働く女性の皆さん、ママさんこんにちは。家で働いて4年目になるフリーランスWebデザイナーの佐多愛美です。
妊娠・出産・育児…保育園待機児童に小学一年生の壁
私の在宅ワークは子供の成長に合わせて働き方を変えてきました。
そんな『在宅ワークの働き方』についてまとめてみました。
1 フリーランスになったきっかけ。それは息子の保育園待機児童でした。
私には保育園に通う3歳の娘と小学二年生の8歳の息子がいます。
息子が2歳になった頃から保育園に入園。正社員でWeb制作会社に勤務していました。
朝7時に保育園に送って18時に仕事を終えて18時半までにお迎えに行かねばならない。家に着いたら19時。夕飯の支度してお風呂。疲れて寝たらもう朝!!
そんなあっという間の毎日、息子も知らずにオムツが外れていろんなことが気付かぬうちにできるようになっていて、育児をしていたというより、自分のやるべきことでいっぱいいっぱいだったあの頃。
1日はあっという間でした。
そんな毎日を1年続けたある日、急遽、家の事情で遠く離れたところに引っ越しが決まり、当時3歳の息子も保育園を移らねばいけなくなりました。
そこで待っていたのが保育園待機児童問題。
まさか自分がこの問題に直面するとは思ってもみなかった。
何度も何度も市役所に通いました。
そして半年待ちました。
でも現状は変わりませんでした。
私が働かないと厳しい状況にも関わらず、働きに出るという選択肢は無い。
頼れる人も近くにいない。
「どうしよう…でも、何か行動をおこさないと!」
働く選択肢は家しかない。こうして、在宅ワークを決意しました。
初めは家で息子の育児しながらフリーランスとしてお仕事をはじめました。
しかし、遊び盛りのやんちゃな息子。四六時中、子供がいる前でお仕事をするには限界があり…
保育園は諦め、近くの幼稚園に入園することに。
ここではじめて知った保育園と幼稚園の違い。
幼稚園は保育園と違って降園が早い。そして休みも多い!!(夏休み・冬休み・春休みしっかりある)
園の都合で平日にいきなり午前保育だったり…
親が参加する年間行事も多い!!
園に合わせてお仕事スケジュールを調整せねばいけない毎日でした。
でも、この頃から『子供の成長や幼稚園に合わせて働き方を変える』という考え方になってきました。
会社勤めだった時は仕事に合わせて子供の預かり時間を考えていたのに…今は逆。自分の中でちょっとした働き方革命がおこった瞬間でした。
2 妊娠と在宅ワーク
幼稚園に通いはじめた息子。フリーランスとして独立したわたし。
ふたつのことが新しくはじまり、手探りの毎日。
そんな中、二人目を妊娠しました。
二人目はずっと欲しかったけど、お仕事が安定するまでは踏み切る勇気がなく…やっと授かった二人目。
でもそこからまた、『働くvs家庭』の格闘がはじまりましたm(__)m
妊娠中は様々なマイナートラブルがあります。
幸い職場は家。自分以外誰もいない。
自分の体調に合わせてお仕事の仕方やスケジュールを調整できました。
・つわりの時期は長期休暇!!
・しんどいと思ったらすぐベッドに!!
・外出(打ち合わせ)は月1回のみ。それ以外ずっと座ってお仕事!!
安定期に入った頃から、お仕事も順調に回るようになり『やりたいお仕事』をどんどん受けて実績として残していきました。
妊婦だって、引きこもってたって、自分らしく働くことができる。在宅ワークの可能性を身を以て感じた毎日でした。
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3 出産&産後と在宅ワーク
結局、臨月までちょこちょこお仕事をしていた私。
産後は1ヶ月で復帰しました。
でもこの働き方は今になって反省点が多いです。
当時はやらなければいけない現実に向き合う為、目の前のことだけに必死で、とにかく仕事をこなすことが目標だったわけですが…
命がけの出産をした体。しっかり休息しなければいけません;;
この頃の私の働き方
『子供が寝ている間がお仕事の時間』
でした。
聞いただけで恐ろしいですよねw
じゃ、いつ寝てんの?ってよく聞かれるんですが、子供が寝てる間、いつも仕事してるわけではありません。
赤ちゃんと一緒に昼寝したり、自分の体調とも向き合いながら調子の良い時間帯にお仕事をしていました。
私の在宅ワークに電話というアイテムは存在しない為(全てチャットで完結)急な連絡もない。
働き方は常に『前倒し法』を取り入れ、3日先のお仕事を終わらせること。
無理をして仕事をしなくても良い。そして納期も必ず守れます。
子供との生活の中で、どんどん働き方のスキルアップをしていきました。
(『妊娠・出産・育児ときどきフリーランス』)
4 小学一年生の壁と在宅ワーク。そして、今までの働き方がもたらしたこと
娘も成長し、保育園に入園。
と、同時に息子は小学一年生に!
ここで、最大の壁にぶち当たりました。
そう…『小学一年生の壁』です。(ヽ´ω`)
どの働き方もハードルは高かったけど、過去振り返ると一番大変だったのが実はコレです。
幼稚園に通ってた頃、幼稚園には『お預かり』というシステムがありました。
小学校にはそれがない!!(学童はありますが地域によって無いところがあります)
「小学校入ったら玄関にカバン放り投げて外に遊びにいくから楽だよ!」
なんて…先輩ママから聞いていたけど、それはもっと先の話でした。
毎日14時半には帰宅。
夏休みも1ヶ月あります。
何も考えずスケジュールを組んでいた私。
打ち合わせに出ても14時半には帰宅せねばならぬ日々!
毎日がバッタバタで、あの頃の記憶があまり無いほどw
小学校にあがる前に、お仕事を変えたり働き方を変えるお母さんが多い理由がここにあるんですよね。
(『フリーランス vs 小学校一年生の夏休み』)
息子ひとりの成長だけでも、その都度働き方を見直してきました。
在宅ワークは自分の意思で働き方を変えることができる。
多くのハードルを乗り越えて、いろんな働き方を知ったからこそ育児を通して、こんなに柔軟に働ける在宅ワークって、女性にとって大きな味方だなと感じています。
ただ、メリットはそれだけではありませんでした。気づいた時にはもっと大きなものを手に入れていました。
それは『子供達との時間』です。
しっかり収入を得ながら、自分らしくお仕事を楽しんで、子供達との時間も欲しい!!!
なんて、贅沢なことだと思っていたけど、在宅ワークが叶えてくれました。
いろんな困難を乗り越えてきたからこそ、得れたものかもしれません。
まだまだ在宅ワークの情報が少ない日本ですが、こういった働き方をより多くの方に伝えていけたらと思います!!
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■佐多さんのプロフィール■
佐多愛美(さたあいみ)
大阪を中心にWeb制作・ロゴデザインで活動しているフリーランスデザイナー。在宅ワーク講師としてセミナーやIT勉強会なども開催中。
Webサイト:http://www.aimin10.com/