Woo!(ウー)

相手に伝わる企画書づくりの4つのポイント〜初心者編〜

働く女性の皆さんこんにちは。クライアントからの依頼が来た時、みなさんはどのように企画を進めていきますか?
当時若かったわたしは意気込んで何か面白いことをしてみたいなと突拍子もない企画を持って行っては、もやっとした打合せをしていました。
社会人経験もそこそこついて、ようやくわかってきた基本の企画法をこちらでお話できればと思います。

会社の期待のエース級、アーティスト気質なあなたは読み飛ばしてください(笑)
どうしたらいいのかな?と悩んでいるあなたへ少しでも解決方法になれば幸いです。

1.ポイント①.答えはそこにある。まずは宝探し!

クライアントからのオリエン後、「あぁどうしよう、どうやって企画しよう」と悩みますよね。
その悩んでいる時間も楽しいのですが、企画が定まらないと提出期限までが非常に悩ましい時間になります。

「真っ白なキャンバスに絵を描くように急に自由な発想を膨らませているとだいたい痛い目に遭う。」ということは長年の経験でわかってきました。
また、「この前業界誌を賑わしていたあの企画、ここにもぶつけてみたい!」なんてミーハーなことを考えてもだいたいうまくいきません。

人の悩みは十人十色。クライアントの問題解決も十人十色です。

しかし、ほとんどの場合、オリエンの際に受け取る情報には課題もたくさんなのですが、宝がたくさん詰まっています。

悩みの中にヒントがあり、そこを輝かせるのが企画の出発点になります。

2.ポイント②.クライアントと向き合わない。同じ方向を見よう。

企画書を提出するクライアントは敵でもなんでもありません。これから企画を一緒に進める、宝を一緒に探して掘り当てる仲間のような存在です。

大切なことは「同じ方向をみる」ということです。

企画を出す自分は地図とコンパスを持ったナビゲーター。
一緒にスタートラインに立ってゴールへ一緒に歩を進めていきます。

途中で仲間との意見が違っても、企画どおりに絶対に進める必要はありません。
完璧主義にはならず、皆で同じ方向を見て随時方向転換をしながら進めていくのも旅の醍醐味と心して楽しんでいきましょう!

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3.ポイント③.指差す方向は先でも、照らす方向は2歩先くらい。


企画の主役は何といってもクライアント。企画は自分が考えたとしても、自分は主役ではありません。半歩後ろくらいに立って地図を広げて行き先をお伝えしていくほうが相手に伝わりやすいですし進めやすい。

また、最終ゴールとなる山の向こうを目指すような企画でも、鷹の目・虫の目を行ったり来たりしながら俯瞰したり詳細を見たりを交互に繰り返す必要があります。
主役の2歩先を照らしながら少しずつ細かいことを忘れずにチェックしながら、ゴールを目指します。

ここでは先を急ぎすぎても良いことはありません。可能なスピードと手段で可能な距離を進んでいく方が安全です。
ただ、「ゴール期限」が重要な場合は、タイムキーパー役も買って出るのが企画者。自分の企画がおじゃんになってしまうのは悲しいですよね。進んで名乗り出ましょう。

4.さいごに.フィードバックを参考に、次の地図を描こう。


企画が進んでついにゴール。楽しかった旅も終了となっても、また次の旅の地図を描きましょう。

クライアントからのフィードバックの中には、新しいヒントがまたあるはずです。

かなり抽象的でしたが、このような心持ちで企画ができればきっと良い結果になると思います。
この先、飛び級レベルの知恵と工夫が必要な場合もあるかもしれませんが、その時にはきっと自分の実力もぐんと上がっているはずですから、今からでも「自分の力で出来た」という経験を一つずつ積んでいけると良いなと思います。