Woo!(ウー)

隙間時間を使って英語の発音をレベルアップ!発音インストラクターがそのコツ教えます

働く女性のみなさん、こんにちは!シェアリストの日野ゆう子です。
京都で英語発音のパーソナルトレーニングを行っています。

「英語をやり直したいんだけど、なかなかまとまった時間が取れない。」
「そもそも何から始めればいいのかわからない。」
英語の発音はそんなお悩みをご自宅やスキマ時間を利用してできる、忙しい方にもトライしやすいスキルアップのひとつです。
英語の発音は、リスニングやコミュニケーション力の基礎体力となって今後ずっと活躍してくれる縁の下の力持ち。独学でのスタート方法や注意ポイントなどお伝えしたいと思います。

「そもそも何のために練習するの?」をクリアにしておく

独学、スクールに通う を問わず、自分がそもそも何のためにこの練習をしているのか、自分に対して、目標を常にはっきりしておくことが上達への大事なステップです。

「これができるようになるために、自分は今この作業を行っている」
「こういうことがしたいから、この練習が必要、そのために自分は時間を使っている」

スクールに通っても、独学でも、「何かをしている状況」に安心をしてしまって、ただこなしているだけ、通っているだけ では貴重な時間もお金ももったいないですものね。

ときどき立ち止まって、この問いをしてみることで、「何かをしている安心感・満足感のための作業になる」「努力自体が目標になってしまう」「途中でなんとなくやめてしまう」という落とし穴にはまらず、効率よく練習を続けていくことができます。

いつもゴールを思い浮かべながら時間を使うようにしていきましょう。

発音練習の最初のゴールは?

では発音練習をするときのゴールはどう設定したらいいのでしょうか?
最初のゴールは「英語の音素を体に取り入れること」に設定するのがおすすめです。

英語の音素の種類は日本語の音素よりも多くあります。
例えばhappyとcutやboughtとboatの下線のは別々の音なのですが、日本語の音をバックグラウンドにもつ私たちはそれぞれア、オーと、ひとくくりにしがちです。ネイティブはそれぞれの音の違いを期待するので、それが原因でなかなか言葉が通じない、何度も聞き返されるといったことが生じてしまいます。音を日本語の音で代用してしまうことで起こる問題がたくさんあります。

英語の音素を体に取り入れ、まずは単語のアクセント部分(単語の一番目立つ部分-辞書でcat kǽt こう記されているところの点部分です)をその音で言えるようことを目指しましょう。伝わりやすさが格段にアップします!

■次のページへ>>>具体的な進め方は・・・

 

では、具体的にどのように進めていけばいいのでしょうか

 

自分にあった教材を選ぶ

最近では書店に行けば色々な発音の本が手に入るようになりました。
また、youtubeなどで動画を見ながら学ぶこともできるようになりました。

数ある教材の中から選ぶ際に選ぶ際には、
①自分が好きだと思えるものということ(毎日開くものですから、開くだけでつらい、苦しい・・という教材は避けたほうがよいです)
②英語の音素を体系的に学べるもの
という2点を大切にしていただくと良いと思います。 

(ちなみに私たちの教室で使っているCEPIOメソッドをベースにした本DVDでも独学に使用をしていただけます。)

②をお勧めするのは、最初に自分がどれだけの音素を学べばよいのか、全体を見てスタートすることがとても効果的だからです。
ゴールがどこにあるのか知らないまま、何キロ走ればよいのか分からずに走り出すのと、ゴールがどれくらいで、そのために毎時どれくらいずつ走る必要があるのか知っているのでは走っている間の気分も全く違います。まずは本を開いて、全体像を把握。自分はこれだけの音素を取り入れればいいんだな、と確認してください。ご自分の中で、修了までの期間を決めて取り組むのもお勧めです。

発音練習はエクササイズ、しつこいくらい繰り返す

では実際に練習をスタート。
今まで何十年と体に中った音を取り入れる作業です。いっぺんにすべての音を練習して終わらせてしまうのではなく、「今回はこの音を練習しよう」とターゲットを決めて練習をすることをお勧めします。
本や動画で出し方をしっかり確認したら、その音を何度も口から出して体になじませてください。DVDを見て一度、一緒に口を動かして満足、CDと一度一緒に言ってみてこの項目は終わり、では中々体に音が入ってきません。
毎日10分でいいので、音の練習を続けてみてください。

私たちがレッスンを行う際には、音の出し方を練習した後、何度も練習をし、その後自宅に帰っても毎日練習を続けていただきます。その後、次回チェックをしてその音が定着をしているか確認をします。

練習は1週間に1回60分の練習よりも1日10分を1週間のほうが効果的です。
基本の出し方をマスターしたら、掃除をしながら、お皿を洗いながら、歩きながら、口に出してなじませます。1つの音がなじんだら次の音へ。 全体を見ながら、一つずつを丁寧に。そんなイメージでこつこつ音を取り込んでいきましょう。

迷ったら録音、ネイティブやインストラクターへ

自分がちゃんと音を出せているのか心配になったら、まずは自分の声を録音してみましょう。
今はスマートフォンのアプリで簡単に録音・再生ができるので便利です。まずは自分の音をとってみて、お手本の音と聞き比べます。自分のターゲットとしている音素の部分がどういう風に聞こえるか、お手本はどう聞こえるのか、客観的に聞いて修正をする、という作業はリスニング力アップにもつながります。

不安な場合は、ネイティブスピーカーや英語の上手な方、発音のインストラクターにチェックをしてもらうというのも有効な方法です。

スキマ時間を重ねることが大きな成果に

学生時代「継続は力なり」とよく言われました。その時はピンとこないことも多かったけれど、発音のレッスンをするようになって、生徒さんの大きな変化に遭遇するにつれ、このことの大切さを感じることがとても多くなりました。

毎日のスキマ時間。毎日は少しずつでも、積み重なると大きな変化を運んでくれます。
数か月後の変化を楽しみに、ぜひ、毎日こつこつを続けてみてくださいね。

「コミュニケーションをもっと楽に!」
京都四条烏丸・英語発音CEPIO京都教室で発音レッスン・パーソナルトレーニングを行っています。

eigo-hatsuon.com