Woo!(ウー)

発音インストラクターが教える、英語が聞きにくい、通じにくいのはなぜ?vol.2

働く女性のみなさん、こんにちは!日野ゆう子です。

インターネット、マネージャー、クレジットカード、コーヒー身の回りには英語にすぐに使えそうな外来語がいっぱい。
ラッキーと思って海外旅行でつかってみても現地でなぜか通じない・・そんな経験をしたことはありませんか?
今回は前回に引き続き英語が聞きにくい、通じにくいのはなぜか、その原因についてお伝えしていきたいと思います。

1 日本は子と母がほぼいつもセット

・・とは言ってもこれは人間の話ではありません(笑)
言葉の話です。

日本語はほとんどの場合、子音と母音がセットで登場します。
母と子の結びつきがとても強いのです。

例えば「カラス」をローマ字で書いた場合「KA RA SU」、
「猫」なら「NE KO」となります。

子音・母音のペアができているのが分かりますね。

そんな日本語の特徴につられて、ついつい英語にもその癖を持ち込んでしまい、
「dog」を「ドッグ(gu)」、「book」を「ブック(ku)」、
「bag」を「バッグ(gu)」、「帽子」を「ハット(to)」
と読んでしまう方が多いのです。

2 英語は独立系!子だけでも一人で頻繁に登場する

日本語は子音と母音がセットで登場するのに対して、
英語は子音だけで登場する場面がたくさんあります。
母は母、子は子、としっかり独立しているのです。

例えば…
「CAT」TはTの音だけ、日本語の「ト(to)」ではありません。
この場合、意識的にOの部分をカットする必要があります。

「BUS」SはSの音だけ、日本語の「ス(su)」ではありません。
この場合はUの音が余計です。Sは本来息で出す音です。

「BED」DはDの音だけ、日本語の「ド(do)」ではありません。
この場合もOの音が余計です。dの音は舌で上の歯の付け根を一瞬押さえ、下に向かって外して出します。

■次のページへ>>>伝わりやすい発音のために…

3 まずはイメージを持つ

今までずっと母音+子音の世界にいたのに、
急に母音をはずすなんて調子が狂う、そもそもどうすれば??

と不安に思われる方もいらっしゃると思います。
出したことのない音をだすのはちょっと勇気がいりますよね。

この場合はやはりお手本を見てイメージを自分のなかで持っておくのが安心です。

youtubeで「英語 子音 English consonants(子音という意味です)」と検索してみると、
実際に色々と発音をしている動画が見つかります。

★動画をチェック。イメージをつかんで、実際に子音だけで音を出す練習をしてみましょう。
★一通りイメージをつかんだら実際に音声付の教材などで単語をチェックしてみましょう。

4 子音をしっかり目立たせるには

これは英語全般に言えることですが、英語は日本語よりもずっと息を使います。

日本語は比較的口の浅いところで発音をすると言われていますが、
英語はたっぷり息を使って喉の奥のほうから音を出します。
子音を出すときも息をしっかり使います。
息を出すと子音の音が際立つので相手にとってもより聞きやすい音になります。
息をしっかり使いながら発音する練習をしてみてください。

英語の発音は実践がなにより大切です。

ただただ水泳の本を読んでいても実際に泳げるようにはなかなかなりません。
実践の練習は欠かせません。
ピアノもお習字も、どれくらい弾いたか、何枚書いたかで上達の度合いも異なってきます。

発音も同じです。
まずは実際に声をだして練習してみる。それが上達への大切なステップです。

「コミュニケーションをもっと楽に!」
京都四条烏丸・英語発音CEPIO京都教室でレッスンを行っています。
eigo-hatsuon.com