3.スマホがなければ何も出来ない
いやいや、ちょっと待ってください。さすがに3台は必要ないでしょ!と言いたいのをグッとこらえて、私は申し上げました。
スマホを使う以外の解決策も考えてみましょう、と。
まず、どんな事情であれ約束の時間に遅れるならば、何とかして相手に一報入れなければなりません。
さらに、分からないことはググる(インターネットで検索する)以外に誰かに訊くという方法もあるのです。
そこに気がつかないのは「スマホがなければ何も出来ない」という前提(思い込み)があるからに他なりません。
例えば公衆電話を探す、道行く人にお願いして携帯やスマホを借りる、その土地に詳しそうな人に会場の場所を尋ねる、
電話番号が分からなければ104(電話番号案内)を使う、など知恵を働かせ、
知らない人ともコミュニケーションを取って何とか状況を好転させることが必要です。
携帯電話すらなかった時代を生きてきた私たちにとっては簡単なことも、
サイバー世代には思いつきもしないことなのですね。
4.どう付き合っていけば良い?
さて、私たちはそんな彼らとどう付き合っていけばよいのでしょうか。
1つ目は絶対に否定しないこと。
サイバー世代を創り出した責任は私たちの世代にあり、彼らが悪いのではありません。
2つ目は考える習慣をつけさせてあげること。
トラブルが起きたとき、起きそうな時、「どうしたら解決できると思う?」「何が足りなかった?」
「そうなった原因は何?」という具合に質問してください。
答えを押し付けるのではなく、一緒に考えて答えを導き出してあげることで考える習慣がつきます。
3つ目は人と人は心で繋がり、仕事はチームでしていると教えてあげること。
ググるよりエキスパートの先輩に訊くほうが早いし、活字や動画では伝わらないことがたくさんあるし、
人間は非言語のコミュニケーションを重要とする生き物です。
世代が変われば環境が変わり、考え方や習慣は変わるもの。
受け入れる側が肯定的に捉えたうえで、温かく育ててあげたいものです。
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