働く女性の皆さんこんにちは。「自分の市場価値ってどのくらいなんだろう?」働く女性の誰もが、多かれ少なかれこんな風に考えた経験があるはず。自分は、他社でも通用する人なのか、はたまた、もっとスキルを磨かないと、全然相手にされないものなのか…。TOEICのように、全国共通の指標があれば分かりやすいですがそうではないですし、「今の自分はどこでも通用する!」と自信を持って言えるなんてなかなか難しいですよね。今日は、そんな働く女性の「市場価値」について考えてみました。
1.そもそも市場価値って何?
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市場価値(しじょうかち)は、価格時点において買う意欲のある買い手と売る意欲のある売り手が各自市場及び資産に関する十分な情報を持ち、慎重に、かつ強制されないで行動し、適切なマーケティングの後に、第三者間の公正な取引交渉を経て、当該資産が交換されるであろう評価額である。
(引用:Wikipedia「市場価値」)
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論理系が苦手な私には、なかなか難しい説明ですが…笑
つまりは、自分がより多くの企業から欲しいと言われる人であれば市場価値は高く提示される給料も高いし、そうでなければ低いという見解でしょうか。
もっとわかりやすく説明されている文章がありました。
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私は経験上、実力、すなわち、その人の市場価値とは、「能力」「実績」「意欲」の三つで構成されていると考えています。あえて公式のかたちにするなら、
市場価値=能力×実績×意欲
です。そして、この三つの要素のそれぞれが、あなたのコンテンツなのです。
私の場合には、「経営のプロ」の方々のコンテンツの評価をしているわけですが、求められるレベル感こそ異なるものの、この三つの要素は、どのようなビジネスの現場でも求められるコンテンツなのではないかと思います。
(引用:日経WOMANOnline「抜擢のチャンスを自ら勝ち取る方法」)
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では、市場価値が高い女性って、具体的にはどんな人なんでしょうか?
2.市場価値の高い女性とは?①
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全く異なる業種、職種、企業で活躍している4名の管理職女性が、それぞれの現場で成果を出している人物やこれから一緒に働きたい人物の特徴として口を揃えて挙げたもの。それは、日々行っている仕事や世の中に対する問題意識の有無。そして、その問題意識を出発点に、自分の仕事を改善していく能力だった。一方で、具体的な資格やスキルを持っていることを条件に挙げる人は誰もいないという結果も明らかに。
(引用:Womantype「どんな企業も欲しがる!? 今、市場価値の高い女性に共通するたった1つの条件」)
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求める人物として「具体的な資格やスキルを持っていることを条件に挙げる人は誰もいない。」これは大変興味深いですね。
確かに、スキルや資格があったとしても、大切なのはそれを活かして仕事で成果を出していけるかどうか。今ある状況から改善点を見つけ出し、アイデアを出し、周囲と協力し、今よりも良いものを創りだしていけるかどうか。
そういった、人間的な資質が高い人の方が、市場価値は高いと言えるのかもしれませんね。
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3.市場価値の高い女性とは?②
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市場価値の高いオンナというものは、色々な人の話をまとめていくと、問題意識をしっかり持ち、自分のスタイルを確立して、自分の思うことをしっかりと表現出来る人が共通する必要なスキルではないでしょうか。もちろん、これ以外にも様々な見解があると思います。問題意識を自分で見つけ、解決に向けてチャレンジする人こそが、市場価値の高いオンナと言えるのではないでしょうか。
(引用:転職最前線「市場価値が高い女とは!?」)
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なるほど、①と似ている部分もありますが、自分の思うことをしっかり表現できることも大切ですよね。「自分はこういうことがしたい、自分はこう思う、自分はこれができる」と自分を発信し、周囲に自分のことを正しく理解してもらうことは、コミュニケーションの基本と言えるかもしれません。
では、市場価値を高めるには、具体的に何をすれば良いのでしょうか?
4.市場価値を高める方法とは?
「市場価値を高める方法」とネットで検索すると、山のように情報が出てきます。どの記事に書いてあることも、本当にその通りで、なるほどなと思わせられるものばかりです。
でも、あれもこれも磨かないといけなくて、結局どうしたらいいんだ…!
ということで、私なりに考えてみました。
私が思う、「今できる自分の市場価値を高める方法」は、今いる部署や会社で必要とされる人になることだと思います。
…わ〜抽象的〜(笑)
何を隠そう私は、前職で全然成果が出せないダメ営業だった時代に、ちらっと「なんか社長ってかっこいいから将来社長になりたいな〜」と思った時期がありました。
その時に当時の上司から言われた言葉が今でも心に残っています。
「今、この会社で役に立ってない人間が、世の中の役に立てるわけがない。まずは、この会社でみなが一目置くくらいの人間になるのが先や!」
図星過ぎて言い返せず、そこからは、営業で1位になるために頑張りましたが、それが今に大きく役立っていると感じています。
例えば営業マンだったら、圧倒的に成果を出すことでしょうし、人事部であれば、採用の応募者数を増やすことかもしれませんし、営業事務であれば、営業の方が成果を出しやすいように一歩先を考えて資料を用意したり顧客フォローをすることかもしれません。
また、老舗の企業で社員に求められることは「現状を打破することができるチャレンジ精神」かもしれませんし、できたてベンチャー企業であれば「とにかくどんな仕事であってもこなせる能力」かもしれません。
今いる部署や会社によって、求められることは違うと思いますが、まずは今ある環境で必要とされる人になること。これが、自分の市場価値を高めるためにできる最初の一步だと思います。