笑顔が素敵で、愛されキャラのりんさん。日本人より日本人らしくて、謙虚で感謝の気持ちにあふれていて、だから周りが応援し、協力したくなるのだということを、肌で感じさせてくれる素敵な女性。そんなりんさんに「海外で働くって一体どんな感じなのか?」インタビューしました。
1.日本に興味を持ったのは、日本のドラマや音楽がきっかけ。
私は香港で生まれて、香港で育ちました。香港では日本のドラマや音楽が放送されていて、小さい頃からよく見ていていたことがきっかけで日本に興味を持つようになり、「いつかは日本に行きたい!」と思うようになりました。
義務教育が終わる頃、思い切って「卒業したら日本に行きたい!」と父親に相談してみたのですが、最初は反対されました。
確かにそうかもしれないのですが、当時の私はどうしても諦めきれませんでした。そこで親戚のおじさんが「社会勉強のためにも、日本に行かせてあげたらいいじゃないか」と父を説得してくれたんです。
2.行動力とご縁と周りへの感謝が、未来をつくる。
17歳の時、晴れて大阪の専門学校に留学することができました。
学校ではヘアメイクの勉強をしていたのですが、その後グラフィックデザインと出会い、将来はデザインの仕事がしたい考えるようになりました。
ヘアメイクに固執せず、その時にやりたい!と思ったことに突き進んだからこそ今があるんだと、改めて思います。
そんなある日のこと。アルバイト先でお客様から「学校卒業後はどうするの?どこで働くの?」と聞かれたんです。
「デザイン系希望で就活をしているが、日本人でも就職難の時代なので、仕事が見つかるかどうかは分からない。仕事が見つかれば日本で頑張るけれど、見つからなければ香港に帰るつもりだ」と話しました。
するとそのお客様が「僕の知り合いの社長の会社がWEBデザイン会社やってるんやけど、どう?」と言われ、紹介されたのがCUBEだったんです。
早速、社長とお会いしてお話すると、とてもワクワクして、「ここで働きたい!」と思いました。
あの時、あのお客様がお店に来られなかったら。
卒業後の進路について聞かれなかったら。
その時に正直に相談しなかったら。
一つでも違っていたら繋がっていないご縁だと思うと不思議な気持ちですし、周りの方々には本当に感謝です。
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3.仕事の喜びは、お客様からのありがとうの言葉。
仕事での失敗なんて数え切れないくらいあります!(笑)
ランディングページという重要なページの作成を初めて任された時の事でした。難しくて途方にくれていましたが、かといって「出来ない」とは言えぬまま締切日が来てしまいました。
就業時間後、なんとか先輩に提出して帰ったのですが、翌日の朝会社に来てびっくり!ページデザインがガラッと変わっていたんです。
その時、先輩が一晩かけて、デザインを修正してくださっていたのだという事を知りました。もうそれはそれは大反省で・・・。
もしあの時自分が前もって相談していれば、こんな周りに迷惑をかけることなんてなかったんだと気づき、
それ以来、分からないことはそのままにせず、必ず前もって相談するようになりました。
この仕事で嬉しい瞬間 は、お客様から「思ってた通りのデザインにしてくれてありがとう!」と喜んで頂けた時。 頑張った甲斐があったと胸が熱くなります。
4.海外で働くために必要なことは何?
海外で働くために必要なことは、やはり「語学力」ですね。
就職して驚いたのは、「自分の語学力が仕事で通用するレベルではなかったこと」です。
日常会話は問題なく出来たとしても、専門用語や敬語はまだまだなんだと知りました。日本で普通に暮らすのと、実際に仕事をするのとでは、必要な語学レベルは全く違います。
お客様に信頼され、上司や仲間から責任ある仕事を任せてもらうには、仕事で問題なく日本語を使えることが必須条件。
そこからは今でも、日々日本語の勉強を続けていま す。
今後の抱負は、「自分で目標を決め、動く」こと。リニューアルした自分が、どんな人生を切り開いていけるのか、自分自身とても楽しみです!
ハンサムWoo!manプロフィール
株式会社CUBE(企業・商品・組織のデザイン・Web制作、サイト運用コンサルティング事業)
デザイナー LAM TSZ YING(リン チ ヨウ)さん
1988年、香港生まれ。日本の音楽やドラマをきっかけに、日本に興味を持ち、義務教育卒業後日本に留学。専門学校に通いながらダブルスクールで勉強し、卒業後、株式会社CUBEに入社。コンテンツデザインに強く、現在はデザイナーとして活躍中。趣味は、読書、音楽鑑賞、カラオケ、ものづくり。
リンさんが働く株式会社CUBEのサイトはこちら