働く女性の皆さん、ママさんこんにちは。Woo!ネタリスト 人活®心財育成トレーナーのあ~ちです。
人間関係においてコミュニケーションが大切であることはわかっていても、思ったようにならなかったり、感情が抑えられなかったり、実はそこには『心のしくみ』があるのです。
フィードバックでよくあるケース
仕事において誰かがアウトプットした結果を見て、ダメだと思った点や気になる点がある時に、アウトプットした人にアドバイスや思ったことを伝えた経験が一度はあるのではないでしょうか。
そんな時、あなたはどのように伝えていますか。
よくあるケースは、ダメだと思った点や気になる点をそのまま伝えているということがあります。
例えば部下がプレゼンテーションをした折に、あなたは声が小さいことが気になったとします。そして部下に伝えます。
「声が小さかったよ。もう少し大きな声じゃないと全員に伝わらないよ」。
この方法で伝えていると伝えられた側には次のような気持ちが起こり始めます。
否定そして拒絶
ダメ出しをする意図は何でしょうか。
もしかするとダメ出ししているということにも気づいていない人もいるかもしれません。
また本当のことなのだからという人もいるかもしれません。
気になる点をそのまま口にすることは簡単ですが、これは問題と意味づけたものに意識が向いていることであり、解決に意識が向いていないということになります。
つまり伝えられた方としては何がダメだったかは分かったものの、どうしたらよいのかには意識が向きにくくなります。なぜならまずは否定されたということが入ってくるからです。
そうなると、その後にどうしたら良いのかを伝えられたとしても、聞き入れにくくなります。それは心身思考が自分を守るために拒絶を始めようとするからです。また問題に意識が向いてそのまま伝えてしまうということは、根底に恐怖心があるからです。
この恐怖心を与えた相手に対して攻撃を起こしているため、相手にとっては安全ではなくなり、自分を守る体制に入るのです。
■次のページへ>>>では、どのように伝えればいいのでしょうか?
フィードバックで大切なこと
フィードバックで大切なことは改善や調整をするために伝えているということです。
もし伝える側が問題だと思う点があるとするならば、“どうなってほしいのか”という解決方法や解決への糸口を伝える必要があります。
先ほどの部下がプレゼンテーションをした場面であれば、「一つ一つ丁寧に説明していたこと良かったよ。声を大きくするとさらに良くなるよ。全体を通して誠実さが伝わってきたよ」というように。
部下をさらに良くしたい、仲間をさらに良くしたいと考えているならば、まずは行動したことを承認し、さらに改善した方が良いと思うことを伝えるという行動になります。
このように、人が加速成長するフィードバックの仕方があります。それはフィードバックサンドイッチというものです。
フィードバックは心の現れ
このような方法に対して不満や不平を口にする人もいます。それは自分の心の現れです。
ストレスを抱えていたり、無理をしていたり、我慢していたりするとどうしても望むことに目がいかず、不安や不満に目がいくようになります。目がいくのですから当然不安や不満がよく見えるようになり、さらに不安や不満に覆われます。
まずは自分に対してフィードバックサンドイッチをしてみることです。自分を承認し、さらに何をすれば望む状態になるのかに意識を向けることです。
大切な自分を大切に取り扱ってください。
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