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伸びる人と伸び悩びない人はどこが違う?~前編~

働く女性の皆さんこんにちは。小川由佳です。

皆さんは伸びる人と伸び悩む人の差はどこにあると思いますか?2回にわたって書いてみたいと思います。

1 ある女性起業家曰く

 

「起業で成功する人はどんな人ですか?」という問いに対し、ある女性起業家の方が、
・素直な人
・行動が早い人
と答えていたのを記事で読んだことがあります。

確かに!

「起業で成功する」というだけでなく、何らかの分野で成功する人、伸びる人というのは、これらの2つの特徴を兼ね備えていますね。
私自身、振り返ってみると、過去に部下だった人達の中でもよく伸びる人というのは、これら2つの傾向があったように感じます。

例えば、素直な人というのは、新しくインプットしたことを取りあえず試してみる人。
「○○っていう本、参考になると思うから読んでみたら?」とアドバイスされたら、読んでみる。
また、行動が早い人というのは、行動に移すのがとにかく早い人。
本を紹介されたら、その日のうちにネット購入し、届いたらすぐ読んでしまう。など。

とはいえ、いざ、自分が「素直な人」「行動が早い人」になろうとすると、意外にハードルが高い・・・なんてことはありませんか。
今回はまず「素直な人」について書いてみたいと思います。

2 過去の私は…

私の場合、過去を振り返ってみると、自分の中の変な思い込みやプライドが、「素直な人」になることを邪魔していたように思います。

例えば、10年ほど前コンサルティング会社に勤務していたとき、上司から、
「小川さん、アドバイスしたことは、まずはそのままやってみてよ。アレンジするのはそれからでいいよ」
「他の人のやっていることでいいなと思ったことは、積極的に取り入れてみてよ」と言われたことが多々ありました。

当時の私は、アドバイスしてもらったことや他の人のいいところをそのまま素直に真似するのは、すごく恥ずかしいこと、かっこ悪いこと、敷居の高いことであるような気がしていました。

おそらく、固定観念として、「人の真似をすべきではない」っていうのが、私の中のどこかにあったのでしょう。
なので、「あ、いいな~」って思っても、なんとなく抵抗感があって、素直に真似することができない(涙)

でも、今、思い返すと、効率よく学び、早く成長するためには、素直になり、いいと思うことは積極的に取り入れる、人を真似ることも大事だったなあと思います。

次のページ>>>そんな私が変わったきっかけとは…

3 当時の上司からの言葉

当時、上司に教えてもらった言葉に、「守破離(しゅはり)」があります。
物事を習得する段階を説明した言葉で、武道や芸能などの世界で使われている言葉です。

•「守(しゅ)」とは、師匠の教えを忠実に守って技や型を身につける、学びの段階をいいます。
•「破(は)」とは、身につけた技や型に対し、自分なりの工夫をして、自己の個性を創る段階をいいます。
•「離(り)」とは、「守破」を前進させ、新しい独自の道を確立させる段階をいいます。

要約すると、まず先人のマネをして、次に自分のオリジナルを混ぜてみて、最後に新しいものをつくっていくということです。

4 先人の知恵を知った私

先人が長い年月をかけて試行錯誤して作り上げた型があるとき、それを学び取り入れることは、効率的に学び、より成長していくために、恥ずかしいことどころか、むしろ必要ということですね。

「むしろ必要なものだ」という考え方を知ったことで、私自身は「素直に取り入れること」へのハードルを少し下げることができました。

新しいことを始めるときは、守破離、意識していきたいなと思います。

さて、伸びる人のもう1つの特徴、「行動が早い」という特徴については、次回、書きたいと思います。

 

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