、ゆったりプライベートを楽しむには、短時間でガッツリ稼いでないとなかなか難しいものがあります。
つまり「ゆるキャリ」を目指すというのは、無我夢中に働いて稼ぐのではなく、
・成果があがる仕組みづくりに力をいれたり、
・何もしなくてもお金が入る仕組みを作ったり、
最小限の労力で最大限の成果を出せることを考え、実行することだと思います。
これって、バリキャリにひけをとらない、というかむしろレベルの高い、素晴らしい働き方ですよね!
4 肩の力を抜いてみよう
「頑張らなければ!」と思っているうちは、見えないこともあります。
そういう風に逆に振り切ってみると、客観的に自分や自分を取り巻く状況を見ることができて、
何に力をいれればいいのかがすっとわかることもあります。 働き方改革が叫ばれている今、少し意識をして、
「ゆるキャリ」でいってみるのもありかもしれませんね。