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ベンチャーで働く女性に編集長が突撃取材!〜Chatwork 河野智英子さん〜

働く女性の皆さんこんにちは。今回は、ChatWork株式会社で、働き方エバンジェリストとしてご活躍の河野智英子さんにお話を伺いました。

1.人生は、何が起こるかわからない。


ー高野:河野さんは、子供の頃からバリバリ働こうと思っておられたのですか?

ー河野:子どもの頃は、お嫁さんになるのが夢でした。母が専業主婦だったので、女性が働くというイメージが湧かなかったんですよね。習い事も、ピアノ、華道、書道…といった女の子らしいものばかりで、おまけに女子校育ちです。それが、まさかこうなるとは…(笑)

ー高野:私も母が専業主婦なので、「女の人は家にいるものだ」と思って育ちました。それが、まさかこうなるとは…(笑)

ー河野:人生何が起こるかわかりませんよね。大学入学後は、テレビやイベントのアルバイトをしていて、「この延長でいい人と出会って、結婚できればいいなぁ」と思っていました。
その後は海外に旅に出て「結婚するまでに自分がやりたいこと」をリストアップし、それ以来、書いたことに片っ端からチャレンジしていきました。

ダンサー、ヨガのインストラクター、ラジオのレ ポーター、WEBライターまで…。

思いっきりやりたいことをやって、ある程度自分の中でやりきった感覚があったので「両親もそろそろ安心させてあげたいし、社員として企業で働こう」と思い、広告代理店に入社。その後、不思議なご縁で現職の代表である山本に出会いChatWorkへ入社しました。
現在は「働き方エバンジェリスト」として、セミナーで登壇し「様々な働き方がある」ことを多くの皆さんに伝える仕事をしています。

2.人と違うことを恐れない。


ー高野:河野さんの生き方は、良い意味で世間一般の常識とはだいぶ違いますよね。

ー河野:そうなんです。変わってますよね(笑)実は今まで就活は一度もしたことがありません。なにせ大学の卒業式に出ないで海外に旅に出たくらいなので(笑)バックパッカーで2ヶ月くらいかけて、アジアを中心に、エジプトやトルコ、シリアといった今では危険と言われている地域にも足を運びました。

その間に、自分がやりたいことを模索しました。

ー高野:若いころに海外に行かれた方のお話を聞くと、その経験が今の人生の基礎になっているという方は多いですよね。河野さんは、海外に行ってどんなことを感じられましたか?

河野:大きく感じたのは、「自分の肩書が通用しないこと」です。

当然なのですが、どこの大学出身だとか、どこの会社に勤めているなんて全く関係なく「いち日本人」としてしか見てもらえないんですよね。「自分のオリジナリティ」がとても大切なのだと痛感しました。また山本も「海外では、最初に名刺交換はしない。話して気があった人とだけ名刺交換するのが普通。」と言っていますが、肩書は通用しない代わりに、自分のキャラクターや相性があえば、仲間にいれてもらえる世界です。

ー高野:なるほど…日本と真逆なんですね。それはそうと、河野さんは大変行動力がおありですよね。海外に行ったり、やりたいことを片っ端からやられたり…すごいです。

ー河野:若いうちに海外に行った経験があったから、今「IT」という自分が全く知らなかった世界にも飛び込めたのかもしれません。 何でも人から聞いているだけでは分からない。結局自分がやってみないと分からないですよね。

自分でやってみて、自分のフィルターを通して、フィットするかしないかを決めたいという思いは常に持っています。

ー高野:確かに、常識がどうかより、自分がやって体験して肌で感じてみないと分からないことばかりですもんね。河野さんは色々なお仕事を経験されていますが、その中で一貫して大切にされていたことはおありですか?

ー河野:「好きなことを仕事にする」というのが私のモットーなんです。働いている時間は一日のうちで大半だから、嫌いなことをイヤイヤするなんてもったいないし、好きなことでなければ疲れてしまう。「人と違う」「変わっている」と言われますが、だからといって自分が無理に周りにあわせるのは辛いですよね。

周りがどうこうではなく、自分が好きなことを大切にしたいと常々思っています。 もとから「一生働く」という感覚がなかったので、ある意味出来たことなのかもしれないですね。

次のページ>>> 河野さんがチャットワークに入社したきっかけにびっくり…!

3.ChatWorkに入社したきっかけは?

ー高野:「好きなことをする」という軸をもとに、常に柔軟に進んでおられるんですね。では、現在の職場であるChatWorkに入社されたきっかけは何だったのですか?

ー河野:前職は人にも恵まれとても楽しかったのですが、色々と考えた結果、退職しました。そして「2020年には東京オリンピックもあるし、これからは英語だ!」と思いカフェで英語の勉強をしていまし た。

その時に、友人から「紹介したい人がいるから、今から来れない?」と電話がかかってきて…。その時点で夜の10時半だったのですが、「今いる場所と近いから行ってみよう!」と思い、急いでかけつけました。そして後から山本が来たのです。

前職でチャットワークを使っていたので、「おぉ!あのChatWorkの社長だ!」とびっくりして。その時友人が「智英ちゃんが今仕事を探しているのですが、どうですか?」と薦めてくれて、色々話しているうちに意気投合しました。
すると「僕は明日にはまた新幹線で移動するので、明日の午前中に面接してしまいましょう!」ということで、次の日の午前中に役員全員と面接しました。

ー高野:おぉ…急展開!!山本社長と河野さんが意気投合されるのってすごく分かる気 がします。同じ波長というか同じ人種という感じがしますよね。

ー河野:本当ですか?(笑)嬉しいです、ありがとうございます!実は山本と私は同い年なんです。お互い育ってきた年代が一緒で、かつとても尊敬しているので、素敵なご縁を頂き感謝しています。

面接で「うちはスペシャリストしか採用しません。河野さんの強みは何ですか?」と聞かれ、とっさに「コミュニケーション能力です!」と答えました(笑)

ITと言っても、結局はコミュニケーションですし、チャットワークもコミュニケーションツールです。自分が間に入ることで、うまくチャットワークを浸透させていけるのではと思いました。

ー高野:確かに、河野さんのコミュニケーション能力はめちゃくちゃ高いと肌で感じます!では実際にChatWorkに入社されていかがでしたか?

