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より良い働き方や生き方をするために大切なことは?

働く女性の皆さん、ママさんこんにちは。人活R心財育成トレーナーのあ~ちです。
人間関係においてコミュニケーションが大切であることはわかっていても、思ったようにならなかったり、感情が抑えられなかったり、実はそこには『心のしくみ』があるのです。

1 どのように意味付けているのか?

コップに水が半分入っている状態を
「半分しかない」と意味付けるのか。
「半分もある」と意味付けるのか。
一度は聞いたことがあるお話かもしれません。

私たちは目に映る出来事に対して、聞こえた話や事柄に対して、感じたことに対して一瞬にして意味付けをしています
そしてその意味付けに感情が加わり、体に反応が起こり、言動となって現れているのです。
意味付けは一瞬にして行われています。
その一瞬の間に五感を通して、価値観を通して、過去の記憶を通して、持って生まれた性格を判断しています。

2 そもそも出来事に意味はない

目に映る出来事や聞こえた話や事柄や感じたこと自体には、まだ意味はありません

例えば下記のような行動があるとします。

・上司から5時までに書類を作成するよう仕事の指示を受けた→行動した→5時までにできなかった。
・子どもにおもちゃを片付けなさいと言った→子どもは遊び続け片付けなかった。
・一日の中で自分の時間を取りたいと思った→気が付けば一日が終わっていた。

これらにはそれぞれ自分が望んだ結果があり、その通りの結果でないという出来事が起こりました。
それは、望んだ結果が出なかった。ただそれだけのことです。

そしてこれらの結果が出たとき、その結果という出来事に対してどのような意味付けをするかで、
そのあとの行動が変わってきます。

あなたならどのような意味付けをしますか?

・どうして上司の指示通りの時間までに作成できなかったのだろう→自分はダメだなぁ
・日に日に子どもが言うことを聞かなくなってきている→自分の教育の仕方が悪いのかなぁ
・日に日に子どもが言うことを聞かなくなってきている→主人がもっと厳しく叱ってくれないから!
・自分の時間も取れないなんて→あ~何か虚しいなぁ
など、自分や相手を責めるような意味付けをする方もいるかもしれません。

その時に伝えたおきたいことは意味付け自体に良いも悪いもないということです。
なぜならその瞬間そのように意味付けをしたかった「肯定的意図」があったのですから。

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3 無理にポジティブに考えることは危険

こうして意味付けの話をしていると、
「じゃあポジティブな意味付けに変えればいいんだ!」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは危険です。

ポジティブシンキングという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、
これはポジティブに考える方が楽だと経験した人が伝えている方法です。

ポジティブは良くて、ネガティブは悪いと考えている方もいますが、そうではありません。

自分を責めたり、人を責めたりすることで自己嫌悪に陥ったりしている場合、
自分をネガティブだと思い、責める方もいますが、
ポジティブが良くて、ネガティブが悪いと誰が意味付けたのでしょうか?

ネガティブな考え方自体に良いも悪いもありません。
ネガティブにはネガティブであることの肯定的意図があるのです。
ネガティブに考えたほうが自分を守ることができる本当の意図があるのです。

大切な自分の本当の意図を聞かずして、無理やりポジティブすることは 葛藤が起き始め、自分を大切にできないことに繋がります。

4 意味付けに気づくことから

まずは自分の意味付けに気づくこと。
そしてその意味付けの意図を自分に聞いていくことが大切です。

「〇〇と意味付けたことで得られるものは何ですか?」
と自分に問いかけてみるといいでしょう。

そうすると自分が本当は何を望んでいたのか?
何のためにそのような意味付けをしたのか?
がわかります。

そして本当の意図が明確になった時に、 その意図が本当に意味付けしたかったことだとわかることで “意味付けが変わり、感情が変わり、行動が変わり、人生が変わっていくのです。”

人生の質は意味付けで変わってきます。
どうぞ大切な自分の意図を聞いてあげてください。

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