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ベンチャー企業で働く女性に編集長が突撃取材!〜中川亜紀子さん〜

Woo!ネタリストの中川亜紀子さんさん。見た目は柔らかくて、女性らしくて、ふんわり癒し系。でも実は体育会系で「どこにそんなパワーがあるんだ!」と周囲が驚く程の行動力と巻込み力を持っている。そのギャップが大きな魅力となり、男女問わず多くのファンを持つ中川さんにお話を伺いました。

1.予期していなかった部活のマネージャー経験が、今の自分の原点になった。

ー中川:学生時代は、約10年間バレーボールをやっていました。実は私、バリバリの体育会系なんです(笑)高校2年生になる頃、県内では有名な監督の先生が就任したと言うのに、私自身は腰の故障で選手生命が絶たれ絶望的でした。
しかし!その監督の一言で景色は180度変わる出来事がありました。

「強いチームには、優秀なマネージャーが居るものだ。マネージャーとしてチームを支えてほしい」

「ただのマネージャーではダメだ。選手の気持ちがわからないといけない。だから選手を経験している人であること、そして監督の意向と選手の気持ちを汲みとった橋渡し的な存在になってほし」いということでした。

選手としてではなく、マネージャーとしてチームに貢献できるという道を与えていただき、その後の2年間は、試行錯誤しながら初代マネージャーとしてチームと私自身の成長機会をたくさんいただきました。
これが現在「みんなの秘書室」である私の原点かもしれません。

高校を卒業後は、マネージャー経験を経て、なんとなく「人と接する職業に就きたい」と思い、より喜んでもらえるスキルを学びたくて、ホテルの専門学校に進むことを選択しました。

最高のホスピタリティを学び、お客様を喜ばせたいという思いで、とにかく早くその経験値が欲しかった私は、夜間部に入学し、昼間はホテルでアルバイトの日々が続きました。自分を追い込むのが好きな性格なんでしょうねぇ(笑)

2.「ぐんぐん成長できる環境で働きたい!」想いに突き動かされて。

専門学校卒業後は、昼間に働かせて頂いていたホテルにそのまま就職しました。ホテルの社員の方とも仲良くなっていましたし、お世話になっているご恩も感じていました。

アルバイト時代はホテルのラウンジでの接客で、とても面白かったのですが、
たとえリピートして下さっても、何となく“自分のお客さま”感覚を感じることができなかったんです。

「担当制の接客がしたい!」「もっと密に接して喜んでもらいたい!」

と強く思い、ブライダルの部署を希望し異動することになりました。

お客様のご来館から挙式後まで個別で対応できるブライダルでのお仕事は、自分が求めていた接客スタイルにも合っていてとても楽しかったです。しかし、だんだん仕事もわかってきて5年、6年と経過すると、以前ほど成長があまり感じられなくなってしまって…それを機に、退職しました。

転職先は、バリバリの営業会社。その会社では広告媒体を扱っていて超成果主義でしたが、私が入社した年から「教育にも力を入れよう」という方針で、マニュアルや教育体制が整えられていて、体系的にイロハを教えてもらい本当に勉強させていただきました。

また、運良く営業出たての頃にいきなり数件ご契約いただけてしまい…原稿なんて書いたこと無いけどやるしかない状態で、朝晩はロープレ、昼間は営業で訪問しての日々が続きました。その日々でめちゃくちゃ鍛えられましたね。
ただ、仕事のハードさ・父が亡くなったこと・体調不良が重なってしまい、1年後うつになってしまいました。今思えばもっとやりようはあったと思うのですが…若かさゆえですかね、ギアをゆるめることをしなかった結果です。

退職後しばらくは仕事はせずに、実家でゆっくりすることにしました。でも「いつまでもゆっくりしてられない」と思いたち、近所のゴルフ場やアパレル店でアルバイトをし、その後一念発起し、リラクゼーションサロンを開業しました。

ー高野:え!独立ですか…!? (゜o゜)

そうなんです!できるかなと思ったもので…(笑)ただ半年ほどで、「集客、販管費、運営」の大変さに気づきました。これはこのまま続けるよりも、もっと自分が勉強して年を重ねた後からやってみてもいいんじゃないかと思い、結局やめることに決めました。それが30歳の時ですね。

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3.なんでも好きなことやっていいよ!と言われて…


(@みんなの秘書室。左からGMOインターネット株式会社 取締役 児玉公宏さん、ChatWork Academy 株式会社 加藤社長、中川さん)

