働く女性の皆さん、ママさんこんにちは。小川由佳です。
「他人は自分の思い通りにならない」とはいいながらも、夫や子供、部下など、特に自分と近しい人、自分にとって身近な人が自分の思い通りに動いてくれないのは、
ヤキモキするものです。
1 前のことです…
だいぶ昔のことですが…
うちの夫が数年ほど健康診断(人間ドック)を受けてくれない・・・
という事件(気がかり)がありました。
妻である私にとっては夫であり、うちの娘にとっては父親である、
彼の健康状態が数年もわからない・・・というのは心配でしかたがない。
世の中では、
「知らないうちに重い病気になっていた」
「症状も進行していた」
・・・という話を耳にします。
夫も、もういい歳だし、
知らない間に何かよからぬ病気になっていたら、どうしよう。
2 不安をぶつけてみるが…
不安に駆られて、
「ねえ、お願いだから、人間ドック受けてよ」というのですが、
ちょうどその頃、夫には、1年超に渡って仕事上の気がかりがあり、
「それが無事終わるまでは、難しい」と、にべもなく拒絶してきます。
人間ドックったって、半日つぶれるくらいで、そんなに時間を取るわけでもなし。
どう考えても、人間ドックが絶対に受けられない状況であるとは私には思えない。
そこで
「もし万一、健康上何かあったら、私もショックだし、娘も悲しむよ」
と言うのですが、夫は頑なに
「今は、そんなことをしている場合ではない」
「とにかく(気がかりが)終わってから」
というのです。
そんな彼に対して、一時期は不安やいらだちが膨らみ、
日々、憂鬱な気持ちで過ごしていました。
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3 「問題」を切り分けるということ
そんなある日のこと。
ある考えが突然、私の中に降りてきたのです。
「降りてきた」というのは大げさな表現に感じるかもしれませんが、
当時の私にとっては、まさに「降りてきた」という表現がふさわしい感じでした。
彼の健康について私にできることといえば、毎日、体によい食事を作ること。
私にできる最大限のことをやって、それでもし彼の健康に何かあったのだとしたら、
それはそれで運命なのだろう。しかたがない」
なんといえばいいのでしょう。
「人間ドックを受けるかどうかは最終的に彼が決めることであり、
私がコントロールできることではない。
でも、彼にどのような食事を提供するかは私が決められること」
というように、「彼の問題」と「自分の問題」を切り分けられたこと。
そして、自分の問題(自分ができること)についてベストを尽くそうと決めたことで、
すごくすっきりしたのです。
「私にできることをすればいいんだ」
簡単に言うと、そんな気づきが私の気持ちをとても楽にしてくれました。
自分がフォーカスすべきことがわかったときに感じた、
あの清々しい気持ちを、私は今も忘れることができません。
4 心穏やかに、より良い関係を築くために
私たちは、自分にとって近しい相手の問題について、
あたかも自分事(自分の問題)のように取り扱い、
相手に介入しすぎたり、相手の動向にヤキモキしたりしてしまいます。
(例えば、親にとって、子供の問題は、この傾向が顕著なのではないでしょうか。)
「相手の問題」と「自分の問題」を自分の中で切り分けられると、
ネガティブな感情に振り回されることなく、心穏やかに過ごすことができる。
また、それが、より相手とよい関係を築くことにつながると思っています。
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