ー河野:もともとITは得意ではなかったので「無知って怖い」と思いましたね(笑)入社してみると新しく覚えないといけないことが多くて大変でした。ただ、ITによって効率化して自分の時間を創るとか、自分で仕事の優先順位を決めて進めていけるという働き方は、とても素敵だなと思いました。

4.どうすれば好きを仕事にできるのか?

ー高野:「好きなことを仕事にする」というのは、世の多くの働く女性が望むことだと思いますが、その為に大切なことは何でしょうか?

ー河野:自分らしさを大切にするために、できるだけ居心地が悪い場所には行かないこと、もし居心地が悪い環境があったとしても、自分でどうやって居心地が良い場所にできるか考えて、動くことです。

「嫌だなー」と環境のせいにして諦めるのではなく、自分がプロジェクトをおこして、自分が主導になれば、少しずつ楽しくなるかもしれないですよね。自分起点で考えることが大切だと思っています。

ー高野:本当にそうですね。全ては捉え方次第なので、環境も自分次第で少しずつ変えていけると思いますし、そういう気持ちがあれば、どこに行っても楽しく仕事ができると思います。そういう考え方は、やはり海外に行かれた時に培われたのですか?

ー河野:そうですね。一番大きいのは海外ですね。

海外に行って「自分の弱いところも、だめなところも、全て自分らしさとして受け入れ自認すること」の大切さを学びました。

その上で、どうすれば楽しくできるかを考えるようにしています。今は10年前と違って、ネット環境が整ってきて、「ノマドワーク」や「テレワーク」が認められるようになってきたので、様々な働き方を実現できるチャンスですよね。「副業OK」な会社も増えてきていますし、自分にエッジが立っていれば、自分の才能をシェアして色々なことを実現していけると思います。

ー高野:確かに、自分の人生を自分で作っていきやすくなりましたよね。では、河野さんがこれからチャレンジしたいことについて教えて下さい。

ー河野:私は年に1回は、新しいことにチャレンジするようにしています。以前は富士山へ登頂したりスカイダイビングをしたり、海外の音楽フェスへも行きました。今年は個人的には「2拠点ワーク」をしたいですね。昔から自然が好きなので、”緑の中で働く、緑と共に働く”を実現させたい。ChatWorkにはテレワークできる環境が整っているのでトライしてみたいです。

ー高野:素敵です!終始河野さんは、自分がどうしたいかを大切にされていますが、自分で考えて動かれるからこそ、自分らしく働くことができているんですね。

ー河野:ありがとうございます。私は働き方エバンジェリストとして、世の中の働く皆さんに、自分にあった仕事を選んでもらいたいと思っています。会社に自分を合わせることも大切ですが、「自分で考えて選ぶ」ということが大変重要な時代になっていると思うんです。

これからは、人工知能が進化して、大抵のことは機械がしてくれるようになる。そんな世の中を生き抜くためには、「人間らしいことができること」つまりは、自分で考える力(創造力)を持つことが大事だと思います。

ー高野:山本社長も常々「ルーチン作業はパソコンがしてくれるから、人間はいかに創造的なことに頭を使うかが大事だ」とおっしゃっていますが、そんな考えのもとで働かれているChatWorkの皆さんは、きっとどんな環境でも生きていけるサバイバル力があるんだろうなと思います(笑)

ー河野:本当にそうなんです!周りが凄すぎて「自分は…」と思うことも多々あります(笑)でも、外に出てみると、「あれ、自分が今いる環境が特殊なのかも?」とも思ったりもします(笑)

ー高野:いや何をおっしゃる!河野さんすごいですよ!では最後に、働く女性に向けてメッセージを頂けますか?

ー河野:自分に素直に生きましょう!病は気からとよく言いますが、自分の気力や想いが全てだと思います。自分に素直に生きることで、仕事も楽しくなり、人生が楽しくなっていく。周りがどうこうより、自分がどうしたいかを大切にする女性が増えていくと良いなと思います。とはいえ、私もまだまだですので、一緒に頑張りましょう! ­­­­

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河野さんはいつも笑顔で、明るくて、「あれ、前から知り合いだったっけ?」と思うくらい何でも話せる柔らかい雰囲気をお持ちです。それでいて、芯があって、自分の軸を大切にされている。だからとても魅力的なんですね。好きなことを大切にされるだけではなく、どんな場所に行っても、自ら楽しめる環境を作っていかれる行動力としなやかさは、私たち働く女性も大いに見習っていきたい部分だと思いました。河野さん、ありがとうございました!

■ChatWork株式会社について

設立:2004年11月11日(創業 : 2000年7月15日)

事業内容:チャットワーク事業(チャットワーク)、ソフトウェア販売事業(ESETセキュリティソ フト)

大阪本社:〒564­0032 大阪府吹田市内本町 2­21­8

代表者:山本 敏行(やまもと としゆき)

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