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「雇用される時代」からの脱却~「会社を辞めたい」そう思った時に考えたい3つのこと

Woo!をお読みのみなさん、こんにちは。
「職(はたらくこと)×生(生きること)みらいデザイナー」の神野沙樹です。

突然ですが、みなさんは「会社を辞めたい」と思ったこと、ありますか?

私は…これまでの人生、「会社を辞めたい」と思ったことは何度もありました。そして現に退職して自分で起業したくらいです(笑)
とはいえ、「会社を辞めて起業した」と言うと「私にはできないから」と言われることもしばしばあります。

それでは、「もう会社を辞めたい」と思ったそんな時、自分の気持ちとどう向き合い、どのように対処していけば良いのでしょうか。

私から3つの質問を投げかけたいと思います。

「辞める理由」を探していますか?「辞めない理由」を探していますか?

「仕事がうまく行かないんですよね…最近あまり楽しくないし…。何より忙しくって大変なんです!もう潮時かなって思っています」…と毎月ぼやくA子さん。

このA子さんのお悩み(ぼやき)を初めて聞いてから、早2年ほど経ちますが、A子さんは会うたびにずっと同じようなことを言っています。

私はひそかに感じています。
「本気で辞めようとはしていないのかもしれないな」と。

自分自身の体験をふまえても、また、社会保険労務士として色々な企業の社員の方とお話していても、「辞めるときは(どんな事情があれ)辞める」と思っています。

不安要素があっても、周りに反対されても、「辞めるときは辞める」。
つまり、答えは「自分自身」にあるということ。

「会社を辞めたい」と思って、このコラムをご覧いただいているみなさんは今、「辞める理由」を探していますか?それとも、「辞めない理由」を探していますか?

まずは、自分自身の心をよく見つめてほしいなと思います。

今の人生に、不満がありますか?

生きることとは、「決断の連続である」といわれています。

「今日は、AとB、どちらの服を着ようかしら」
「お菓子食べようかな、我慢しようかな」

という日々の決断から、

「理系に進もうかな、文系に進もうかな」
「一人暮らししようかな、実家暮らししようかな」
「会社を辞めようかな、続けようかな」

という決断など、さまざまです。
その「決断の結果」が「今の自分」であるわけです。

では、みなさんに質問です。

「今の人生に、不満がありますか?」

もし、不満があるとするならば、「これまで決断してきた結果」に納得がいっていないということになります。
人や環境は関係ありません。なぜなら、「今の人生」は「自分の決断」によって創りあげられてきたから。

そう考えると、外部環境に「自分の人生」を委ねるのではなく、「自分の決断」を信じてやりぬくほかないのかもしれません。

■次のページへ>>>最後の質問は・・・

 

「決断して後悔したこと」と「決断しなくて後悔したこと」、どちらの記憶がありますか?

これまでの人生において「決断して後悔したこと」と、「決断しなくて後悔したこと」、どちらの記憶がありますか?

私自身で言えば、結構大きな決断も、意外と後悔したことはありません。
しかし、「決断しなかったこと」「勇気や覚悟がなくて先延ばしにしたこと」で後悔したことは、結構あります。

ある方からこう言われたことがあります。

「あなたのアタマの上には、見えないけれど電光掲示板がある。
そこには、あと●時間●分●秒という時間が表示されていて、こうしている間も、1秒1秒減っていっているんですよ」と。

そう考えた時に「今、何をするか」ということはとても大切であることだと思います。

「会社を辞める」というのも、大きな決断であることには間違いありませんが、決断することにより生まれる後悔よりも、決断しないこと、(続けるにしても辞めるにしても)決断を先延ばしにすることの方が、「後悔」につながるのではないでしょうか。

なぜなら、「限られた命」なのですから。

「雇用される時代」はもう古い?

いま、ニュースや新聞を見ると「時間や場所など、フレキシブルに働ける環境づくり」を進めている会社が増えてきています。
昔のように一辺倒に「●時から●時までべったり会社で働く」ということが、今の時代にはそぐわないということだと思います。

そして「雇用している-雇用されている」というこの関係性が、もう古いのだと私は考えています。
なぜならば、モノや情報があふれかえっているこの時代、答えは「1つ」ではないから。

私がその生き方に感銘をうけた、イギリスでシューマッハーカレッジを創設したサティシュ・クマールさんは、著書の中でこう言われています。
「これからの時代は、雇用という働き方ではなく、一人ひとりがアーティストとして働き、生み出していく時代である」と。

「アートというのは単に絵画や彫刻や歌や踊りのことではありません。
最高のアートとは「生きるというアート」なのです。

・・・皆さん一人ひとりがアーティストです。
「生きるアート」の見事な表現者たちです。

美術や音楽やデザインやダンスや文学やヨガや瞑想、さらには料理、ガーデニング、子育てなど、自分の得意なアートを実践してください。
話すアート、教えるアート、聞くアート、学ぶアート、食べるアート、歩くアート、眠るアート、子育てのアート、人助けのアート、愛するアートを実践していきましょう。

そうすれば皆さんの町はアートに満ちた美しい町になります。」

サティシュ・クマールのゆっくり問答with 辻信一』(ゆっくり小文庫)より

会社を続けるという決断でも、辞めるという決断でも、自分自身が出す答えに「間違い」はない、そう思います。

大切なことは、「そこで何をするか」ということ。
まずはしっかりと「自分が一番大切にしたいことは何なのか」を見つめ、それを、いま置かれた場所で表現できる「アーティスト」を目指してみてはいかがでしょうか。

きっと、「会社を辞めようかな」というモヤモヤから少し抜けだしている自分が居ると思いますよ!