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知らない間に使っているかも!?自ら行動できない人をつくってしまう呪文とは

働く女性の皆さん、ママさんこんにちは。Woo!ネタリスト 人活®心財育成トレーナーのあ~ちです。
人間関係においてコミュニケーションが大切であることはわかっていても、思ったようにならなかったり、感情が抑えられなかったり、実はそこには『心のしくみ』があるのです。

1 〇〇してはいけない

 

子どもを育てる場合でも、会社で人を育てる場合でも、自分に言い聞かせる場合でも、「〇〇してはいけない」と伝えることはないですか?

子育ての場合だと
「寝坊してはいけない」
「ご飯をこぼしてはいけない」
「ゲームをしてはいけない」など

会社の場合だと
「ミスをしてはいけない」
「お客様を怒らせてはいけない」
「遅れてはいけない」
「こんな人とはビジネスをしてはいけない」など

これらの言葉がしていることは“してほしくないこと”に焦点を当てているということです。

私たちは焦点を当てたものに意識が向きます。
つまり言われた人はその行動をとってしまい、役立たない結果が生まれ、それが恐怖心となり、自分の行動に制限をかけ始めるのです。

2 その言葉の根底にあるものとは

 

これは伝える人の中にある“恐怖心”です。

伝える人の過去の経験において、上手くいかなかったことがあり、上手くいかなかったという恐怖心とその行動に焦点が当たったまま記憶が終了していることから起こることです。
伝えられる側は真っ白な状態です。そこに伝える側の恐怖心が言葉とともに入り込み、行動に制限を与え始めるのです。

そして伝えたはずの相手が、伝えたにも関わらず、望ましくない結果を伴うことを見て、伝えた側はまた恐怖心を確信し、更に強く「〇〇してはいけない」と伝えるようになるという負のループが始まるのです。

■次のページ>>>負のループから抜け出す方法とは…

3 上書きして終了する

 

ここで大切なことは、上手くいかなかったことがあったとき、「あ~ぁ失敗しちゃったなぁ」で終了するのではなく、「どうしたらよいのか」「〇〇すればいいんだ」など上書きして終了することです。

その時に「〇〇しないようにしよう」という上書きは役立ちません。それはまた望まないことを設定していることになるからです。
仕事でも何か新しいことを知ったとき「これ難しい」という言葉で終了したとすると、「このことは難しいんだ」という思い込みで終わるので、次に思い出した時も「難しいこと」として拒否反応がでます。

言葉は言霊です。
どのような言葉で終了し、脳に収納するのかは大切なことであり、自分の責任なのです。

4 自ら行動する人を育てるには

 

望むことを伝えること。
してほしいことを伝えること。
なってほしいゴールをイメージさせる言葉で伝えること。

実はこれを伝えているあなたが“既に”望ましい結果に上書きされていて、どのように行動すれば上手くいくのかが分かっているということです。
自分も相手も自ら考え、自ら行動する人を育てるには『望む結果を明確にする』ことなのです。

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