ー中川:それからは、アルバイトを掛け持ちしたりITのベンチャー企業で働かせていただいたり、まずは生きていく事に必死でしたが、転機が訪れました。それは、現在の会社に出会ったことです。当時は創業して3年目で、面接のときに社長と直接話をした時の言葉がきっかけで、「ここで働きたい」と思いました。

「ITって、ただのツールでしかないんですよ。人が使うものだから、冷たく使えば冷たくなるし、人が温かく使ったたら温かくなるものなんですよ。」

この考え方に激しく共感しました。ITが得意ではなかった私は、「ITは冷たいものだ」と思っていましたが、社長の言葉に私が今までやってきた接客やリアルで人と関わることと実は一緒なんだと気づいたんです。その時に、「じゃあ自分が介在することで何ができるのか」ととても楽しみになり、ここで働きたいと強く思ったわけです。

とはいえ、最初は戸惑いましたね。「何をしたらいいですか?」と社長に聞くと、「なんでも好きなことやっていいよ」という返答。「なんでも好きなことやっていいって何ー!?」と驚きましたが、これが社長の不思議玉に最初に出会った瞬間です(笑)

今まで働いてきた会社は、部署に配属されて、やることもある程度決められていて、その中で「これをやってね」と指示される流れだったので、真逆でした。

当社には自社オリジナルの教育コンテンツがあるのですが、入社するとまずこの教育コンテンツを全て閲覧します。 すると、「会社はどんな想いでどこに向かっているのか」「誰が何の仕事をしているのか」の大枠が分かるようになるので、そこから今までの自分のやってきたことを棚卸しして、この会社で自分だったら何ができるかを考えました。

・接客業に携わることが長かった私だからこそ、スタッフとお客様とのやり取りにこうフォローしたらもっと喜ばれるかな
・チャットでのやり取りも1文字違うだけで伝わり方が違うので、どうすればベストの言い回しか考え尽くして文章を打ってようかな
・社長がコンサルティングしているときに、横で議事録をとってそれを後でチャットで発信してみようかな
・社長と営業に行ったときに、「社長がこういう会話をして、お客様がこう返答したから、こんな資料がいるはずだ」と先回りしてさっと出してみようかな

という中で、ちょっとした配慮やスタッフ間の連携を見ていただくことで、コンサルティング実施先のお客様に少しでも信頼して頂くということがとても重要だと気づきました。 

今あるもの×私が介在すること=新たな価値が提供できる

ということを、ここに来て知ることができたので、更に追求していきたい。会社の自由な社風があるからこそ、この仕事のスタイルが確立できているので、この環境には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

4.アッキーさんの進化は止まらない…!!

(@みんなの秘書室。左から、フジコン株式会社 代表取締役社長 大島右京さん、ChatWork Academy 株式会社 加藤社長、中川さん)

ー中川:現在、私は「みんなの秘書室」として社内外問わずみなさんの秘書でありたいと考えています。
スタッフやお客様のサポート業務、対応、お客様とお客様をお繋ぎさせていただいたりとそれは多岐に渡ります。
たくさんの方々とお会いする機会がとても多くなり、みなさんにお喜びいただけることが会社としても個人としても本当に有り難い日々です。
今後は、自分がやっていることを体系的にナレッジ化したいと考えています。

「社内でできたことを、どうすれば社外の方にも展開していけるか」

例えば「社長がどうすれば、もっと本来の仕事に集中できるのか」
「お客様対応ではどのようなフローでツールを活用すると喜んでいただけるか」などですね。

私はプレイヤーよりコーディネーターが向いてるんだと思います。
「これとこれを掛けあわせて、チームとチームが掛け合わさったらもっと喜んでもらえる!」という感じです。
ですから社内だけではなく、社外の方にもナレッジを共有し、社長さん、社員さんのハッピーに更に貢献できたらいいなと思っています。
まだまだこれからもやることいっぱいでワクワクです!!

女性ってコミュニケーション能力や共感力がすごく高いと思っていて、自分自身もそこを活かせるように、楽しく、みなさんに喜んでいただきながら、仕事をしていきたいですね。

ハンサムWoo!manプロフィール

ChatWork Academy 株式会社
中川 亜紀子(なかがわ あきこ)さん

専門学校卒業後、ホテルにて勤務し、広く接客やブライダルの仕事を経験。その後は営業職や、独立を経て、2013年ChatWork Academy 株式会社に入社。「みんなの秘書室」として社内外問わず活動の幅を広げている。

川さんが働くChatWork Academy 株式会社のサイトこちら